学会員の皆様
下記のシンポジウムを開催します。
関心のある方のお越しをお待ちしています。
〈考える力〉とは何か?―思考の教育における哲学系諸学の役割
現在の教育改革の方向性として、PISAのキー・コンピテンシー教育、大学入試改革、「考え、議論する道徳」の教科化、新科目「公共」の導入、シチズンシップ教育などに見られるように、「考える力」を育てることがすべての学校教育の課題となっている。とりわけAIの発展によって、人間にしかできない創造的な思考が求められているという。しかしその「考える力」とはそもそもどのような力のことか、求められる「考える力」の内実とは何だろうか。「考える力」すなわち思考力は、哲学分野の伝統的な課題であるだけでなく、心理学、認知科学、人工知能研究など複数の科学分野に横断的に関係し、なにより教育における最重要テーマである。「考える力」とは何かを、改めて定義から問い直し、その教育の可能性と現代社会における意義、さらに教育評価の問題について議論する。
このシンポジウムは,サイエンスアゴラ2018の企画として行われます。
申し込み不要,参加無料です。
https://www.jst.go.jp/csc/scienceagora/program/booth/134/
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日時:2018年11月10日(土)13:00-16:00
場所:テレコムセンタービル8階 会議室B
(東京都江東区お台場 ゆりかもめ「テレコムセンター」駅直結)
http://www.tokyo-teleport.co.jp/b/tel/access.html
プログラム
13:00 開会挨拶・趣旨説明:森田 美芽(日本学術会議連携会員、大阪キリスト教短期大学特任教授)
13:10 哲学分野の大学教育参照基準の説明:藤原 聖子(日本学術会議第一部会員、東京大学大学院人文社会系研究科教授)
司 会: 河野 哲也 (日本学術会議連携会員、立教大学文学部教授)
13:25 提題1
楠見 孝 (日本学術会議連携会員、京都大学大学院教育学研究科教授)
「心理学から見た“考える力”とその教育」
13:50 提題2
松原 仁 (公立はこだて未来大学複雑系知能学科教授)
「人工知能時代における“考える力”(仮)」
14:15 提題3
山内 清郎 (立命館大学文学部准教授)
「哲学から見た“考える力”とその教育(仮)」
14:50 指定討論者による質疑
一ノ瀬 正樹 (日本学術会議連携会員、武蔵野大学グローバル学部教授)
中村 征樹 (日本学術会議連携会員、大阪大学全学教育推進機構准教授)
15:15 会場との質疑応答
15:50 まとめと閉会挨拶
16:00 終了
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問い合わせ先:京都大学 大学院教育学研究科 楠見 孝
kusumi.takashi.7u(at)kyoto-u.ac.jp ([at] を@に置き換えてください)