日本認知心理学会20周年記念シンポジウム 登壇者の募集について
「若手研究者が考える20年後の認知心理学」
日本認知心理学会は、今年度で創設20周年を迎えます。この間、認知心理学は大いなる発展を遂げました。一方で、昨今は、統計を中心とした方法論の問題、人工知能や脳科学など周辺領域との関係、あるいは、総合知に代表される心理学を含む人文社会系学問への社会貢献の期待など、今後の認知心理学のあり方を大きく変えそうな状況にもなってきています。このシンポジウムでは、そのような現状から想定される将来像(明るい未来のみならず、暗い未来も含めて)を、若手の視点で自由に語ってもらうことを意図しています。以下が想定される演題です。これらに限らず、上記の趣旨に合致した発表を広く若手の方々から募集をいたします。20年後の認知心理学の未来像を、ご自身の研究の延長線上で語っていただいても結構ですし、最近の動向などを踏まえて、ご自身のお考えを披露いただくのでも構いません。あるいは、20年後を想定して、今、取り組むべき研究課題などの提案も歓迎します。
想定される演題例
・心理学の再現性問題への対応と認知心理学における統計や実験計画のあるべき姿
・認知心理学と人工知能
・認知心理学と自動運転、ロボット技術
・メタバースなどのバーチャル空間における認知心理学研究
・認知心理学の社会貢献の未来の形
・人文社会科学と認知心理学の関係:認知考古学など
<これらに限らず、応募されたものの中から4件程度を採択>
・採択された場合には、今年度大会で開催される上記シンポジウムにて、ご応募いただいた内容について20分程度の講演をお願いします。また、その後の総合討論にもご参加をお願いします。
・発表内容を原稿にまとめたものを認知心理学研究にご寄稿いただけます。
応募資格
・(原則として)日本認知心理学会会員
・20年後も現役であることを想定して45歳以下を目安とします。
応募方法
・6月30日締め切り<要相談>
・タイトルを発表内容の要旨(800字以内)を学会事務局までお送りください。
選考方法
・理事からの推薦者と合わせて、将来計画委員会にて、審議のうえで決定します。
・日本認知心理学会、男女共同参画ポリシーに準拠します。
・全体で4件程度を採択予定です。