ディスコース心理学研究部会では,次回研究会を2025年8月27日(水)に
対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催いたします。
どなたでもご参加できます。多くの皆様にご参加頂けますと幸甚です。
宜しくお願いいたします。
<次回:第36回定例研究会>
日時 2025/8/27(水)14:00~17:00(予定)
場所 法政大学 市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー11階 BT1100教室
合わせてオンラインでも実施(詳細はメール後半に記載)
※参加希望の方は資料印刷の都合上,8/24(日)までに参加フォームにご回答をお願いいたします。
(オンライン参加希望の方も,人数把握のため8/26(火)までにご回答頂けますと助かります。)
プログラム
1)研究発表(口頭発表,質疑含め一人40分,敬称略)
・Trần Nguyễn Bảo Vy(トラン グエン バオ ヴィ)(法政大学大学院人文科学研究科 大学院生)
・細川亜佐子(青山学院大学・日本学術振興会)・井関紗代(中京大学)
2)特別講演(質疑含め1時間30分)
・石田 喜美 先生(横浜国立大学教育学部 准教授)
今回は特別講演として横浜国立大学教育学部 准教授の石田 喜美 先生をお迎え致します。
主にリテラシー教育,読書教育の研究をご専門としています。
以下にご講演のタイトルとアブストラクトを挙げます。
〇特別講演:
石田 喜美 先生(横浜国立大学教育学部 准教授)
講演タイトル「ゲームで出会うディスコース、ゲームから生まれるディスコース」
要旨:
本会では、発表者がこれまでに携わってきたゲームに関する実践報告と、実際に、ゲームを体験することを通じて、ゲームとディスコースとの関係について議論をしていくことを目指す。ゲームとディスコースとの関係を見るための視点としては、以下の2つを設定することができるだろう。(1)ゲームで出会うディスコースおよび(2)ゲームから生まれるディスコースである。(1)は、ゲームを通じた既存のディスコース(例:書籍や辞書・事典、雑誌、新聞等におけるディスコース)との出会いに、(2)は、ゲームを通じた即興的な相互行為によって生み出されるディスコース(例:物語等のディスコース)に焦点を当てている。ゲームプレイの現場においては、これら(1)と(2)が不可分なかたちで生じている。すなわち、既存のディスコースとの出会いとその再構築とが、ほぼ同時的に生じているのだ。当日は、発表者がその普及委員会として5年以上活動を続けている「図書館たほいや」を参加者にプレイしてもらうことを通じて、ゲームとディスコースとの独特な関係のありかたについて議論を深めたい。
また,研究発表を2件予定しております。
以下にタイトルとアブストラクトを挙げます。
〇研究発表 2件(敬称略,お申込順)※発表順は当日決めさせて頂きます
●Trần Nguyễn Bảo Vy(トラン グエン バオ ヴィ)(法政大学大学院人文科学研究科 大学院生)
タイトル「日本語形態素意識テストの新概念命名タスク――日本語学習者と日本語母語話者の回答パータンの比較――」
要旨:
形態素意識(MA)は語形成ルールや形態素についての知識を持ち,操作する力であり,第二言語学習者の読解力と相関関係があると言われている。日本語の語形成ルールには屈折と派生,複合がある。日本語学習者のMAを測定するために,屈折と派生のMAに関する5タスクと複合のMAに関する2タスクが含まれるテストが作成された。テストの質問項目の適切性を検討するために,日本語母語話者を対象にして,予備調査1を行った。その結果に基づいて,テストの項目を修正し,日本語学習者を対象にして予備調査2を実施する。本研究では複合に関する新概念命名タスクに焦点を当てて,日本語学習者と日本語母語話者の回答パータンを比較検討する予定である。
●細川亜佐子(青山学院大学・日本学術振興会)・井関紗代(中京大学)
タイトル「生理的反応を伴う感情描写における物語移入と説得効果の検討:旅行広告と旅行意図への応用」
要旨:
物語理解では、登場人物に起きた感覚的な体験描写が読者に感覚イメージを想起させ、感情的な反応を促すことが知られている。近年のマーケティング研究において、この物語プロセスを応用し、消費者に擬似的な感覚体験を想起させ、移入を通じた物語説得によって製品態度や購買意図に影響を与えることが期待されている。そこで本研究は、旅行広告において、生理的反応を伴う感情描写(例:「鳥肌が立った」)が、消費者の旅行意図を高めるかを検討した。生理的反応描写が広告への移入を高め、旅行意図が向上すると予想したが、実験の結果、上記プロセスに対する有意な効果は確認されなかった。本発表では、刺激作成上の課題や結果の解釈、移入体験を通じた物語説得効果の研究背景を中心に議論したい。
会場案内(対面)
法政大学市ヶ谷キャンパス
ボアソナードタワーは,市ヶ谷キャンパス内の26階建てのビルです。
エレベーターはオレンジ(低層階用)と青(高層階用)の2種類あります。
どちらもご利用できますが,青いエレベータの方が便利です。
そのまま直接,11階のBT1100教室までお越しください。
守衛所等で受け付けなどは必要ありません。
なお,緊急の連絡先は,03-3264-9382(福田由紀研究室直通),
03-3264-5024(実験室付属の準備室)です。
市ケ谷キャンパス 交通アクセス
キャンパス紹介 キャンパスマップ
会場案内(オンライン)
所定の日時に下記情報に沿ってご参加ください。
Zoomミーティング
トピック: 第36回ディスコース心理学研究部会
URL:https://hosei-ac-jp.zoom.us/j/85467506182?pwd=1Mc6uFyYLBvT3VyO00asOPUE2ojYtf.1
ミーティング ID: 854 6750 6182
パスコード: 279463
※当日はお名前(スクリーンネーム)を本名にしてご参加をお願いします。
※参加者名簿作成のためご参加後にチャット欄にお名前とご所属の記入をお願いします。
※Zoomミーティングについて不明な点がありましたら事務局(chika_chofugaoka[at]yahoo.co.jp([at]を@に変更してください。))までお問い合せください。
重複して案内を受け取られた方は申し訳ございません。
宜しくお願い申し上げます。