7 国際: 2016年10月アーカイブ
日本認知心理学会のみなさま
先般よりご連絡しております,韓国認知生物心理学会大会ですが,
〆切を11月末まで延ばしていただきました.
ぜひ,多くの方にご参加いただきたいとのことですので,
2017年1月19-20日@釜山での大会参加を,ぜひご検討ください.
#若手研究者派遣も,一応締め切っておりますが,
#もし「11月10日までに完全なabstractができる」ようであれば,
#一度,ご連絡ください.
g-office[at]cogpy.jp ([at]を@に変更してください。)
みなさまのご参加を心待ちにしております.
原田悦子
※若手研究者派遣募集については
http://cogpsy.jp/event/2016/10/post-55.html
をごらんください。
■ Important information
- Date: 2017. 1. 19 (Thu) - 2017. 1. 20 (Fri)
- Place: Pusan National University, Geumjeong-gu, Busan, Korea.
- Registration fee: 50,000 KRW
■ Schedule
- Registration deadline for oral and poster presentation: November 30
(Wed)
■ Abstract submission
The international committee of Japanese Society for Cognitive Psychology(JSCP) receives Japanese scholar's abstract to the meeting.
Please send your abstract to the international committee of JSCP by 30th of November, 2016.
Ask the format of abstract submission form (MS word file) at the
international committee of JSCP or cogbiopsych[at]gmail.com.
The abstract should not exceed 1 page.
2016年9月26日,10月20日改
日本認知心理学会「韓国認知生物心理学会への発表支援」について
日本認知心理学会(担当:国際委員会)
日本認知心理学会は本年度も,韓国認知生物心理学会との相互交流を促進してい くために,若手研究者を対象として,2017年1月19日ー1月20日に開催されます韓 国認知生物心理学会年次大会への発表参加支援(若手研究者派遣事業)を実施いたします.ぜひふるってご応募ください.
(学会での応募締め切りは10月27日(木)です)
0. 助成対象
韓国認知生物心理学会The Korean Society for Cognitive and Biological Psychology (KSCBP) 年次大会 への参加
2017年 1月19日(木)ー1月20日(金)
場所: 釜山大学
大会ホームページ:https://cogpsych.jams.or.kr
(大会全体の発表申し込みおよびアブストラクト提出期限: 10月31日)
○ 発表は英語セッションでの発表になります.
○ 助成対象者は,数名を予定しています.
1.申請資格
申請者は,申請時に次のいずれかであることが必要です.
A. 日本認知心理学会の院生会員
B. 日本認知心理学会の正会員で,2017年3月31日の時点で,36歳以下.
2. 助成内容
審査の結果採択された申請については,旅費・宿泊費・学会参加費の実費を補助
します。ただし総額で10万円を限度といたします.
- 実際の支給は会議開催後になります.請求方法等については個別にご案内いた
します.
- 助成を受けた方全員に,会議終了後2週間後程度をめどに会議参加報告書を提
出していただきます.どのようなシンポジウム,セッションに参加したか,発表
の様子はどうだったか等の情報も含め,A4判で1枚程度の報告書を提出してくだ
さい.また会議参加報告書を受けて,日本認知心理学会HPおよびその他の出版物
に掲載するためのより詳細な報告の執筆をお願いする可能性があります(写真
1~2枚を含む).
3. 申請手続
以下の書類をPDFファイルの形で事務局あてに電子メールで送付してください.
お問い合わせも事務局までお願いします.
e-mail: g-office [at] cogpsy.jp
※メイルタイトルは「KSCBP発表支援申請」としてください
「変更」 〆切:2016年10月27日(木) 午後5時まで (厳守)
1) 申請書
表題に「日本認知心理学会 韓国認知生物心理学会への発表支援 申請」と記
し,以下の項目を記してください.
- 氏名(自著,捺印のこと)
- 申請日付
- 生年月日(生年は西暦で)
- 会員種別(会員番号)
- 発表のタイトル
- 発表の共著者(承諾の有無)
- 論文の種別(oral・poster)
- 他からうけている所属機関内外の援助(金額)(予定のものはその旨を記す
こと)
- Emailアドレス
- 所属(身分)
- 郵便番号
- 住所
- 電話番号
2) 日本認知心理学会員であることの申し立て
(会員番号等.学生会員の場合,学生の身分を証明するもの(学生証のコピー
等)のPDFを添付すること)
3) 連名発表の場合,本助成応募に対する共著者の承諾書(形式は自由ですが,
共著者の署名ないし捺印が必要です).
4) 発表申込を予定している論文(予稿集原稿 英語,A4版1枚)
*韓国認知生物心理学会では特にフォーマットが指定されていません.
そのため,本学会としては,Cognitive Science Societyが用いているフォーマットで「1ページにまとめる」ことを推奨しています.
http://cognitivesciencesociety.org/wp-content/uploads/archival/cognitivesciencesociety.org/conference2016/submissions.html
審査結果は 10月29日(土)までにメールにてお知らせし,修正が必要な場合は修正をしたうえで,アブストラクトをKSCBPに送っていただきます.
5. 備考
- 他から助成を受けている場合でも,本助成へ申請することができます.ただ
し,審査時にその有無を考慮する場合があります.
- 連名発表の場合,助成対象は原則として主たる発表者(登壇発表者等)1名
のみとします.
- 助成プログラムの趣旨に照らして,若手(キャリア,年齢等)の方を優先採
用します.
Author: Masasi Hattori(服部 雅史)
Title: Probabilistic representation in syllogistic reasoning: A theory to integrate mental models and heuristics(三段論法推論における確率的表象:メンタルモデルとヒューリスティックの統合理論)
Journal(書誌情報): Cognition, 157, 296-320
doi: 10.1016/j.cognition.2016.09.009
論文URL: http://dx.doi.org/10.1016/j.cognition.2016.09.009
Abstract: This paper presents a new theory of syllogistic reasoning. The proposed model assumes there are probabilistic representations of given signature situations. Instead of conducting an exhaustive search, the model constructs an individual-based "logical" mental representation that expresses the most probable state of affairs, and derives a necessary conclusion that is not inconsistent with the model using heuristics based on informativeness. The model is a unification of previous influential models. Its descriptive validity has been evaluated against existing empirical data and two new experiments, and by qualitative analyses based on previous empirical findings, all of which supported the theory. The model's behavior is also consistent with findings in other areas, including working memory capacity. The results indicate that people assume the probabilities of all target events mentioned in a syllogism to be almost equal, which suggests links between syllogistic reasoning and other areas of cognition.
著者Contact先の email: hat[at]lt.ritsumei.ac.jp
日本語によるコメント:
三段論法推論の新理論を提案しています。確率的表象という新しい概念を導入し,三段論法推論の主要二理論(メンタルモデル理論と確率ヒューリスティックモデル)を統合した新しいモデルを構築します。このアプローチは,演繹推論と他の推論(帰納推論や確率判断など)を統合的に扱うことを可能にし,対称性推論(等確率性仮説)の一般性を明らかにします。
※この論文は,オープンアクセス化されています。