日本認知心理学会ご関係者各位
(複数の学会MLにご案内をお送りしています。重複ご容赦下さい)
日頃よりお世話になっております。
この度、新学術「顔・身体学」領域は、COVID-19感染拡大防止のため延期しておりました以下の国際シンポジウムを、Zoomによるオンライン開催とすることにいたしました。
ご関心をお持ちの方は是非ご参加いただけますと幸いです。
参加登録をしていただいた方へ、開催前にZoomミーティングに入るためのURLをメールにてお知らせいたします。登録は無料です。
まずは以下より、参加登録をお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeGoUHUstEAl1wSyob7U-UEo1QI0yMw9RUTZUy47tZcrAr-MQ/viewform
シンポジウムタイトル:「ミックスレイスの顔身体表象ー学際的研究を目指して」
日時:8月23日(日) 13時00分から18時30分まで
(Zoom接続開始時間:12時40分)
会場:Zoomによるオンライン開催となります。
趣旨:様々な分野におけるミックスレイスの人たちの活躍が取り上げられるのに伴い、日本国内に生きるミックスレイスの人々への関心も高まっています。新学術科研「トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築—多文化をつなぐ顔と身体表現」では、これまで多様な文化における顔身体表現の差異や共通性に関する心理学・人類学・哲学を軸にした領域横断的な研究を重ねてきました。
今回のシンポジウムでは、トランスカルチャー状況下における顔身体表象を考える一つの切り口として、日本やアジア圏に係わるミックスレイスの顔身体表象をテーマに哲学・社会学・人類学・心理学の研究者にご登壇頂き、専門領域を跨いだ議論を試みます。
こうした領域横断的な議論を通じて、人種をめぐる潜在的な偏見(implicit bias)の研究が盛んな欧米ではなく、日本やアジア圏に係わるミックスレイスの顔身体表象について議論することが、人種に関する批判的な研究やトランスカルチャー状況下における顔身体表象の研究にいかなる形で寄与しうるかを明らかにすることを目指します。
発表言語は日本語ですが、一部の英語の発表、コメントには通訳がつきます。
【プログラム】
13:00–13:05
(1)開会挨拶 山口真美(中央大学、領域長)
(2)第1セッション
13:05–13:30 発表①「人種の現象学」
小手川正二郎(國學院大学)+池田喬(明治大学)
13:30–13:55 発表②「『ハーフ』の社会史と日常生活における人種差別」
下地ローレンス吉孝(立命館大学)
13:55–14:20 コメント:関本幸(Minnesota State University, Mankato)
<休憩 15分>
(3)第2セッション
14:35–15:00 発表①「問題は顔である–白人アメリカ人家庭に育つアジア人国際養子のアイデンティティ–」
ウォント 盛 香織(甲南女子大学)
15:00–15:25 発表②「無国籍者とミックスレイス」
陳 天璽(早稲田大学)
15:25–15:50 コメント:ケイン樹里安(大阪市立大学)
<休憩 15分>
(4)第3セッション
16:05–16:30 発表①「顔認知の個人間・集団間差異について」
渡邊克巳(早稲田大学)
16:30–17:15 発表②「Emerging challenges: The development of mixed-race categorization and race-based social preferences in Taiwanese children」
Sarina Chien(中国医薬大学)
17:15–17:40 コメント:Olivier Pascalis (Universite de Grenoble-Alps)
<休憩 15分>
17:55–18:25
(5)全体討議(各登壇者5分×6)
Zoomのチャット機能で収集した各登壇者への質問を登壇者にお渡しし、休憩時間を使ってお答えになる質問をピックアップして頂く形になるかと思います。
18:25–18:30
(6)閉会挨拶 河野哲也(立教大学、C01班長)
シンポジウムポスターは、以下URLよりご覧いただけます。
https://drive.google.com/file/d/1L0gIoDzoL7tDFxDmwxCfyWKuDYM-XWrD/view?usp=sharing
貴重な機会ですので、ご興味をお持ちの方は、是非ご参加くださいませ。Zoomによるオンライン開催となりますため、事前に登録が必要となります(登録は本メール上部でお知らせしたURLより可能です)。
みなさまのご参加をお待ちしております。