心理学では構成概念を扱うことが多いにもかかわらず、構成概念について理解しているかというと、そうともいえない状況です。言い換えると、心理学は、構成概念のヘビーユーザーではありますが、「構成概念とは何か」についてはあまり把握していないように思えます。

そのような中、自然言語処理を用いて構成概念(例えば、記憶)の意味変化を検討した研究が2024年9月に発表されました。

構成概念の意味が変化すると聞いてどのような印象を抱いたでしょうか。当然でしょうか。とんでもないでしょうか。変化するのであれば、心理学はどのように研究を積み重ねることができるのでしょうか。

本研究会では、同研究の発表者である西山さんをお呼びして、研究について詳しくおうかがいします。構成概念とは何か、どうすればよりよい使い方ができるのか、みんなで考える時間を作りたいと思います。

■申し込み及びイベント詳細
しんりがく研究会「心理学における構成概念を見つめ直す──うつろう構成概念」#荒川出版会250327

■発表者
・西山慧(にしやま・さとる/京都大学大学院教育学研究科助教)
※司会は仲嶺真(なかみね・しん/荒川出版会)が務めます。

■日時:2025年3月27日(木)19時〜

■会場:オンライン(Zoomを利用)

■参加費:700円(内、500円は発表者に還元されます)
※関連書籍付チケットもあります。

■問い合わせ先:荒川出版会 arakawa.press[at]gmail.com ([at]を@に変更してください。)