■ 日本理論心理学会第71回大会 シンポジウム[「甘え理論」を再考する:その理論と展開]のご案内
● 日時:2025年11月30日(日)13:00〜15:30
● 会場:筑波大学 筑波キャンパス 総合研究棟D116 教室(対面のみ)
●「甘え理論」は,日本独自の「甘え」概念をめぐる精神分析学,心理学の理論であり,日本社会における幼児期からの親子関係,成人期の人間関係を説明するものです。愛着理論との関係も理論的に重要な課題となっています。土居健郎『「甘え」の構造』の出版から50年余が経過し,多くの研究が蓄積されてきました。今回「甘え理論」を再考する良い機会と捉え,シンポを企画し,発達心理学,精神分析学,社会心理学,尺度開発研究の観点から,話題提供を行います。そして,指定討論者として,「甘え理論」についての論考を多数発表されている北山修氏をお迎えし,今後の理論的発展に向けた議論を深めます。
  「甘え」と愛着:発達心理学・感情心理学の視点から:遠藤利彦(東京大学)
  「甘え」:精神分析的視点から:岡野憲一郎(京都大学名誉教授/本郷の森診療所)
  「甘え」の社会心理学的分析:山口勧(東京大学名誉教授)
  「素直な甘え」と「屈折した甘え」:楠見孝(京都大学)
  指定討論:北山修(九州大学名誉教授/白鴎大学)
● 参加費:非会員(一般)事前5000円,当日7000円,(学生)事前当日とも2000円
● 大会HP・参加申込・問合わせ 日本理論心理学会第71回大会
●当日午前には「表情の理解と表出:心理学とその関連領域から考える」,11/29には「心理学理論の教育・福祉実践への展開」のシンポジウムも開催されます。