基礎心理学研究特集号「身体・運動・行為の基礎心理学」
<<<投稿締切延長(2023年1月末日)>>>
基礎心理学研究特集号(身体・運動・行為の基礎心理学)の投稿締切が2ヶ月
延長され,2023年1月末日となりました。ぜひ投稿をご検討ください。
特集テーマ:「身体・運動・行為の基礎心理学」(Psychonomic research of body and action)
企画:中島亮一(京都大学)・佐々木恭志郎(関西大学)・板口典弘(慶應義塾 大学)
- 企画趣旨
人間(に限らず全ての生物)は,環境の中で自分の身体をもって存在していま す。日々の営みの中で,身体を媒介して環境から情報を受け取るだけではなく, 行為という形で環境に働きかけます。 このような環境-身体のインタラクション は,人間の知覚・認知,感情,記憶や思考,意思決定といった心理過程と密接に 関連していると考えられます。つまり,心のメカニズムを検証する上で,身体そ してそれが実行する運動や行為は重要な切り口であることは間違いありません。
身体については,認知科学・認知神経科学のみならず,哲学の分野でも議論さ れています。また,身体所有感や行為主体感のようなトピックは工学分野で応用 的な研究もされています。さらに,学際的な研究だけでなく,私達に馴染み深い 心理学実験においても,ボタン押しや視線移動,音声反応といった身体運動行為 を日常的に用いています。さまざまな手法によって多角的に身体・運動・行為が 検討されている現在,それらに対する基礎心理学的アプローチをまとめ,見つめ 直すことは大きな意義があることでしょう。
このような背景から,本特集企画では身体および運動・行為に関する特集号を 組み,広く原稿を募集します。
2.特集企画で扱う論文の範囲
この特集号では,身体・運動・行為のいずれかもしくは複数にまつわる多彩な トピックの論文を募集します。具体的には,運動・姿勢制御,行為主体感や身体 所有感, VR技術を使った身体拡張,姿勢や動作による知覚・認知の変容など幅 広いテーマを含みます。身体運動計測や動作解析などの方法論にスポットを当て た研究についても歓迎いたします。また,オリジナルの実験研究論文に限らず, 二次分析やレビュー論文等もぜひご投稿ください。
- 募集要項
2023年1月末日を締切りとします。基本的にはオリジナルな実験研究の論文等 を募集しますが,理論やモデルに関する研究も含めます。英語論文,日本語論文 のどちらでも可で,原著論文・研究ノート・評論のいずれも可です。執筆・投稿 規定 (http://psychonomic.jp/journal/index.html )にしたがって原稿を作成 して下さい。 原稿はウェブ投稿・審査システム(http://jjps.edmgr.com/ )か ら投稿して下さい。本特集は 2023年9月末発行予定の第42巻1号に掲載されます。 - スケジュール
投稿締切:2023年1月末
採否決定:2023年6月末 - 問い合わせ先
事務局編集担当:kisoshin-edit[at]bunken.co.jp([at]を@に変更してください。)