認知心理学会MLの皆様
名古屋大学の川口と申します.
一般向けの情報学部・情報学研究科公開セミナーを9月28日に開催します.本年は「優しい情報学」をテーマとした講演3件(一部変更されました)です.お気軽にお越しください.
https://www.i.nagoya-u.ac.jp/seminar/
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研究会タイトル「名古屋大学情報学部・情報学研究科公開セミナー:優しい情報学」
● テーマ
優しい情報学
● 日時
2019年9月28日 (土)
13:30-16:20 (開場13:00) 講演会
16:30-17:00 進学をお考えの方のためのQ&Aタイム
● 会場
名古屋大学 東山キャンパス 情報学研究科棟 第1講義室
● 講師と講演内容
・講演1
石井敬子 (心理・認知科学専攻 准教授)
題目: ものの見方・感じ方の文化差
概要:
日常会話において相手の表情や声色が気になる…このようなコミュニケーションの特徴にはどの程度文化差があるでしょうか。またこれに関連して、世界をどのように理解したり、他者の行動の理由やその感情を推測したりする方法にもどの程度文化差があるでしょうか。私たちがものを見たり感じたりするやり方が文化によって異なり、その文化差の理解が今後重要性を増す異文化間コミュニケーションや異文化理解に役立つ可能性について示します。
・講演2
浦田真由 (社会情報学専攻 講師)
題目: スマートスピーカーで生活をより便利に!
概要:
スマートスピーカーは「音声」でAIアシスタントを呼び出し、天気予報を聞いたり、タイマーをセットしたり、家電を操作することができます。スピーカーに話しかけるだけなので、高齢者でも利用できるのではないかと期待されています。私の研究室では、自治体や企業が持つデータを利用したスマートスピーカー向けアプリを開発し、市民に利用してもらう実証実験を行っています。スマートスピーカーを活用することで生活をより便利にできるのか、高齢者の生活補助ツールとして活用することができるのかについて実験結果をご紹介します。
・総括講演
講師: 川口 潤 (価値創造研究センター 教授)
題目: 「ポジティブ情報学」:人間中心の優しい情報学
概要:
本研究科では、高度に情報化・人工知能化された未来社会における幸福(well-being)の実現を目指す、優しい情報学としての「ポジティブ情報学」をスタートさせました。哲学・倫理ユニット、心理・認知のユニット、社会・複雑系のユニットそれぞれの分野の成果をもとに、未来社会のあるべき姿の提示とその変容過程の解明を目指します。本講演では、記憶の心理学研究から、過去の思い出が未来の展望を作るという研究の一端をお話しします。
● 当日のスケジュール
13:00- 受付
13:30-13:40 開会
13:40-14:30 講演1
14:40-15:30 講演2
15:40-16:00 総括講演
16:00-16:15 全体質疑
16:15-16:20 閉会
16:30-17:00 進学をお考えの方のためのQ&Aタイム
● 受講料
無料
● 参加申込
事前参加申込は必須ではありませんが,配布資料の準備等のため,
9/20(金)までに事前登録ページからの参加申込にご協力お願いします。
● 問合せ先
名古屋大学 情報学部・情報学研究科 庶務係
office”at”i.nagoya-u.ac.jp (“at”を@にご変更ください)