所属する若手に口頭発表を行う機会を提供すると同時に、同世代の優れた研究に
接する機会を設けることを目的として、日本基礎心理学会第34回大会前日に「サ
テライトオーラルセッション」を開催いたします。
本オーラルセッションでは通常の学会・研究会とは趣向を変え、すでに査読付
き学術論文として刊行されている研究とその後の発展についての発表を募集しま
した。これに対して15件の応募をいただきました。応募下さったみなさまに深く
感謝いたします。残念ながら発表枠に限りがありましたので、厳正な審査のもと
8名をファイナリストとして選出いたしました。いずれの研究もたいへん質が高
いものと思いますので、多くの皆様にご聴講いただけますと幸いです。
また、本オーラルセッションでは、ご来場いただいたみなさまの投票を元に日
本基礎心学会 若手研究者特別委員会と日本視覚学会若手の会が選考を行い、優
秀な発表者にThe Young Psychonomic Scientist of the Year 2015を授与しま
す。ぜひご来場のうえ投票にもご参加下さい。
多くの皆様にご参加いただき活発な議論がなされることを願っております。皆
様のご来場を心よりお待ちいたしております。
日時: 2015年 11月 27日(金) 12時 55分 ~ 18時 45分
場所:大阪樟蔭女子大学 小阪キャンパス 円形ホール
http://www.osaka-shoin.ac.jp/univ/access/
プログラム(仮):
受け付け開始 12:30
ご挨拶と説明 12:55
セッション(1) 13:00~15:00 (30分×4件)
・久方瑠美・寺尾将彦・村上郁也
位置知覚に影響をあたえる運動情報
・横山武昌・野口泰基・喜多伸一
直視の無意識知覚処理
・峯知里・齋木潤
Value-driven attentional capture – 生起要因の検討 –
・大塚由美子・Isabelle Mareschal・Colin W. G. Clifford
視線知覚の2重経路モデルの検証:眼球の偏位と顔向き手がかり統合の線形性
セッション(2) 15:20~17:20 (30分×4件)
・寺尾将彦・村上郁也・西田眞也
追跡眼球運動による眼球運動と反対方向の運動への強調効果
・中島亮一・横澤一彦
放射線科医の病変検出特性 -読影専門家はあらゆる病変を同等に検出できる
のか?−
・伊村知子・川上文人・白井述・友永雅己
チンパンジーにおける大きさの平均の知覚
・佐々木恭志郎・山田祐樹・三浦佳世
感情の後付け:運動動作は画像の感情評価を遡及的に変容させる
閉会の挨拶 17:20
カクテルセッション 17:30~18:45
カクテルセッション中に、The Young Psychonomic Scientist of the Year 2015
の表彰式を行います。
聴講について:
どなたでも聴講可能です。
お問い合わせ:
young at psychonomic.jp (at を @に置き換えてください)
会場幹事:
仲渡江美(大阪樟蔭女子大学)
主催:
・日本基礎心理学会若手研究者特別委員会(五十音順)
牛谷智一(千葉大学)
小川洋和(関西学院大学)
北川智利 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
白井述(新潟大学)
田谷修一郎(大正大学)
原澤賢充(NHK放送技術研究所)
日高聡太(立教大学)
山田祐樹(九州大学)
四本裕子(東京大学)
和田有史(農業・食品産業技術総合研究機構)
・日本視覚学会若手の会
光藤宏行(九州大学)
福田一帆(工学院大学)
*第34回大会サテライトオーラルセッション:ファイナリストの選考方法
評価者:日本基礎心理学会若手研究者等別委員会と日本視覚学会若手の会メン
バー12名。
評価の方法:各評価者は各応募の要旨について内容・方法を3段階で評定し、そ
の合計値を評価値(0~4点)とした。ただし、評価者が連名者であるなど、応募
に関係が深い立場である場合には、その応募については評定は行わなかった。
集計方法:評価者ごとに評価値の標準得点を算出し、その平均値に基づき順位化
した。
集計結果の確認とファイナリストの決定:評価者全員が集計ファイルを確認し、
上位8名(評価値平均が2.42以上)を選出することを決定した。