3 講演会: 2016年4月アーカイブ

日本認知心理学会ベーシックセミナーのお知らせ

認知心理学研究に役立つ知識やスキルを提供するセミナーを開催いたします。今
回は「認知心理学における個人差」をテーマとした3名の講師による主に大学院
生を対象としたベーシックセミナーです(学部生、社会人の方のご参加も歓迎い
たします)。日本認知心理学会第14回大会の前日、広島大学・東広島キャンパ
ス・広島大学学士会館レセプションホールにて開催いたします。皆様奮ってご参
加ください。※参加をご希望の方はメールにて事前にお申し込みください。

日時 : 2016年6月17日(金) 13時~18時

場所 : 広島大学 東広島キャンパス 広島大学学士会館レセプションホール
アクセス:http://www.hiroshima-u.ac.jp/gecbo/p_3e2399.html

会費 : 当日受付で徴収
(会員の場合:学部生 無料、院生 無料、社会人4000円)          
(非会員の場合:学部生 無料、院生2000円、社会人5000円)
会員、学部生、院生の方は当日の受付にて会員番号や学生証をご提示ください。

申込み締切り: 2016年6月10日 (金)

申込方法 :メールにて事前申し込み (先着150名)
認知心理学会事務局宛にお申し込みください。
<e-mail: g-office[at]cogpsy.jp>([at]を@に変えて送信してください。)
メールの件名を「ベーシックセミナー参加申込」として
氏名、所属、連絡先 (メールアドレス)、会員・非会員の区分、学部生・院
生・社会人の区分をお知らせください。

プログラム

12:30 受付開始

12:50 開会の辞

13:00~14:30「障害に対する認知心理学からのアプローチ」
高橋純一(福島大学)

14:30~16:00「脳計測における個人差の扱い」
小川健二(北海道大学)

(休憩15分)

16:15~17:45「項目反応理論による心理尺度構成法―SAS University
Edition(無償)を利用して―」
中村知靖(九州大学)

17:45 閉会の辞


※セミナー講演要旨2016
日本認知心理学会公開シンポジウム 
認知心理学のフロンティアⅧ 
~感情・感性・コミュニケーション~

プログラム
日時:2016 年10月1日(土)
場所:工学院大学A0542教室(高層棟5F)・B0563教室(中層棟5F)  
  〒163-8677  東京都新宿区西新宿1丁目24番2号
アクセス:http://www.kogakuin.ac.jp/facilities/campus/shinjuku/access.html
キャンパスマップ:http://www.kogakuin.ac.jp/facilities/campus/shinjuku/index.html


第1部 公開講演会(13:00-14:50)  1件50分弱

「思いが伝わらない!-絵画を通して共感を考える」 A0542教室(高層棟5F)
三浦佳世(九州大学大学院人間環境学研究院教授)

「表情による感情表出とその理解」 A0542教室(高層棟5F)
吉川左紀子(京都大学こころの未来研究センター教授)

第2部 公開参加型ゼミ(15:10-16:40)  1件40分

セッションA 感性と意思決定 A0542教室(高層棟5F)
「感性と知覚・認知」   
作田由衣子(実践女子大学生活科学部専任講師)
「意思決定における熟考と直感」   
朝倉暢彦(追手門学院大学心理学部心理学科研究員)

セッションB 感情と表情 B0563教室(中層棟5F)
「顔認知と表情認知」   
小松佐穂子(徳山大学福祉情報学部講師)
「感情とパーソナリティ」   
寺崎正治(川崎医療福祉大学教授)
日本認知心理学会会員のみなさま

■ ダン・スペルベル教授 講演会のご案内
新学術領域研究「共感性の進化・神経基盤」では、言語科学会・日本人間行動進
化学会との共催のもと、CNRS(フランス)名誉研究教授・CEU(ハンガリー)教授の
Dan Sperber教授をお招きし、下記の講演会を企画しました。
スペルベル教授は社会・認知科学者として、人類学・言語学・哲学・心理学に渡
る多数の論文と著書で知られています。特に「表象の疫学」理論と「関連性理
論」についての多くの論文・著作でご存知の方も多いでしょう。
今回の講演では、ご自身の近年の研究の展開を、共感性研究との接続を視野に据
えつつお話しいただく予定です。貴重な機会です。ぜひご参加ください。

●NEW PERSPECTIVES ON OSTENSIVE COMMUNICATION
●日時:2016年4月24日(日)14:00-16:00
●会場:東京大学駒場キャンパス 21KOMCEE West Lecture Hall
●プログラム
13:30-        開場(受付開始)
14:00-14:10    開会の辞および共感性領域の紹介
                            長谷川 寿一(東京大学総合文化研究科)
14:10-14:30  コミュニケーションにおける共感性
                               橋彌 和秀 (九州大学人間環境学研究院)
14:30-16:00  NEW PERSPECTIVES ON OSTENSIVE COMMUNICATION
                              Dan Sperber (CNRS(France)・CEU(Hungary))
●参加無料 事前申込不要
●【ABSTRACT】
NEW PERSPECTIVES ON OSTENSIVE COMMUNICATION
Ostensive communication is communication that is achieved by making
manifest one's intention to communicate. Relevance theorists have
argued that much of human communication, and in particular verbal
communication is ostensive. Developmental psychologists Gergely
Csibra and Gyorgy Gergely have shown that pedagogical interactions,
even with infants, crucially rely on ostensive communication. Further
recent theoretical and experimental work give us a richer picture of
ostensive communication, its character, its varieties, its extension,
and its role, raising new theoretical and empirical issues. The talk
will present these new developments.
【要旨】直示的コミュニケーションの新たな展望
直示的コミュニケーションとは、コミュニケートする意図を明示することによっ
て成立するコミュニケーションを指します。関連性理論は、ヒトのコミュニケー
ション、とりわけ言語コミュニケーションのかなりの部分が直示的であることを
主張してきました。発達心理学者であるGergely CsibraとGyorgy Gergelyは、教
授的インタラクションが、―乳児に対するものですら―直示コミュニケーションに
大幅に依存していることを示しています。さらに、近年の理論および実験研究
は、その特徴、多様性、拡張性、役割、そして新たな理論的・実証的問題など、
直示的コミュニケーションの全体像をより豊かに描き出しています。講演では、
これらの新たな進展について論じます。

●シンポジウムHP<会場地図など詳細はこちらをご覧ください>
http://www.empatheticsystems.jp/seminar.html
●問合せ:新学術領域研究「共感性の進化・神経基盤」事務局
empathy.admin_at_darwin.c.u-tokyo.ac.jp (_at_を@に変えてください)