日本認知科学会「デザイン・構成・創造」研究分科会 定例研究会のお知らせ

本研究分科会は、デザイン、構成、創造について、多角的な議論を積み重ねる目
的で設置されました。
近年のデザイン研究は、単に製品そのものの意匠や設計にとどまらず、発想から
企画、実現、受け手や社会からの反応に至る幅広いプロセスを扱うようになって
きました。
認知科学からデザインへのアプローチを通して、人間の深い理解を踏まえた未来
社会のデザインに認知科学が貢献する契機としようと考えております。

次回の定例研究会を下記の通り行います。
皆様のご参加をお待ちしています。


日時:2014年3月11日(火)13:30-(16:30終了予定)
会場:石川県政記念 しいのき迎賓館 セミナールームB
http://www.shiinoki-geihinkan.jp/


プログラム(予定):

・チュートリアルセッション
文献紹介-Koskinen et al. (2011). Design Research Through Practice: From
the Lab, Field, and Showroom, Morgan Kaufmann
金沢工業大学 田中吉史
今回から、研究発表の他、一つの試みとしてチュートリアル・セッションを設け
ます。
デザイン研究についてのテキストであるKoskinen et
al.(2011)の輪講を、数回にわたって行い、デザイン研究の方法論についての学
習と討論を行っていきたいと考えております。
初回は本書の冒頭2~3章について紹介する予定です。

・事例紹介
「循環型社会を目指したものづくり」
オークヴィレッジ株式会社 佐々木一弘
内容:
私たちオークヴィレッジは、木という素材を使い、小物から家具、建築まで、永
く愛着をもってお使いいただくためのものづくりに40年間取り組んできました。
平行して100年 後を見据え、育林活動や人材育成も行ってきました。
もののつくり手の立場から、これらの活動を通して、特に最近考えていることに
ついての話をさせていただきたいと思います

 定例研究会は、デザインや認知科学に関心を持つ研究者の他、現場でデザイン
に携わる方々にも開かれた討論の場です。

 今回会場となる「しいのき迎賓館」は金沢市の中心部に位置し、金沢城、兼六
園や金沢21世紀美術館もすぐそばです。 皆様のご参加をお待ちしております。

参加申し込み、連絡先:
永井由佳里(北陸先端科学技術大学院大学)
田中吉史(金沢工業大学) tanakay@neptune.kanazawa-it.ac.jp
(準備の都合上、前日までに参加申し込みいただけると大変助かります。件名を
「DCC定例研究会出席」とし、ご所属とお名前を明記の上、上記メールアドレス
に、メールにてお申し込み下さい)

日本認知科学会「デザイン・構成・創造」研究分科会ホームページ
https://sites.google.com/site/jcssdcc/