3 講演会: 2015年9月アーカイブ

新学術領域研究 法と人間科学 は11月に2つの実務家研修を開催いたします。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

【1】第3回実務家研修
「多言語社会を迎えて ことばの壁とどう向き合うか~留学生が事件・事故に遭
遇したとき~」
日時: 2015 年11 月1 日(日) 13:00~17:15
場所: 徳山大学 301教室
対象: 留学生教育・支援にかかわる教職員,実務家(弁護士,警察官,社会福
祉士など)。
   学生サポーター,市民ボランティア,一般の方もご参加いただけます。

 プログラムは法と人間科学HPをご覧下さい。

趣旨:
近年の日本社会の国際化にともない,留学や就業のために日本で生活する外国人
が増えています。しかし,外国人の母語に対応できる公共サービスや通 訳人の
数はまだまだ不足しており,さまざまな場面において,周囲の支援者の仲立ちが
期待されています。本学術シンポジウム兼実務家研修では,外国 人留学生とか
かわる教職員や実務家,学生サポーターや市民ボランティアを対象として,外国
人が事件・事故に遭遇した場合を取り上げ,専門家の先生 方から先行事例や正
しい知識を学ぶとともに,参加者を交えたディスカッションによって,今後加速
することが予想される国際化に向けて,ことばの壁 とどう向き合い,どのよう
に支援していくべきなのかについて共に考える機会とすることを企図としています。

企画者: 羽渕 由子(徳山大学  准教授)
講 師: 立部 文崇(徳山大学  講師)、庵 功雄(一橋大学  教授)、水野
真木子(金城学院大学  教授)、土方 恭子(東京パブリック法律事務所  弁護
士)、仲 真紀子(北海道大学大学院  教授)

お申し込み方法:事前にお申し込みが必要です。詳しくは法と人間科学ののHPを
ご覧下さい。

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【2】第5回実務家研修
「子どものための司法面接と体験を語る子どもの心理 ~子どもへの包括的な支
援をめざして~」
日時: 2015 年11月23 日(月・祝)10:00~16:00
場所: ウィンクあいち1307会議室
           〒450-0002 名古屋市中村区名駅4丁目4-381-1-43
          (◎JR名古屋駅桜通口からドランドスクエア方面 徒歩5分
       ◎ユニモール地下街 5番出口 徒歩2分
対象:弁護士、警察官、検察官、家裁調査官、児童相談所職員など子どもと関
わる職種の方に幅広く
 
 プログラムは法と人間科学HPをご覧下さい。

参加料:無料 ※申し込み受け付けの開始は 9月28日(月)からとなります。

趣旨:
子どもが事件や事故に関係した場合や、虐待事実の確認が必要となる時、ある
いは、子どもの意向調査が必要である場合など、子どもから話(体験)を聴くこ
とが重要な意味を持つことがあります。しかし、子どもから話を聴くことに困難
を感じてお られる方は多いのではないでしょうか。
そのような場合に、海外では、子どもに対して負担が少なく、正確な報告を促
すようデザインされた司法面接という面接法が積極的に活用されています。本研
修では、この司法面接について、子どもから話を聴く立場にある方々を対象に講
習を行います。
さらに、「体験を語る子どもの心理」についてもご紹介し、子どもへの支援に
ついて参加者の方と協働的に考えます。子どもからつらい体験を聴くことの多い
司法面 接と、そのような体験をした子どもの心理ならびに体験を語る子どもへ
の支援についてともに取り上げることで、両者の役割の違いや連携の重要性につ
いても考えたいと思います。

企画者:   田中 晶子  (四天王寺大学  准教授)
講 師: 安田 裕子  (立命館大学  准教授)、上宮 愛   (浜松医科大学
特任助教)、田中 晶子  (四天王寺大学  准教授)、仲 真紀子  (北海道大学
大学院  教授)


お申し込み方法: 事前にお申し込みが必要です。
* ご参加を希望される方は、事前に添付の申込み用紙に必要事項をご記入の
上、メールのタイトルを「11/23実務家研修申込み」として、メールにてお申し
込みください。
 「法と人間科学」総括班支援室からのお返事をもって受付完了とさせていただ
きます。
* 当日参加の場合は、身分を証明するものをご呈示頂きますが、
 状況によって参加をお断りする場合がありますことご了承ください。
* チラシと申込用紙のダウンロード: 

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問合せ先:
北海道大学大学院文学研究科
新学術領域研究「法と人間科学」総括班支援室
email  : lahs*let.hokudai.ac.jp  *メール送信の際には、*を@に換えてご利
用下さい。
tel/fax: (011) 706 - 3912

ハーバード大学Banaji教授講演会のお知らせ

  講演者のBanajiハーバード大学教授は,社会的認知の無意識的な面について着
目し,偏見やステレオタイプと,それにかかわる発達や教育の研究をしていま
す。  名古屋大学で開催される日本心理学会第79回大会での招待講演のため来日
します。

  今回の講演では,潜在的な社会的認知の発達に焦点を当てお話いただきます.

 申し込み不要,入場無料です。


日時:2015年9月25日(金曜) 午後4-5時半頃

場所:京都大学教育学部本館1F第1会議室

     地図・アクセス:http://www.educ.kyoto-u.ac.jp/visitors/acces/

講演者 :Mahzarin R. Banaji (Harvard University)


題目:The Development of Implicit Social Cognition (潜在的社会的認知の
発達)

概要:When do children begin to acquire knowledge about social groups
and rely on such information as accurate and valid indicators of the
social world?  We began to study these questions 12 years ago and at
that time expected to see a gradual learning curve of category knowledge
acquisition and associated attributes.  To our surprise we have found
quite consistently that even young children show evidence of implicit
social cognition that is on par with that of adults.  When differences
between children and adults are seen on explicit cognition, we also find
that putting adults under cognitive load results in their behavior
looking much like that of children.  These data, besides being of
interest to psychologists who wish to understand the core nature of
social cognition, are also of interest as we consider questions of
individual responsibility for the consequences of implicit bias.

企画者 楠見 孝   京都大学大学院教育学研究科

    内田由紀子 京都大学こころの未来研究センター
日本認知心理学会会員のみなさま

下記の公開シンポジウムを開催しますので、お知らせいたします。ご関心ある方
はどなたでも参加いただけると幸いです。
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公開シンポジウム「心の先端研究の現在とこれから」のご案内
主催:日本学術会議・心の先端研究と心理学専門教育分科会
共催:富山大学大学院医学薬学研究部(医学)心理学・認知神経科学教室
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【開催主旨】
現代社会に生きる人間のこころについて科学的に探求し、さまざまなフィールド
で直面する社会的諸課題に応える視点を培っていくことが大事な時代になってき
ている。本シンポジウムでは、最近注目されている共感性、心の時間、質感認識、
顔認知、予測と意思決定、発達神経科学、法と人間科学、思春期脳と精神病理と
いったさまざまなテーマの中で、心理学を中心としたこころの研究がどのような
役割を果たしているのかの現状を紹介し、今後の学際的ネットワークをつくる足
がかりとしたいと考える。

日時:2015年10月10日(土)13:00~18:10
会場:日医工オーデイトリアム
(富山大学杉谷キャンパス内医薬イノベーションセンター1F)
  (杉谷キャンパスへのアクセス方法 

【プログラム】
13:00 開会の辞 亀田達也(東京大学)
13:10-13:40 長谷川寿一(東京大学)共感性の進化・神経基盤-分子から認知的共感
まで-
13:40-14:10 友永雅己 (京都大学)森のこころ、海のこころ-野生の認知科学に向け
て-
14:10-14:40 坂上雅道(玉川大学)予測と意思決定の脳内計算機構の解明による人間
理解と応用   
14:40-15:10 明和政子(京都大学)周産期からの身体感覚と社会的認知の発達的関連
15:10-15:30 休憩
15:30-16:00 西田眞也(NTT)質感認識の分野融合的研究における心理学的感覚研究
の展開
16:00-16:30 山口真美(中央大学)顔認知と文化、社会
16:30-17:00 仲真紀子(北海道大学)法と人間科学:子どもの証言と面接法
17:00-17:30 松井三枝 (富山大学)統合失調症の認知機能改善療法は神経可塑性にど
こまで寄与するか
17:30-18:00 討論
18:00 閉会の辞 西田眞也 (NTT)
司会 積山薫(熊本大学)・友永雅己(京都大学)・松井三枝(富山大学)

★入場無料・当日受付可

連絡先 富山大学大学院医学薬学研究部(医学)心理学・認知神経科学教室
medpsych[at]las.u-toyama.ac.jp([at]を@に変えて送信してください。)