日本認知心理学会会員のみなさまへ
日頃よりお世話になっております。
新学術「顔身体学」領域が主催する公開シンポジウムのご案内です。
会場参加・オンライン参加ともに可能なハイブリッド開催といたします。多くの方のご参加をお待ちしております。
タイトル:「顔認証倫理ーデジタルリスクとその克服」
日時:2022年3月12日(土)10:00 ~ 12:30
会場: 秋葉原UDXカンファレンスA+B および zoomオンライン
参加登録: こちらから事前に参加登録をお願いします。 https://forms.gle/dqAsD11ecPTgECTs6
趣旨:東京オリンピック・パラリンピックでは、不審者を発見するために一部の防犯カメラで顔認識技術を活用しようとして、新聞の問題指摘を受けて取りやめとなった。しかし、指名手配中の容疑者や不審者を対象にした運用は続けられている。いくつかの国は、顔認証システムを使っての国民を監視するシステムを強化しており、他方、欧州などでは原則禁止が打ち出され、SNSでの顔認証の使用についても批判が盛んになされている。また、AIによる顔認識がリアルな顔をデータとして使った場合には、サンプルが偏ることからAIの顔認識が人種差別を生み出す技術となってしまっていることについての懸念もしばしば指摘されている。顔を認証するテクノロジーはどのような形で人間社会に奉仕すべきなのか。それ以前に顔とは、一体誰のものなのか。それを自分の制御下に置くプライバシーとは何を意味するのか。マスクをかけ続けているコロナ禍において、顔についての私たちの意識もまた揺れている。本シンポジウムでは、顔認識におけるテクノロジーと、その開発使用に関わる多様な倫理的問題、最終的に顔と身体の倫理性について考察したい。
プログラム詳細は、顔身体学ウェブサイトトップページをご覧ください。
http://kao-shintai.jp
どうぞよろしくお願いいたします。