日本認知心理学会会員のみなさま
このたび,筑波大学みんなの使いやすさラボ(みんラボ)ならびにCogTalk研究会
の特別シンポジウムとして
仕事の場のエキスパートを,現実世界でどうつかまえていくか
~ K. Ericsson教授を囲んで ~
を開催いたします.
Ericsson教授は,言うまでもなく,Ericsson & Simon (1984, 1993) のProtocol
Analysis: Verbal Reports as Data (Cambridge, MA: MIT Press) を通じて,認
知科学における発話分析を科学的方法として一躍定着させていった立役者のお一
人です.その後も言語プロトコル分析の方法論を用いてさまざまなご研究の領域
で活躍され,とりわけ熟達者(エキスパート)研究では,研究界のみならず,実社
会の様々な領域で「エキスパートになる」過程のエキスパートとして,広くご活
躍されています.
今回のシンポジウムでは,「仕事の場でのエキスパートの認知的過程をいかに理
解していくか」をテーマとし,Ericsson教授の他に日本の研究者3名に話題提供
をしていただきます.また最後のディスカッションの時間には,そうした「現場
でのエキスパートの認知過程研究」あるいは「言語プロトコル分析を実り豊かに
行っていく」ための,研究者としてのエキスパートになっていくためには何が必
要なのか,研究者としての熟達化についても議論をしていきたいと考えています.
入場無料,どなたでもご参加いただけます.
お誘いあわせの上,ぜひ,ご参加ください.
記
特別シンポジウム
仕事の場のエキスパート:現実世界でどうつかまえていくか
~ K. Ericsson教授を囲んで ~
Special Symposium with Prof. K. A. Ericsson:
Expertise in Work Contexts: How Can We Capture Expert Skills and
Knowledge in the Real World?
主催:筑波大学みんなの使いやすさラボ,筑波大学CogTalk研究会
共催:日本認知心理学会
協賛:日本認知科学会 (交渉中)
筑波大学グローバル教育院エンパワーメント情報学プログラム
ABLE (慶応大学今井むつみ研究室・東京コミュニティスクール)
特別共催:内田洋行教育研究所
日時: 2014年12月5日(金) 13時から17時
場所: 筑波大学東京キャンパス文京校舎 講義室120
〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1
丸ノ内線茗荷谷(みょうがだに)駅下車「出口1」徒歩2分程度
話題提供者
K. Anders Ericsson (Florida State University)
Deliberate Practice and the Future of Education
楠見孝(京都大学)・伊東昌子 (常盤大学)
Tacit knowledge and expertise in salespersons and managers
営業担当者と管理職の暗黙知と熟達化
池谷のぞみ (慶應義塾大学)
Facilitating learning and communicating ethnography through ‘patterns of
work’
エスノグラフィの習得と伝達を支援する
細馬宏道(滋賀県立大学)
Body Method of Interpretation: Multimodal Interaction Among Caregivers
in a Group Home for the Elderly
身体的解釈法:高齢者用グループホームにおける介護者間のマルチモーダルな相
互行為
*参加無料,どなたでもご参加いただけます,
*講演・討論のいずれも英語で行われます.
*受付混雑を避けるため,事前にお申し込みいただけますと幸いです.
事前申し込み先:
e-mail: sympoexpertise2014[at]gmail.com([at]を@に変えて送信してください。)
氏名:
所属:
連絡先(e-mail):
をご連絡ください.
連絡先:筑波大学 みんなの使いやすさラボ 代表:原田悦子
<mado[at]tsukaiyasusa.jp>([at]を@に変えて送信してください。)
電話:029- 879- 7351 受付時間:月曜日~金曜日(祝日除)9:00-17:00
(筑波大学人間系心理学域 教授 原田悦子)