2022年9月17日(土)に日本応用心理学会と日本認知心理学会安全心理学部会の共催シンポジウムを開催します。
『心理学を市民生活に生かしてもらうには ~”事故予防の話”に人々を振り向かせる試行錯誤~』
講演:岡真裕美 (大阪大学)
指定討論:田中真介 (京都大学)
概要:2012年、自宅近くの河川敷をジョギングしていた夫が、ジョギングコース横の川で子供たちが溺れていたのを発見し、救助に飛び込んだものの、深みにはまって中学2年の男子生徒とともに亡くなりました。
その事故がきっかけで、なぜ子どもたちがそこで遊んでいたのか、川に深みがありながら容易に入って行けるようになっていたのか、冷静な夫がなぜ飛び込んだのかといったといった様々なことを疑問に思い、行政と再発防止策についてのやりとりを続けながら、翌年、33歳で大阪大学大学院人間科学研究科安全行動学研究分野の社会人大学院生となりました。
それ以来、夫の事故は子どもの水遊びがきっかけであったことなどから、「子どもの事故予防」について研究し、啓発活動を行っております。事故から10年経ち、各種メディアで取り上げていただくことも増えました。しかし「事故予防」の話を聞いてくださる方々は、そもそも事故に関心が高い方々がほとんどです。そんな中、関心が低い方への伝え方、また、市民講座が満席になったケースなど、より多くの方に興味を持っていただくための工夫や事例をご紹介します。
日時:2022年9月17日(土)14:30-16:00
開催方法:ハイフレックス
参加登録:
https://forms.gle/5bHLVW1KCS4G5fP79
・オンライン:参加申込者に大会1週間前までにzoom接続先をお知らせします
・現地:京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 60周年記念館1F
https://www.kit.ac.jp/uni_index/access/
*本シンポジウムのみの聴講は参加費無料ですが,応用心理学会の他の企画へ参加される場合は,応用心理学会大会参加費をお支払いください。
日本応用心理学会第88回大会 https://jaap-2022.jimdofree.com/