※複数のメーリングリストに情報配信依頼をしております.重複して受け取られた場合は,ご容赦ください.

HCS&VNV8月研究会のプログラムを公開いたしました.8月研究会はオンライン開催されます.オンラインの参加登録は.7月最終週あたりにアナウンスする予定です.皆様,奮って,参加をご予定ください.

<開催案内>
電子情報通信学会
ヒューマンコミュニケーション基礎(HCS)
http://www.ieice.org/~hcs/
ヴァーバル・ノンヴァーバル・コミュニケーション研究会(VNV)
http://www.ieice.org/~vnv/

[日程] 2020年8月21日(金)~22日(土)
[場所] オンライン開催のみ

[テーマ]
「人と寄り添うコミュニケーション支援のための学際研究,および一般」(オンライン開催)
人々の対面コミュニケーションが制限されている現在,テレワーク,オンライン授業など,情報技術による遠隔地とのコミュニケーション支援が加速的に日常生活に浸透しています.
これまで,対面コミュニケーションを補足する手段であった,遠隔コミュニケーションが我々の日常的なコミュニケーション手段の主流となった現状では,社会とのつながりを保ち,身体的にも精神的にも健全に過ごすことと相手が過ごせていることを確認しあうことの重要性がさらに増しています.

そこで,今回の研究会では,「人と寄り添うコミュニケーション支援」をテーマに,研究発表を行います.
招待講演として,現在のような危機的状況になる十数年前から,ICTを用いたコミュニケーション支援技術に関して,世界の第一線で研究を続けてこられている,NTTコミュニケーション科学基礎研究所の山下直美特別研究員をお招きし,「マインドフルネス/インクルージョン」をキーワードにご講演をいただきます.
口頭発表の内容は,オンラインコミュニケーション,多様性・共生,同調・適応などのホットな話題が多く,議論が盛り上がる研究会になりそうです.

[プログラム]
以下のプログラムで開催いたします.皆様のご参加をお待ちしております.

https://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgs_regid=765ed7f7e05e75b04ad9314427019722cdca4945c1daeb775285b958d230a16d

8/21(金)
10:00-12:00
【同調・模倣】
同調実験における性格特性と同調傾向
大友 開・○井上雅史(東北工大)

面接における被面接者と面接者の相互作用の分析
○渡邊栄治(甲南大)・尾関孝史(福山大)・小濱 剛(近畿大)

ユーザの視線行動に適応したエージェントの視線行動の開発と評価
○堀江一弘・神田智子(阪工大)

遠隔二地点間相互テレプレゼンスロボット環境におけるすれ違い実験 
○袁 子傑・佐々木孝輔・井上智雄(筑波大)

12:00-13:00 昼休み

13:00-14:00
【基調講演】
マインドフル・インクルージョンを実現するためのコミュニケーション技術の開発と応用例
山下直美氏

14:30-16:30
【オンラインコミュニケーション1】
児童の異文化コラボレーションにおけるファシリテーションの分析
○元澤海月・村上陽平・Mondheera Pituxcoosuvarn(立命館大)

オンライン・コミュニティから生まれたテレワークによる超小型衛星開発プロジェクトのエスノグラフィー
○渡辺謙仁(北大)

ウニ型組織の提案とオンラインコミュニケーションの展望
○杉浦愛実(日大)・野寄修平(東大)・大澤正彦(日大)

Toward better student-created question by collaboration
○Izhar Almizan Wahono・Ari Nugraha・Jianpeng Zhanghe・Tomoo Inoue(Univ. of Tsukuba)

8/22(土)
10:00-12:00
【オンラインコミュニケーション2】
インスタグラマーのモチベーションに関する質的調査
○岡田意永・加藤あさひ・原田桃花・土方嘉徳(関西学院大)

Twitter研究におけるユーザリスト生成スキームの提案 ~ 大規模な検証用データの作成法 ~
○岡田佑一・米澤朋子(関西大)

オンライン雑談会話における「背景」の機能 ~ 共有の”場”の構築をめぐる相互行為分析 ~
○酒井晴香・井濃内 歩(筑波大)

SenseChairによる意見発散課題におけるコミュニケーションとうなずきの関係性に関する検討
○西村賢人・伊藤雄一(阪大)・藤原 健(阪経済大)・藤田和之(東北大)・尾上孝雄(阪大)

12:00-13:00 昼休み

13:00-15:00
【高齢者支援】
在宅高齢者を対象とした「こころ」の見守りサービスのフィードバック機能実装と評価
○三浦稚咲・佐伯幸郎・中村匡秀(神戸大)・安田 清(阪工大)

表情センシングサービスを用いた在宅高齢者向け動画再生アプリの評価
○平山孝輔・佐伯幸郎・中村匡秀(神戸大)

操作方向と進行方向の一致を考慮した移動ロボット操作手法の提案
○渋沢良太(第一工大)

ユマニチュードエージェントシステムにおける視覚・音声提示と連携する触覚提示の検証
○マン キン・米澤朋子(関西大)

15:30-17:30
【多様性・共生】
平面認識を用いた聴覚情報による環境認知
○冨田晃右・岡 育生・辻岡哲夫・渡辺一志(阪市大)

自閉スペクトラム症児の母子相互作用に関する探索的検証(1) ~ マルチモーダル分析手法の提案 ~
○長岡千賀(追手門学院大)・松島佳苗(関西医科大)・吉川左紀子(京都芸術大)・加藤寿宏・中澤篤志(京大)・本田美和子(国立病院機構東京医療センター)・イブ ジネスト(京大)・安藤夏子(調布東山病院)・岩元美由紀(京大)

自閉スペクトラム症児の母子相互作用に関する探索的検証(2) ~ 就学前の自閉スペクトラム症の事例報告 ~
○松島佳苗(関西医科大学)・長岡千賀(追手門学院大)・加藤寿宏(京大)・吉川左紀子(京都芸術大学)・中澤篤志(京大)・本田美和子(国立病院機構東京医療センター)・イブ ジネスト(京大)・安藤夏子(調布東山病院)・岩元美由紀(京大)

概念の学際性と操作性 ~ 概念は個人的著作物であり数学的群である ~ 
○得丸久文(著述業)

[ご案内]
電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎(HCS)研究会・電子情報通信学会ヴァーバル・ノンヴァーバル・コミュニケーション(VNV)研究会と共催で開催します.
新型コロナウイルスの影響が予測不可能であることから,オンラインで開催いたします.ここでの「オンライン開催」とは電子会議システムを用いて,発表を行うことです.
全く無関係の方がアクセスする可能性を排除するため,参加者は事前登録していただきクローズドで行います.

オンライン開催については円滑に行えるよう十分に準備をして臨みますが,ご不明・ご不安な点がありましたら,各担当委員までメールでお尋ねください.
実施方法の詳細については,7月最終週ごろにご連絡致します.

[問い合わせ先]
神田 智子(大阪工業大学) E-mail: tomoko.koda[at]oit.ac.jp
菊地 浩平(筑波技術大学) E-mail: kikuchi[at]a.tsukuba-tech.ac.jp
大島 直樹(豊橋技術科学大学)E-mail:ohshima[at]eiiris.tut.ac.jp