日本認知心理学会会員各位

日本認知心理学会研究法研究部会事務局の望月と申します。
延期となっておりました研究法研究部会 第2回研究会について,下記の通りオン ライン (動画配信)にて開催致します。

今回は心理学研究における統計的画像処理技術の応用について2名の先生にご講 演いただきます。
日本認知心理学会および研究法研究部会の会員の方に限らず,どなたでもご参加 いただけます。
参加の方法については以下に示しております。

ご一読の上,多くの皆さまにご参加いただければと存じます。

【第2回研究会】
タイトル:画像を探って心がわかるかーー心理学研究における統計的画像処理技 術の応用ーー
日程:2021年 3月8日(月)〜4月7日(水)
会場:オンライン開催
参加費:無料 (参加申込フォームより登録が必要です)

発表概要:

「心理学研究法としての画像処理技術」
発表者:津田 裕之(慶應義塾大学 グローバルリサーチインスティテュート)
 画像処理は心理学分野の研究者には必ずしも馴染みのあるものではないかもし れませんが、画像刺激の生成や分析、知覚や認知のモデリング、印象の定量化な ど、心理学研究を支える技術基盤としての活用が多岐にわたり進んでいます。本 講演では統計的画像解析手法を用いた心理学研究を概観し、心理学研究法として の画像処理技術の可能性について議論したいと思います。

「データ駆動型研究のすゝめ―顔の認知心理学研究における実践と課題―」
発表者:中村 航洋(ウィーン大学心理学部 [Faculty of Psychology, University of Vienna]・日本学術振興会海外特別研究員)
  認知心理学の研究においては,事前に優れた研究仮説を設定し,統制された 刺激を用いてそれを検証する仮説駆動型研究が王道のスタイルとなっています。 しかしながら,発表者の専門とする顔の認知研究では,顔の印象や表情などの社 会的情報とその手がかりとなる顔の物理特徴の関係について,事前に仮説を立て ることが難しいケースも少なくありません。本発表では,顔研究を切り口とし て,事前の仮説に依存しないデータ駆動型研究の実践例を紹介し,仮説駆動型研 究のオルタナティブとしての利用可能性と課題について議論します。

日程:
公開期間:3月8日~4月7日
質問受付:3月8日~3月27日
回答掲示:4月1日~4月7日

研究会への参加方法:

研究会は https://sites.google.com/view/jscp-research-methods/new_workshop で公開しております。ここにある動画をご覧いただくためには, まず同じページにある参加申込フォームより参加登録してください。登録いただ くと自動返信で配信動画のパスワードをお送りいたしますので,そのパスワード を動画画面に入力して視聴してください。参加者の皆さまは発表動画を公開期間 中何度でも視聴することができます。ご質問やコメントがある場合には,同じ ページの最下部にある質問フォームから受け付けております。ご質問・コメント は3月27日まで受け付け,4月1日~4月7日に同ページにその返答を掲載いたしま す。3月31日を研究会最終日とし,それを過ぎると動画の配信とコメントの閲覧 は停止となる予定です。参加についてご不明な点がございましたら https://sites.google.com/view/jscp-research-methods/contact よりご連絡く ださい。