ディスコース心理学研究部会では,次回研究会を2021年3月23日(火)に
オンラインにて開催致します。

詳細についてご案内します。

コロナ禍による初の試みとなりますが,多くの皆さまにご参加頂けましたら幸甚 です。
宜しくお願い致します。

<次回:第29回定例研究会>
日時 2020/3/23(火)13:30~17:00(予定)
場所 Zoomによるオンライン開催(詳細下記)

事務局:淑徳大学 短期大学部 常深浩平(koh.tsunemi[at]gmail.com([at]を@に変更してください。))

プログラム
 1)研究(計画)発表(口頭発表,質疑含め一人30分,敬称略)
  ・上田紋佳(北里大学一般教育部 研究員)・猪原敬介(北里大学一般教育 部 専任講師)
  ・梶井 直親(鳥取大学ジュニアドクター育成事業推進室)
 2)コロナ禍におけるディスコース研究について(話題提供後,情報交換)
  ・話題提供 常深浩平(淑徳大学短期大学部 准教授)

会場:オンライン(Zoomミーティング)
所定の日時に下記情報に沿ってご参加ください。

https://icu.zoom.us/j/94820971470
 Meeting ID: 948 2097 1470
 Password: 733332

※当日はお名前(スクリーンネーム)を本名にしてご参加をお願いします
※参加者名簿作成のためご参加後にチャット欄にお名前とご所属の記入をお願い します
※Zoomミーティングへのご参加について不明な点がありましたら
 事務局(koh.tsunemi[at]gmail.com([at]を@に変更してください。))までお問い合せください。

参加費:無料

今回は研究発表2件の後,コロナ禍におけるディスコース研究についての情報交 換会を予定しております。
研究発表2件のタイトルとアブストラクトを挙げます。

研究発表 2件(敬称略,お申込順)※発表順は当日決めさせて頂きます

・上田紋佳(北里大学一般教育部 研究員)・猪原敬介(北里大学一般教育部  専任講師)

タイトル:小学生を対象とした説明文・物語文の作文課題の作成:縦断調査に向 けた予備的調査

要旨:文章を適切に書く力は,それ自体が学ばなくてはならない対象であると同 時に,他の能力の発達にも大きな影響を与える基盤的能力であ
る。このような重要性にもかかわらず,特に児童期の書く力に関する研究は国内 外で不足している。そこで本研究では,縦断調査で用いるのに
適した作文課題として,説明文・物語文の2種類を新たに作成した。本発表で は,小学2・5年生を対象とした予備調査の結果を報告する。具
体的には,(1)作文の質的な評価としてEducation Northwest(2018)のルーブ リックを用いた主観的作文評価と,量的な評価として単語数やエ
ラー数などを用いた客観的作文評価のそれぞれの特徴について述べ,(2)作文 の質的・量的な評価と質問紙によって測定される読書活動と作
文活動の程度との関係について考察する。

・梶井 直親(鳥取大学ジュニアドクター育成事業推進室)

タイトル:アニメーションにおける物語理解過程の検討

要旨:私たちはアニメーションを視聴する際,そこで表現されている物語を理解 している。しかし,アニメーションで表現された物語をどのよ
うな過程で理解しているかという“アニメーションの理解過程”に着目した研究は あまりみられていない。これまでの物語理解過程の研究では
主に文章媒体を対象としており,文章内の出来事について,私たちは心的表象を 自動的に構築し,更新していると提唱している。この過程はア
ニメーションにおいても同様であろう。このこと踏まえて,梶井(2021)はアニ メーションの理解過程を明らかにすることを目的としたいくつか
の実証的研究を行った。本発表では,これらの中からアニメーションの理解過程 に援用することが妥当な理解過程モデルを検討した研究と,ア
ニメーションの理解過程に影響する要因について明らかにした研究を紹介する。 また,それらを踏まえてアニメーションを理解する過程につい
て,統合的な見地から検討する。

研究発表後,コロナ禍におけるディスコース研究について,話題提供者より文科 省・厚労省の文書に基づく基本的な情報や研究上の工夫,注意
点などを発表させて頂いた上で,情報交換の場とさせて頂きます。
・話題提供者:常深浩平(淑徳大学短期大学部 准教授)

要旨:新型コロナウイルスの影響で,研究活動も大きな影響を受けることになっ た。現時点では対面実験・調査は可能なのか,その場合に何に
留意すればよいのかを文部科学省および厚生労働省の文書をもとに簡単にまとめ る。また,オンライン実験や調査の可能性や実例について紹介し,
その後の情報交換の端緒とする。

宜しくお願い致します。

研究会HP:https://sites.google.com/site/discoursestudy/

問い合わせ先:
  淑徳大学 短期大学部 常深浩平
  E-mail: koh.tsunemi[at]gmail.com([at]を@に変更してください。)