関連研究者の皆様,
(重複してお受け取りの方はご容赦下さい)

日本社会心理学会学会活動委員会です。
2022年3月19日(土),日本社会心理学会は第9回春の方法論セミナーを開催いたします。
今回のテーマは「QRPs(問題のある研究実践)への向き合い方 ―オープンサイエンス時代の研究術―」です。

[企画趣旨]
再現性の危機をきっかけに,QRPs(Questionable Research Practices)への対応が多くの心理学者に求められるようになっています。例数設計やデータの公開,事前登録,事前審査など,QPRsが指摘され始める以前にはほとんど求められなかったいくつかの手続きが,これからの研究では求められるようになるでしょう。

では,何がどこまで求められるのでしょうか。そして,研究者の側にはどのような対応や準備が必要になるのでしょうか。今回の方法論セミナーの第1の目的は,これから研究を計画し遂行していく上で遭遇するこの疑問に応えることにあります。

上記の疑問は,これから研究を主導しようとする研究者にだけ関わる問題ではありません。研究発表の場を構築したり評価したりする役割を担う,主に中堅以上の研究者にも対応が迫られる問題だからです。雑誌の編集者や査読者はQPRsへの対応として何をどこまで求めるべきで,学生指導の中では新たにどのようなことを教育すべきなのでしょうか。本セミナーの第2の目的は,今後の対応を考えていく際の問題を議論する場を提供することです。

本セミナーでは,始めに『社会心理学研究』の編集委員長である大坪先生に,本誌の向き合い方の現状と課題についてお話いただきます。その後,最前線でこの問題に向き合っている3名の研究者に登壇いただき,その仕事術をお話いただきます。最後に,聴講者からの質問や疑問も広く受け付けます。
[参加方法]
オンライン開催 (Zoom) となる今回のセミナーは事前登録が必要となります。
参加費は無料です。

以下のURLより事前登録していただけます。
(ご登録後,ウェビナー参加に関する確認メールが届きます)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_MHjl9NPFQEaZ6YTx72gkvA

[セミナーHP]
セミナーのHPには講師の先生方や各講演の概要なども掲載されております。
併せてご覧くださいませ。
https://sites.google.com/view/jssp2021seminar9qrps

学会活動委員会一同,皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

日本社会心理学会学会活動委員会