日本基礎心理学会若手研究者特別委員会は、学会に所属する若手に口頭発表を

行う機会を提供すると同時に、同世代の優れた研究に接する機会を設けることを

目的として、日本基礎心理学会第35回大会前日の2016年10月28日に「サテライト

オーラルセッション」を開催いたします。

 本オーラルセッションでは通常の学会・研究会とは趣向を変え、すでに査読付

き学術論文として刊行・受理されている研究とその後の発展についての発表を

募集しました。これに対して17件の応募をいただきました。

応募下さったみなさまに深く感謝いたします。残念ながら発表枠に限りがありました

ので、厳正な審査のもと8名をファイナリストとして選出いたしました。いずれの研究

もたいへん質が高いものと思いますので、多くの皆様にご聴講いただけますと幸いです。



 また、本オーラルセッションでは、ご来場いただいたみなさまの投票を元に

日本基礎心理学会若手研究者特別委員会が選考を行い、最も優秀な発表者を

The Young Psychonomic Scientist of the Year 2016 として表彰します。

ぜひご来場のうえ投票にもご参加下さい。



 多くの皆様にご参加いただき、活発な議論がなされることを願っております。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。





日時:2016年 10月 28日(金) 13時 30分 ~ 19時 15分



場所:東京女子大学  23号館23101教室

http://office.twcu.ac.jp/univ/access/

http://office.twcu.ac.jp/univ/about/campus/map/



プログラム:

受け付け開始 13:00

ご挨拶と説明 13:25

セッション(1) 13:30~15:30 (30分×4件)

・中村哲之・渡邉創太・藤田和生

 ニワトリにおけるエビングハウス逆錯視

・若生遼・綾部早穂

 Characteristics of haptic peripersonal spatial representation of object relations

・三好清文

 非注意は既知感を生じさせる

・村井祐基・四本裕子

 Optimal encoding of event duration: Modality-dependence of the central tendency



セッション(2) 15:50~17:50 (30分×4件)

・小林恵・Macchi Cassia Viola・金沢創・山口真美・柿木隆介

 若年成人顔への知覚狭小化の通文化性とその神経基盤

・佐藤佑介・鳥居修晃・佐々木正晴

 体操選手におけるとび1回ひねり遂行中の視線移動パターン

・李琦・齋木潤

 Dynamic control of information in visual working memory maintenance

・林大輔・村上郁也

 知覚される方位を持たない刺激によるコントラスト検出の促進



閉会の挨拶 17:50

カクテルセッション 18:00~19:15

カクテルセッション中に、The Young Psychonomic Scientist of the Year 2016

の表彰式を行います。



聴講について:

どなたでも聴講可能です(非会員の聴講可・事前登録不要)。



お問い合わせ:

young at psychonomic.jp (at を @に置き換えてください)



会場幹事:

田中章浩(東京女子大学)



主催:

・日本基礎心理学会若手研究者特別委員会(五十音順)

 市川寛子(東京理科大学)

 牛谷智一(千葉大学)

 小川洋和(関西学院大学)

 白井述(新潟大学)

 田谷修一郎(慶應義塾大学)

 原澤賢充(NHK放送技術研究所)

 日高聡太(立教大学)

 山田祐樹(九州大学)

 四本裕子(東京大学)

 和田有史(農業・食品産業技術総合研究機構)





*第35回大会サテライトオーラルセッション:ファイナリストの選考方法

評価者:日本基礎心理学会若手研究者等別委員会のメン バー10名。

評価の方法:各評価者は各応募の要旨について内容・方法を3段階で評定し

そ の合計値を評価値(0~4点)とした。ただし、評価者が連名者であるなど

応募に関係の深い立場である場合には、その応募については評定は行わなかった。

集計方法:評価者ごとに評価値の標準得点を算出し、その平均値に基づき順位化

した。

集計結果の確認とファイナリストの決定:評価者全員が集計ファイルを確認し

上位8名(評価値平均が2.40以上)を選出することを決定した。