【ご案内】ABLE 2014開催のご案内
ABLE-Agents for Bridging Learning research and Educational practiceは教育に
イノべーションを引き起こすために、志ある人々をつなぐ国境を越えたコミュニ
ティです。
今回は2日にわたり、探究トレーニング (Deliberative Practice)を提唱されている
K. Anders Ericsson教授を招聘し、「熟達者の特徴と一流の熟達者になるための
条件」について考えます。
Ericsson教授は,熟達の認知の性質と熟達者に至る過程についての研究で世界を
リードするとともに、
「どのように訓練すれば一流になれるか」という、教育場面でも社会でも最も大
事なテーマについて
様々な提言をされ、そのトレーニングはTime, Wall Street Journal, Financial
Times,New York Timesなどの
メディアでも特集記事として大きく取り上げられている他、フィラデルフィア=
イーグルスを
はじめとした世界のプロスポーツチームへの助言も多数されています。
棋士の羽生善治氏もEricsson教授の探究トレーニングの理論に大きな影響を受け
ているそうです。
今回は、特別に羽生氏にも講演およびディスカッションにご参加いただけること
になりました。
日時:2014年11月29日(土)10:30-17:30
2014年11月30日(日)13:00-17:45
場所:29日(土)内田洋行 東京ユビキタス協創広場CANVAS
30日(日)慶應義塾大学 三田キャンパス
登壇者
○Anders Ericsson (フロリダ州立大学教授)
○羽生善治 (プロ棋士)
○小島慎也 (プロチェスプレーヤー)
○安西祐一郎 (日本学術振興会理事長・中央教育審議会会長)
○銅谷賢治 (沖縄科学技術大学院大学教授)
○万小紅 (北京師範大学教授)
○加藤貴昭 (慶應義塾大学准教授)
○市川力 (東京コミュ二ティスクール探究プロデューサー ABLE主宰者)
○今井むつみ (慶應義塾大学教授・ABLE主宰者)
一日目(11月29日)は登壇者と参加者が直接語らうサイエンスカフェ形式で東京
駅近くの
内田洋行本社ビルCANVASのスペースで行います。
テーマは「生涯かけて熟達し続けるための探究的トレーニング」です。
午前から午後までの丸一日という時間を贅沢に使い、エリクソン教授の講演、
探究トレーニングの理論、実践についてEricsson教授と日本学術振興会理事長で
中央教育審議会会長の安西祐一郎氏との対談を軸に、
参加者が登壇者とともに学びと熟達についてディスカッションを通して考えます。
第二日目は(11月30日)は「将棋とチェスを通して考える,
一流の熟達者が実践する探究的トレーニング」をテーマにしたトークセッション
です。
慶應大学三田キャンパスに場所を移します。プロ棋士の羽生善治さん、
プロチェスプレーヤーの小島慎也さんが、将棋とチェスにおいて超一流の達人に
なるための
日々の練習の実践や心構えについて語り、エリクソン教授が専門家の立場からコ
メントします。
羽生さんをはじめとしたプロ棋士の直感の働き方を脳科学から研究した万小紅氏と
脳科学者の銅谷賢治氏による熟達者の脳の働きの解説、羽生氏による脳科学者へ
のコメントなどの
セッションもあります。
(プログラムの詳細は近日中に開設するHPをご覧ください。)
ぜひ2日間ともにご参加ください。まずは日程の確保をお願いいたします。
みなさまのご参加をお待ちしています。
お申し込み方法その他詳細は、近日中に
ABLE2014のHP (http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/able/) を
開設し、メール第二報でご案内いたします。
定員:11月29日 100人
11月30日 240人
(事前登録制となります。登録者が定員を超えた場合には、先着順あるいは抽選
となります。
運営費実費として小額の参加費を事前登録の際にお支払いいただきます。)
問合せ先:ABLE運営事務局
able2014[at]keio.to
主催:慶應義塾大学今井むつみ研究室 市川力(東京コミュ二ティスクール)
共催:科研費新学術領域「予測と意思決定」、
慶應義塾大学 先導研「論理と感性のグローバル研究センター」、
慶應義塾大学 次世代研究プロジェクト推進プログラム 基礎学術研究
「論理思考の次世代型研究と論理的思考力発達支援への応用研究」
特別協力:株式会社内田洋行 教育総合研究所
協力:慶應義塾大学井庭崇研究室・加藤貴昭研究室