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YPS・若手会ジョイントセミナー「視覚・知覚・認知科学の
ための計算論モデリング」,申し込み締切延長のお知らせ
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皆様のご要望にお応えして,参加・発表の申し込み締切を7月21日(月)に
延長致します!皆様のお申し込みをお待ちしております。
-------セミナー概要-------
●日程:2014年9月4日(木)~6日(土)
●会場:休暇村志賀島(福岡県福岡市,会場HP http://www.qkamura.or.jp
/shikano/)
●特別講演
計算論モデリングに関するチュートリアル特別講演を三件行います。
「ヒトの知覚-運動系におけるベイズ推定」
宮崎真 先生(山口大学時間学研究所)
概要:近年,ヒトの知覚-運動系の振舞の記述にあたってベイズモデル
が成功を収めてきた。この講演では,一致タイミング課題,時間順序
判断を例にベイズモデルの基本概念を説明したうえで心理物理学的な
観測例を紹介する。そして,機能的共鳴画像,脳波,経頭蓋磁気刺激
といった手法を用いたベイズ推定の神経機序の探究の試みを紹介し,
参加者とともに議論したい。
「モデリングアプローチを用いたヒト脳内視覚・意味表象の定量理解」
西本伸志 先生(情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター)
概要:私たちの自然で何気ない日常は,多様で複雑な感覚入力を処理
する高度な脳機能によって支えられています。脳神経科学のゴールの
一つは,このような自然な体験を支える脳情報処理の仕組みを解明す
ることです。本講演では,自然動画知覚下における脳活動の予測モデ
ル構築を介した,ヒト大脳皮質における自然知覚表象の解明や,その
逆問題としての脳活動からの知覚体験のデコーディング等に関する最
近の研究についてご紹介いたします。
「最適化ではない計算論:統計的モデリングと非線形力学的解析法の融合」
日高昇平 先生(北陸先端科学技術大学院大学)
概要:知覚,運動,その他に関する心理学・認知科学の諸分野におい
て,Marr(1982)以来,「計算論」とは,ハードウェア,アルゴリズム
と表現に対して, それらの計算目標を記述する情報処理の水準を指す。
そして,多くの場合,ある種の最適化によって心理・認知メカニズム
を捉える事が計算論とされてきた。この計算論=最適化の図式に対し,
著者らの近年の研究では,非線形力学系の研究を取り入れ,最適化の
枠組みでは捉えられない複雑なメカニズムを記述する計算論の枠組み
を模索してきた。本発表では,こうした取り組みの一端として,統計
的モデリングによるフラクタル次元の推定法を紹介し人の認知・行動
パタンの分析へのその応用を示す。
●参加・発表申込みについて
・合宿形式のセミナーです。
・自称"Young"の方ならどなたでもご参加いただけます。
・参加,発表申し込みの受付締切は7月21日(月)です。
・発表なしで参加のみをご希望の方も歓迎いたします。
・参加,発表の申し込みは,大会ホームページの申し込みフォーム
(https://sites.google.com/site/wjoints14/sanka)からご登録下さい。
●参加費(参加者数により変更する可能性があります)
学生 20,000 円・有職者 30,000 円 (宿泊費・食事代含む)
●お問い合わせ先
YPS2014準備委員会 山本健太郎(東京大学)
E-mail: wjseminar14@gmail.com
大会ホームページ: https://sites.google.com/site/wjoints14/
Twitter: https://twitter.com/wjoints
【ジョイントセミナー準備委員会】
YPS2014:山本健太郎(東京大学),佐々木恭志郎(九州大学)
日本視覚学会若手の会:光藤宏行(九州大学)
日本基礎心理学会若手研究者特別委員会:和田有史(農研機構),田谷修一郎
(大正大学),山田祐樹(九州大学)