office: 2014年8月アーカイブ
【ご案内】ABLE 2014開催のご案内
ABLE-Agents for Bridging Learning research and Educational practiceは教育に
イノべーションを引き起こすために、志ある人々をつなぐ国境を越えたコミュニ
ティです。
今回は2日にわたり、探究トレーニング (Deliberative Practice)を提唱されている
K. Anders Ericsson教授を招聘し、「熟達者の特徴と一流の熟達者になるための
条件」について考えます。
Ericsson教授は,熟達の認知の性質と熟達者に至る過程についての研究で世界を
リードするとともに、
「どのように訓練すれば一流になれるか」という、教育場面でも社会でも最も大
事なテーマについて
様々な提言をされ、そのトレーニングはTime, Wall Street Journal, Financial
Times,New York Timesなどの
メディアでも特集記事として大きく取り上げられている他、フィラデルフィア=
イーグルスを
はじめとした世界のプロスポーツチームへの助言も多数されています。
棋士の羽生善治氏もEricsson教授の探究トレーニングの理論に大きな影響を受け
ているそうです。
今回は、特別に羽生氏にも講演およびディスカッションにご参加いただけること
になりました。
日時:2014年11月29日(土)10:30-17:30
2014年11月30日(日)13:00-17:45
場所:29日(土)内田洋行 東京ユビキタス協創広場CANVAS
30日(日)慶應義塾大学 三田キャンパス
登壇者
○Anders Ericsson (フロリダ州立大学教授)
○羽生善治 (プロ棋士)
○小島慎也 (プロチェスプレーヤー)
○安西祐一郎 (日本学術振興会理事長・中央教育審議会会長)
○銅谷賢治 (沖縄科学技術大学院大学教授)
○万小紅 (北京師範大学教授)
○加藤貴昭 (慶應義塾大学准教授)
○市川力 (東京コミュ二ティスクール探究プロデューサー ABLE主宰者)
○今井むつみ (慶應義塾大学教授・ABLE主宰者)
一日目(11月29日)は登壇者と参加者が直接語らうサイエンスカフェ形式で東京
駅近くの
内田洋行本社ビルCANVASのスペースで行います。
テーマは「生涯かけて熟達し続けるための探究的トレーニング」です。
午前から午後までの丸一日という時間を贅沢に使い、エリクソン教授の講演、
探究トレーニングの理論、実践についてEricsson教授と日本学術振興会理事長で
中央教育審議会会長の安西祐一郎氏との対談を軸に、
参加者が登壇者とともに学びと熟達についてディスカッションを通して考えます。
第二日目は(11月30日)は「将棋とチェスを通して考える,
一流の熟達者が実践する探究的トレーニング」をテーマにしたトークセッション
です。
慶應大学三田キャンパスに場所を移します。プロ棋士の羽生善治さん、
プロチェスプレーヤーの小島慎也さんが、将棋とチェスにおいて超一流の達人に
なるための
日々の練習の実践や心構えについて語り、エリクソン教授が専門家の立場からコ
メントします。
羽生さんをはじめとしたプロ棋士の直感の働き方を脳科学から研究した万小紅氏と
脳科学者の銅谷賢治氏による熟達者の脳の働きの解説、羽生氏による脳科学者へ
のコメントなどの
セッションもあります。
(プログラムの詳細は近日中に開設するHPをご覧ください。)
ぜひ2日間ともにご参加ください。まずは日程の確保をお願いいたします。
みなさまのご参加をお待ちしています。
お申し込み方法その他詳細は、近日中に
ABLE2014のHP (http://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/able/) を
開設し、メール第二報でご案内いたします。
定員:11月29日 100人
11月30日 240人
(事前登録制となります。登録者が定員を超えた場合には、先着順あるいは抽選
となります。
運営費実費として小額の参加費を事前登録の際にお支払いいただきます。)
問合せ先:ABLE運営事務局
able2014[at]keio.to
主催:慶應義塾大学今井むつみ研究室 市川力(東京コミュ二ティスクール)
共催:科研費新学術領域「予測と意思決定」、
慶應義塾大学 先導研「論理と感性のグローバル研究センター」、
慶應義塾大学 次世代研究プロジェクト推進プログラム 基礎学術研究
「論理思考の次世代型研究と論理的思考力発達支援への応用研究」
特別協力:株式会社内田洋行 教育総合研究所
協力:慶應義塾大学井庭崇研究室・加藤貴昭研究室
○タイトル:商品デザインと誘惑: 擬人的プロダクトデザインと消費者のセルフ
コントロール
When Temptations Come Alive: How Anthropomorphic Product Design
Undermines Consumer Self-Control
○講演者: Professor Wilhelm Hofmann (University of Cologne, Germany)
○日時: 2014年9月9日(火) 13:00-15:00
○場所: 京都大学教育学部 1F第1会議室
○Wilhelm Hofmann先生は欲求に対処する人の意志の働き(セルフコントロール)の
研究者として世界の第一線で活躍している心理学者です。講演の中では、セルフ
コントロールの概念的なフレームワークに基づいて、擬人的なプロダクトデザイ
ンが消費者のセルフコントロール、特に「食べたいという欲求を抑える」行動に
及ぼす影響に関するHofmann先生の最新の研究知見を紹介していただきます。今
日、擬人的なデザインは日常において目にすることの多い商品の視覚的な特徴の
ひとつです。Hofmann先生のご講演を通じて、人の心理機能に関する基礎研究で
得られた知見が、日常生活における消費者行動の理解にどのように繋がるかを考
えるとともに、企業や生産者と消費者の両者によりよい結果をもたらすような製
品・市場のデザインについて議論する機会にできればと考えています。
○本講演会は、事前に参加の登録やご連絡をしていただく必要はありません。ま
た、参加費も無料ですので、当日、お気軽に会場までお越しください。
講演要旨など詳細情報は下記をご覧下さい。
【ご案内】ABLE 2014開催のご案内
ABLE-Agents for Bridging Learning research and Educational practiceは
教育にイノべーションを引き起こすために、志ある人々をつなぐ
国境を越えたコミュニティです。今回は2日にわたり、
探究トレーニング (Deliberative Practice)を提唱されている
K. Anders Ericsson教授を招聘し、
「熟達者の特徴と一流の熟達者になるための条件」について考えます。
Ericsson教授は,熟達の認知の性質と熟達者に至る過程についての研究で
世界をリードするとともに、「どのように訓練すれば一流になれるか」という、
教育場面でも社会でも最も大事なテーマについて様々な提言をされ
そのトレーニングはTime, Wall Street Journal, Financial Times,
New York Timesなどのメディアでも特集記事として大きく取り上げられている
他、フィラデルフィア=イーグルスをはじめとした世界の
プロスポーツチームへの助言も多数されています。
棋士の羽生善治氏もEricsson教授の探究トレーニングの理論に
大きな影響を受けているそうです。
今回は、特別に羽生さんにも講演およびディスカッションに
ご参加いただけることになりました。
探究トレーニングの理論、実践についてEricsson教授と日本学術振興会理事長で
中央教育審議会会長の安西祐一郎氏との対談、脳科学者の銅谷賢治氏による
熟達の脳内機構の解説など、豪華なプログラムとなっています。
みなさまのご参加をお待ちしています。
日時:2014年11月29日(土)10:30-17:30
2014年11月30日(日)13:00-17:45
場所:29日(土)内田洋行 東京ユビキタス協創広場CANVAS
30日(日)慶應義塾大学 三田キャンパス
暫定プログラム概要
2014年11月29日(土)10:30-17:30
○10:30-10:45 オープニング
○10:45-12:00 Anders Ericsson講演(通訳有)
○13:30-15:00 安西祐一郎×Ericssonによる討論
○15:20-15:50 フロアによるグループディスカッション
○16:00-17:00 安西祐一郎×今井むつみ
×加藤貴昭×銅谷賢治による討論
○17:00-17:30 クロージング
2014年11月30日(日)13:30-17:30
○13:30-13:40 オープニング
○13:40-14:10 羽生善治講演
○14:10-15:00 羽生善治×小島慎也による討論
○15:10-16:10 Anders Ericsson講演(通訳・解説 安西祐一郎)
○16:20-17:30 銅谷賢治講演(熟達者の脳内メカニズム)
○17:30-17:45 クロージング
*注 プログラムは一部変更になる場合があります。
問合せ先:ABLE運営事務局
able2014[at]keio.to
主催:慶應義塾大学今井むつみ研究室 市川力
共催:科研費新学術領域「予測と意思決定」
特別協力:株式会社内田洋行
協力:慶應義塾大学井庭研究室・加藤研究室
事前登録制:有
参加費:運営実費として小額の参加費をいただきます。
お申し込み方法その他詳細は、近日中にABLE2014のHPを
開設し、メール第二報でご案内いたします。
まずは日程の確保をお願いいたします。
多くの皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
ABLE運営事務局
平成26年度生理研研究会・第4回社会神経科学研究会 「社会認知とコミュニケーョン」開催のご案内
第4回社会神経科学研究会を開催することになりましたので、ご案内させて頂き
ます。本年度は「社会認知とコミュニケーション」をテーマに開催致します。特
別講演として日本学術振興会理事長 安西祐一郎先生、大阪大学大学院工学研究
科 浅田稔先生の講演を予定しております。その他人文・社会科学系、生物系で
トップレベルの研究を行っている先生を多数お呼びしてご講演頂くことになって
おります。是非、皆様の多数のご参加を心よりお待ちしております。
オーガナイザー:
松田哲也(玉川大学脳科学研究所)
高橋英彦(京都大学大学院医学研究科精神医学教室)
所内対応者:
定藤規弘(生理学研究所心理生理学研究部門)
● 講演者(敬称略・50音順)
浅田稔(大阪大学大学院工学研究科)【特別講演】
安西祐一郎(日本学術振興会理事長)【特別講演】
岡ノ谷一夫(東京大学大学院総合文化研究科)
柿木隆介(自然科学研究機構生理学研究所)
内匠透(理化学研究所脳科学総合研究センター)
平田聡(京都大学野生動物研究センター)
水原啓暁(京都大学大学院情報学研究科)
南本敬史(放射線医学総合研究所分子イメージング研究センター)
明和政子(京都大学大学院教育学研究科)
山脇成人(広島大学大学院医歯薬保健学研究院精神神経医科学)
【開催日時】
平成26年10月30日(木)13時~10月31日(金)15時
【会場】
自然科学研究機構 岡崎コンファレンスセンター・大会議室
【定員】
200名(先着順)
【参加費】
無料(懇親会:3,000円)
【参加申し込み】
締切:9月30日(火)
事前申し込み制(下記URLよりお申し込みください)
【一般演題登録】
締切:9月18日(木)
【トラベルアワード】
選考対象:アブストラクト・9月18日(木)受付分まで
一般演題登録者の中から審査によりトラベルアワードを採択します。
【問い合わせ先】
生理研事務局:pps-kenkyukai[at]ips.ac.jp
【主催・共催】
主催: 自然科学研究機構生理学研究所
共催: 玉川大学脳科学研究所
文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究 「共感性の進化・神経基盤」
文部科学省 科学研究費補助金 新学術領域研究 「予測と意思決定」
*-*-*-*-*-*
▼ その他、詳細はwebでご確認ください。
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平成26年度生理研研究会
第4回社会神経科学研究会 「社会認知とコミュニケーション」
生理研事務局 pps-kenkyukai[at]nips.ac.jp
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<キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク 第20回全国集会 in 東京のお知らせ> 月日:2014年9月6日(土)15:00より7日(日)16:30 まで 会場:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 東京都渋谷区代々木神園町3-1 9月6日(土) 講演会「繰り返される被害~予防・再発防止研修を考える」 講師 牟田和恵(大阪大学),信田さよ子(臨床心理士) 9月7日(日) 第1分科会「相談員の悩み・困りごと-解決策をともに考える」*事前申 込制* 助言者 金子雅臣(職場のハラスメント研究所) 第2分科会「スポーツ系大学及びスポーツ系学部でできる 『スポーツ現場での脱ハラスメント』教育」 報告 山田ゆかり(スポーツライター),友添秀則(早稲田大学) 第3分科会「学会におけるハラスメントとその対応」 報告 辻智子(北海道大学),内田伸子(日本教育心理学会) 全体シンポ「大学における雇用の劣化とハラスメント」 報告 中野麻美(弁護士)、菊地夏野(名古屋市立大学)、戒能民江(お 茶の水女子大学名誉教授) ◆ 第20回全国集会 in 東京のチラシ http://cshnet.jp/wp-content/uploads/2014/08/ZenkokuS-2014-8-2.pdf ◆プログラム詳細はキャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク サイトをご参照ください。 http://cshnet.jp/2-01zenko/ ◆参加費 会員無料。非会員一般2,000円,非会員学生500円。 懇親会:一般 3,000円,学生:1,500円 ◆参加申込み どなたでも参加できますが,なるべく事前の申込みをお願いいたします。 申込みフォーム http://goo.gl/k1lvab または事務局あてメールにて 懇親会参加有無を含め,8月31日(日)までにお申込みください。 ◆お問い合わせ キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク第20回全国集会事務 局(上田) cshn2014@gmail.com
信学会HCGシンポジウム2014 OS & HAI WS 発表募集(雰囲気工学)
(重複して受け取られた際にはご容赦ください)
雰囲気の研究に関連するオーガナイズドセッションと
ワークショップのご案内です.
・電子情報通信学会HCGシンポジウム2014にて
「雰囲気工学」のオーガナイズドセッションを開催します.
HCGシンポジウム2014
会場: 海峡メッセ下関 (山口県下関市豊前田町3丁目3-1)
会期: 2014年12月17日(水)~19日(金)
発表申込締切: 2014年9月3日(水) 24:00 JST
発表原稿締切(予定): 2014年10月17日(金) 24:00 JST
オーガナイズドセッションⅢ「雰囲気工学」
オーガナイザ: 湯浅将英(湘南工科大)・片上大輔(東京工芸大)・
小林一樹(信州大)・田中貴紘(名大)
本OSでは,
- 人同士のコミュニケーション
- ネット上のSNSやtwitterの雰囲気
- 人やエージェント,ロボットの言語,非言語から発せられる雰囲気の研究
- 複数人,集団となったときの創発的な雰囲気生成の仕組みの解明
- 異文化コミュニケーション
- 集団における社会的ルール
など,雰囲気に関連しそうな研究を募集し
共通のルールが見えないかを考えたいと思います.
研究のちょっとしたアイディアや構想途中の発表も可ですので,
"雰囲気とは何か"を,楽しい雰囲気で!
議論できればと思います.
「雰囲気工学」のOSはこれまでに人工知能学会全国大会で企画し,
言語処理/コミュニケーション/インタフェースなどの様々な分野の方々に
発表いただきました.皆様にもぜひ御発表いただければと思います.
関連する研究をしている方,興味を持っていただけそうな方にも
お知らせいただければ幸いです.
何卒よろしくお願いいたします.
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・国際会議HAI(Human-Agent Interaction)のWorkshopにて
雰囲気に関するワークショップを予定しており発表を募集しています.
International Conference on Human-Agent Interaction
Tsukuba, 2014 Oct. 29-31
(ワークショップは本会議前日の28日午後を予定)
The Workshop on Human-Agent Interaction 2014
申し込み方法等は下記
- 基本はポスター発表ですが,ロボットやエージェントのデモ発表,
ノートPCによるビデオ上映など形式は問いません.
- 予稿の収録の予定はありません(予稿の提出は必要ありません)
- 「ムード/雰囲気」を広く捉えていたただいて発表いただければと思います.
(ロボットやエージェントだけでなく人の雰囲気,人の印象評価,ネットワーク
上の雰囲気等)
Workshop title:
Creating effective moods with robots/agents. What makes a good mood?
The purpose of the workshop is to bring together researchers from
multiple disciplines associated with the study of robots/agents' mood,
such as multiparty/multimodal interactions, human-agent interaction,
robotics, verbal and nonverbal behaviors, social robots/agents and
social psychology. Humans have the capacity to read the emotions of
other people and understand their moods, such as friendliness,
excitement, and boredom, by observing verbal and nonverbal expressions.
Thus it will be useful to develop conversational robots/agents that
can recognize our moods, and create effective moods in each situation.
However, unified principles of conversational agents/robots have
not been found until now. What makes a good mood? Which verbal and
nonverbal cues facilitate conversational moods? How can robots/agents
create good mood with us? The workshop will discuss interaction models,
principles, and techniques for developing robots/agent to comprehend mood.
In this workshop, we will invite researchers from relevant field to
deliberate on good mood with robots/agents.
Organaizer:
Masahide Yuasa, Shonan Institute of Technology, Japan
Kazuki Kobayashi, Shinshu University, Japan
Takahiro Tanaka, Nagoya University, Japan
Daisuke Katagami, Tokyo Polytechnic University, Japan
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日本認知科学会 知覚と行動モデリング(P&P)研究分科会では,
2014年10月に電子情報通信学会ヒューマン情報処理(HIP)研
究会,日本バーチャルリアリティ学会VR心理学研究委員会と
共催で,富山県立大学において下記の要領で研究会を開催いた
します.
このたび,発表申し込みの締切を8/21(木)午前10時まで,と少し
だけですが延長しました.
改めてご検討をよろしくお願いいたします.
一般講演のテーマは,「VR心理学、知覚、行動および一般」です.
皆様の周りやお知り合いなどにも参加のお声掛けをして頂けますと
幸いです.どうぞ奮ってご参加くださいますようお願いいたします.
【日時】2014年10月25日(土),10月26日(日)
※ この日程で富山県立大学の学園祭も開催される予定です.
【場所】富山県立大学 L205教室(予定)
(〒939-0398 富山県射水市黒河5180)
JR富山駅より,西方へ,JR小杉駅が最寄り駅です.
小杉駅からは徒歩で約20分,バスで約5分です.
研究会実行委員長:唐山英明(富山県立大学)
【申し込み締切】2014年8月21日(木)午前10時
【原稿締め切り】2014年9月30日(火)
※原稿は日本語または英語で執筆していただきます.
【テーマ】VR心理,知覚,行動および一般
※一般講演は日本語または英語での発表となります.
【参加費】無料(ただし抄録集は有料)
【共催】
電子情報通信学会ヒューマン情報処理(HIP)研究会
日本バーチャルリアリティ学会VR心理学研究委員会
【発表申込先・原稿送付先】
下記研究会発表申し込みシステムをご利用ください.
(HIP研究会の申込みページとなります)
【P&P研究分科会に関する問合先】
田中章浩(主査/東京女子大学)
akihiro[at]lab.twcu.ac.jp
髙木幸子・髙橋麻衣子(事務局/東京女子大学)
p_and_p[at]l.twcu.ac.jp
◎P&P研究分科会の情報は,以下のページをご覧下さい.
Authors: Ryoma Yamada, Yukio Itsukushima, Tanjeem Azad, & D. Stephen Lindsay
Title: Schema Provoke False
Knowing Even When Schema-Consistent Targets Had Not Been Presented
Journal(書誌情報): International Journal of Psychological Studies, Volume 6, No 3,
pages 62-70, September 2014
doi: 10.5539/ijps.v6n3p62
pages 62-70, September 2014
doi: 10.5539/ijps.v6n3p62
論文URL: http://dx.doi.org/10.5539/ijps.v6n3p62
Abstract:
Human memory is not always an accurate record of experienced events. Information that has never been
experienced but is consistent with a relevant schema is sometimes mistaken as memory, giving rise to false
memories. In this study, we focused on whether schema can provoke false memory for actions and for objects
even when schema-consistent targets had not been presented. We presented schema-inconsistent actions and
schema-inconsistent objects in a slide sequence depicting a kitchen. Later, we administered an old/new
recognition test with remember/know judgments and Perception/Thought/Emotion/Context ratings for
schema-inconsistent targets, schema-consistent distracters, and schema-inconsistent distracters. Both for the
actions and the objects, participants more often falsely recognized schema-consistent distracters than
schema-inconsistent distracters. That is, memory can be reconstructed along the scene schema, provoking false
memory. However, these false memories were not typically accompanied by "remember" judgments but rather
by "know" judgments. The similarity between schema-consistent targets and schema-consistent distracters is an
essential factor for false recollection.
experienced but is consistent with a relevant schema is sometimes mistaken as memory, giving rise to false
memories. In this study, we focused on whether schema can provoke false memory for actions and for objects
even when schema-consistent targets had not been presented. We presented schema-inconsistent actions and
schema-inconsistent objects in a slide sequence depicting a kitchen. Later, we administered an old/new
recognition test with remember/know judgments and Perception/Thought/Emotion/Context ratings for
schema-inconsistent targets, schema-consistent distracters, and schema-inconsistent distracters. Both for the
actions and the objects, participants more often falsely recognized schema-consistent distracters than
schema-inconsistent distracters. That is, memory can be reconstructed along the scene schema, provoking false
memory. However, these false memories were not typically accompanied by "remember" judgments but rather
by "know" judgments. The similarity between schema-consistent targets and schema-consistent distracters is an
essential factor for false recollection.
日本語によるコメント:
特定の場所の記憶について,その場所のスキーマに一致する項目が全く提示されていなかった場合でも,スキーマに一致する形で偽記憶が生じるかを検討した。具体的には,スキーマに一致しない行為と物品を提示し,その再認成績と想起意識を比較検討した。
結果,行為でも物品でも,スキーマに一致する妨害刺激に対して虚再認が生じていたが,特に物品で顕著であった。
スキーマに一致する項目が提示されなくとも,その場所のレイアウトによってスキーマが活性化し,虚偽記憶を生じさせると考えられる。
ただし,虚回想には至らなかった。虚回想が生じるには,ターゲットと妨害刺激の類似性が必要と
考えられる。
日本心理学諸学会連合 加盟学会 御中 平素より大変お世話になっております。 日本心理学諸学会連合事務局でございます。 上野理事長からの指示でご連絡申し上げます。 現在、三団体会談のホームページに 以下の重要事項が掲載されておりますのでお知らせいたします。 (1)署名のご報告 (2)要望書2(2014年8月10日付) (3)7.12の動画 三団体会談ホームページ< http://3dantai-kaidan.jp/ > なお、(2)要望書2については 日心連HP< http://www.jupa.jp/ >でもご覧いただけます。 以上、 よろしくお願い申し上げます。
支える人の学びの場「こころ塾2014 仙台」 「これからの発達障害の支援を考える:先端の知と実践をつなぐ」 現代社会には、人を支えることを仕事としている人たちがたくさんいます。 支える人は、子どもやお年寄り、病気の人や身体の不自由な人たちが幸せに暮ら せる社会の、一番の担い手でもあります。] そして、支える人たち自身も元気で健やかに毎日を過ごせることが、私たちのめ ざす日本社会の姿ではないかと考えます。 京都大学こころの未来研究センターでは、こうした考えのもとで、 2013年に「支える人のための学びの場」を作り、医療専門職の人たちを対象 にこころ塾を開催しました。 2014年度は、下記の要領で「支える人の学びの場 こころ塾2014仙台」 を実施します。 多数の申込みをお待ちしています。 ■日時 2014年10月12日(日)9時50分~17時 (受付開始時間 9時~) ■場所 仙台国際センター 2階 大ホール http://www.sira.or.jp/icenter/download/jpg/map4c.jpg (仙台市青葉区青葉山無番地) ■定員 400名 (申込による先着順) ※定員になり次第、締め切らせて頂きます。 ■参加資格 ◇作業療法士、理学療法士、臨床心理士、言語聴覚士の資格をもつ方、 およびこれらの専門職をめざす学生の方々 ■参加費 無料 【プログラム】 9:50-10:00 挨拶 吉川左紀子 (京都大学こころの未来研究センター) 10:00-12:00 講演 「 発達する脳内ネットワークと発達障害」 乾 敏郎(京都大学大学院情報学研究科) 12:00-13:30 休憩 ※会場内および会場近くにレストラン等が少ないため、各自、昼食 をご持参ください。昼食会場は2階「桜」となります。 13:30-15:00 講演 「心の発達の定型・非定型を考える」 明和政子(京都大学教育学研究科) 15:20-17:00 事例報告と討議 加藤寿宏(京都大学大学院医学研究科) 小松則登(愛知県心身障害者コロニー中央病院) 嶋谷和之(大阪市更生療育センター) 乾 敏郎 明和政子 吉川左紀子(司会) ■申込方法 kokoro-sendai.peatix.com からお申し込みください。 ◎E-mailでのお申し込みも可能です。 kokoro-sendai@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp 必要事項をご記入の上、お申し込みください。 ①お名前(ふりがな) ②所属先 ③職種(作業療法士/理学療法士/臨床心理士/言語聴覚士/学生/その他) ④返信先E-mail アドレス 問合せ先:京都大学こころの未来研究センター・リエゾンオフィス E-mail: kokoro-sendai@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp 主催:京都大学こころの未来研究センター 共催:京都大学大学院医学研究科 脳機能リハビリテーション学分野 発達障害 系研究室 後援 東北文化学園大学
日本行動計量学会第42回大会のお知らせ 大会実行委員会副委員長(事務取扱) 倉元直樹(東北大学) 今年も猛暑ですが,如何お過ごしでしょうか? さて,2014 (平成26) 年9月2日(火)~5日(金)の会期で,東 北大学において日本行動計量学会第42回大会を開催いたします. 8月12日(火)が事前参加申 込みの〆切ですが,当日受付でのご参 加も可能ですので,お一人でも多くの方々 のご参加をお待ちして おります.非会員の方は,当日,大会受付にて入会申し込みをして いただきますと,入会手続き中として,会員扱いでの参加が可能で す.ぜひともお誘いあわせの上,お越しください. 今大会は2か所の会場で開催いたします.大会初日のチュートリ アルセミ ナー,および,大会2日目と最終日の一般研究発表,特別 セッション企画は川内北キャンパス講義棟C棟,大会 3日目(9月4日 [木])のイベントは川内南キャンパスの東側に立地する「東北大 学百周年記念会館 川内萩ホール」で開催させていただきます.道 路を挟んで徒歩5分程度の距離ですが,お間違えのないようにお越 しください. 東北大学百周年記念会館は旧東北大学記念講堂を改装して2008 (平成20年)10月に完成したものです.1,200席あまりの規模の大 ホールは,世界水準の音響と学術会議機能を備えたホールであり, 学術会議や講演会のほか,音楽コンサート などを楽しんでいただ ける施設となっています. 午前中には,村上隆会員(中京大学)企画・司会,林文会員(東 洋英和女学院大学)・吉野諒三会員(統計数理研究所)指定討論で, トロント大学(カナダ)から西里静彦先生をお招きして,「数量化 理論――部分空間と全空間の多次元解析――」と題した特別講演を 開催いたします。その後,同じ会場で総会を実施いたしますので, 引き続きご出席いただければ幸いです。午後には一般にも無料で開 放する公開イベントとして,ミニコンサート,および,公開シンポ ジウムを企画しました.ミニコンサートでは,東北大学混声合唱団, 東北大学学友会吹奏楽部の公演を予定しています.午後のひと時を ゆっくりお楽しみください.また,「東日本大震災被災地における 住民の意向の把握とその課題」と題した公開シンポジウムを行いま す.基調講演者には衆議院議員井上義久氏(東北大学工学部金属加 工学科卒,東北ブロック選出)をお迎えすることになりました.そ の後のシンポジウムにも併せてご参加いただければ幸いです. 同会館には大ホール(萩ホール)の他に三つの会議室が付設され ております.公開シンポジウムの後,夕方には仕切りを外して一続 きの大会議室として懇親会を開催いたします.どなたでもお楽しみ 頂けますように仙台の名物を取り揃えてお待ちしております.移動 時間もほとんどかかりませんので,奮ってご参加ください. 東北大学百周年記念会館萩ホールwebサイト http://www.bureau.tohoku.ac.jp/hagihall/ ○参加費 正会員 学生 賛助会員 非会員 早期振込 5,000円 3,000円 5,000円 7,000円 当日支払 6,000円 4,000円 6,000円 10,000円 ○参加申込 http://bsj.wdc-jp.com/2014/application/registration.html ご不明な点がございましたら、ヘルプデスクまでお問い合わせくだ さい。 日本行動計量学会大会ヘルプデスク <bsj-desk@bunken.co.jp> ○大会開催要項 日時:2014年9月2日(火)~5日(金)(9月2日はチュートリアル セミナーです) 会場:東北大学川内北キャンパス(仙台市青葉区川内41) 東北大学百周年記念会館川内萩ホール(仙台市青葉区川内40) 大会実行委員長:木村邦博(東北大学文学研究科) 大会webサイト:http://bsj.wdc-jp.com/2014/ (日本行動計量学会第42回大会は東北大学大学院文学研究科との共 催事業です.) ○スケジュール 9月2日(火) 受付開始:13:00 会場:川内北キャンパス講義棟C棟 時間:13:30 ~ 16:30 内容:チュートリアルセミナー 9月3日(水) 受付開始:9:00 会場:川内北キャンパス講義棟C棟 時間:9:30 ~ 17:15 内容:特別セッション,一般セッション 9月4日(木) 受付開始:9:00 会場: 東北大学百周年記念会館 川内萩ホール 9:30~11:00 特別講演 11:15~12:15 総会 〔公開企画(参加費無料)〕 13:15~14:15 ミニコンサート 14:30~17:45 公開シンポジウム 第一部 基調講演 第二部 シンポジウム 18:00~20:00 懇親会 9月5日(金) 受付開始:9:00 会場:川内北キャンパス講義棟C棟 時間:9:30 ~ 14:45 内容:特別セッション,一般セッション ○チュートリアルセミナー 日時:2014 年9月2日 (火) 13:30 ~ 16:30 テーマ: 消費者行動データ分析のための構造モデリング――入門からビッグ データ活用まで―― 講師:石垣司(東北大学大学院経済学研究科) 場所:東北大学川内北キャンパス講義棟C棟 概要: ビッグデータ時代の潮流を受け,消費者行動を理解するためのデ ータ分析は学術界・産業界の両者においてますます重要なトピック として認識されている.本チュートリアルセミナーでは消費者行動 データ分析のための構造モデリングの理論と実践について解説する. はじめに,①消費者行動の要因(販促・環境など)と結果(購買 ・非購買など)の因果構造を確率モデルとして表現するアプローチ を紹介する.具体的には,古 典的な離散選択モデルから始めて, 階層ベイズモデリングによる消費者異質性モ デルについて解説する. 次に,②機械学習やデータマイニングなどの帰納的方法 論による 購買行動分析や構造抽出を目指すアプローチを紹介する.具体的に はト ピックモデルやベイジアンネットワークなどの手法について 解説する.また,①と②の両アプローチの違いと長所・短所につい ても解説する.③最後に,構造モデリングを用いてサービス産業の 持続的成長を実現するためのビッグデータ活用の 実践を紹介・解 説する. http://bsj.wdc-jp.com/2014/seminar.html ○特別講演 企画・司会:村上隆(中京大学)、指定討論:林文(東洋英和女 学院大学)・ 吉野諒三(統計数理研究所) 講演者:西里静彦(トロント大学〔カナダ〕名誉教授) 題目:数量化理論――部分空間と全空間の多次元解析―― 場所:東北大学百周年記念会館 川内萩ホール 日時:2014 年9月4日 (木) 午前 企画主旨:西里静彦先生は,質的データの数量化に関する理論的 ・経験的研究を続けられ,その成果は,いまさら言うまでもなく国 際的に高い評価を受けています.今回の特別講演では,先生の50年 以上にわたるご研究を背景とした,データ解析に関する最新のお考 えについてお話しいただきます.先生にもご参画いただいた本学会 の設立当時を思わせる自由で闊達な討論が起こることも期待されま す. http://bsj.wdc-jp.com/2014/special.html ○公開企画(参加費無料) 〔ミニコンサート〕 出演サークル:東北大学学友会吹奏楽部 (http://www.tohoku-wind.org /index.shtml) 東北大学混声合唱団 (http://tohoku-uv-konsei.lolipop.jp/) 〔公開シンポジウム〕 テーマ:東日本大震災被災地における住民の意向の把握とその課題 日時:2014 年9月4日 (木) 午後 場所:東北大学百周年記念会館 川内萩ホール 概要:今後の復興に向けて被災地の住民の意向をどう把握するのか, 今回の震災特有の課題は何なのか.行政・マスメディア等,それぞ れの観点から議論する. 第一部 基調講演 「東日本大震災に対する政治の使命」 講演者:衆議院議員 井上義久氏(東北大学工学部金属加工学科卒, 東北ブロック選出) 第二部 シンポジウム 「東日本大震災被災地における住民の意向の把握とその課題」 コーディネータ:河村和徳(東北大学大学院情報科学研究科) パネラー:郷内俊一氏(仙台市)、大江秀則氏(河北新報)、石川 俊之氏(サーベイリサーチセンター) コメンテータ:後藤心平(FM仙台パーソナリティ) (公開シンポジウムは東北大学大学院情報科学研究科との共催事業 です.) http://bsj.wdc-jp.com/2014/open.html ○アクセス キャンパスマップ: http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/kawauchi/index.html 仙台市営バスによる仙台駅前バスプールからのアクセス情報です. 9番のりば(全てのバスが会場最寄りの停留所を経由します) 行き先:宮教大・青葉台行,青葉通経由動物公園循環 下車停留所(所要時間・運賃):東北大川内キャンパス・萩ホー ル前(約15分,運賃180円) 16番のりば(本数がやや少なく,東北大学百周年記念会館からは遠 くなります) 行き先:広瀬通経由交通公園・川内営業所行、広瀬通経由交通公園循環 下車停留所(所要時間・運賃):川内郵便局前(約15分,180円) タクシーの利用も可能です.通常の交通状況の場合,所要時間10分 程度,料金は1,500円程度です. 周辺地図は, http://bsj.wdc-jp.com/2014/doc/2014_taikai_location_map.pdf ○宿泊情報 以下のURLに東北大学生活協同組合提供の宿泊情報が掲載されて います. https://www.u-coop.or.jp/tohoku/society/bsj/index.php ○昼食について 大会期間中の昼食時間帯には,キャンパス内にある東北大学生活協 同組合の食堂が営業しております. ○大会プログラム http://bsj.wdc-jp.com/2014/program.html ○第42回大会実行委員会 木村邦博(東北大学)(委員長) 倉元直樹(東北大学)(副委員長) 熊谷龍一(東北大学)(事務局長) 河村和徳(東北大学) 菊地賢一(東邦大学) 村木英治(東北大学) 鈴鴨よしみ(東北大学) 第42回大会実行委員一同,杜の都仙台にて,心より皆さまのお越し をお待ちしています。
Authors:
Ryuma Kuribayashi, Ryuta Yamamoto, & Hiroshi Nittono
Title:
High-resolution music with inaudible high-frequency components produces a lagged
effect on human electroencephalographic activities
Journal:
NeuroReport, 25(9), 657ー661.
doi:
10.1097/WNR.000000000000015
論文URL (DOIが間違ってリンクされているので PubMed からどうぞ):
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24722228
Abstract:
High-quality digital sound sources with inaudible high-frequency components
(above 20 kHz) have become available because of recent advances in information
technology. Listening to such sounds has been shown to increase the [alpha]-band
power of an electroencephalogram (EEG). The present study scrutinized the time
course of this effect by recording EEG along with autonomic measures (skin
conductance level and heart rate) and facial electromyograms (corrugator
supercilii and zygomaticus major). Twenty university students (19-24 years old)
listened to two types of a 200-s musical excerpt (J. S. Bach's French Suite No.
5) with or without inaudible high-frequency components using a double-blind
method. They were asked to rate the sound quality and to judge which excerpt
contained high-frequency components. High-alpha EEG power (10.5-13 Hz) was
larger for the excerpt with high-frequency components than for the excerpt
without them. This effect was statistically significant only in the last quarter
of the period (150-200 s). Participants were not able to distinguish between
the excerpts, which did not produce any discernible differences in subjective,
autonomic, and facial muscle measures. This study shows that inaudible high-
frequency components have an impact on human brain activity without conscious
awareness. Unlike a standard test for sound quality, at least 150 s of exposure
is required to examine this effect in future research.
著者Contact先の email:
nittono@hiroshima-u.ac.jp
日本語によるコメント
「耳には聞こえない2万ヘルツ以上の音を含むディジタル音源を聴いているときは,同じ
音源で高周波帯域をカットしたものを聴いているときに比べて,意識的には違いが分から
ないのに,高周波アルファ帯域の脳波パワーが増大する」という研究です。ハイパーソニ
ック(hypersonic)効果として20年以上前から知られている現象ですが,今回は二重盲検
法で追試し,効果が生じるまでに聴取開始から最低150秒かかるという遅れ時間を確定し
ました。ただし,効果量が非常に小さいため,現在はさらに長い聴取区間を用いた確認実
験を行っています。
Authors: Ryuma Kuribayashi & Hiroshi Nittono Title: Speeding up the tempo of background sounds accelerates the pace of behavior Journal: Psychology of Music (in press) doi: 10.1177/0305735614543216 論文URL: http://pom.sagepub.com/content/early/2014/07/22/0305735614543216 Abstract: Hearing fast-tempo music in the background is shown to affect the pace of motor behavior. However, the mechanism underlying this phenomenon remains unclear. We investigated how tempo influences behavioral pace in a simple perceptual-motor task in which participants heard background sound sequences (30, 60, 120, 180, and 240 bpm) while performing a line-tracing task. The order of the tempo conditions (ascending vs. descending series of tempo) was manipulated. When sound sequences changed from slower to faster tempi (that is, ascending series), behavioral pace accelerated. However, the pace did not change in the descending series. The subjective arousal level increased under faster tempo sounds regardless of tempo series. The results indicated that the ongoing tempo of background sounds did not determine the behavioral pace directly through increased arousal or perceptual-motor synchronization. Not only the ongoing tempo but also the preceding tempo of background sounds is shown to be an important factor for behavioral pace change. 著者Contact先の email: ryuma.kuribayashi@gmail.com 日本語によるコメント: 「背景音のテンポを上げると,単純な知覚運動課題における遂行ペースが速くなる」とい う研究です。よくありそうなテーマですが,論文になっているものはそれほど多くありま せん。従来の研究との違いは,系列(文脈)の効果を考慮した点です。遅いテンポから徐 々にテンポを上げていくと遂行ペースは上がるが,最初に速いテンポを聞かせて徐々に下 げていっても遂行ペースは変化しないことが分かりました。正しいペースというものが存 在しない知覚運動課題では,背景音のテンポが増加する方向に変化したときだけ,行動ペ ースに影響を与える手がかりになると考えられます。
日本認知心理学会会員の皆様 早稲田大学人間科学学術院では、現在、専任教員の公募を行っております。 詳細につきましては、下記のURLよりJREC-INに掲載の情報をご覧下さい。 早稲田大学 人間科学学術院 人間情報科学科 専任教員公募(実験心理学) 募集人員: 1名 教授または准教授または専任講師 応募資格: 着任時に以下の条件をすべて満たしていること。 1.人間の認知過程に関する実証的研究を専門としていること。 2.専門分野での教育・研究に加えて、人間科学的、学際的、応用的な視点に立 つ、実学志向の教育・研究を実行できること。 3.博士の学位または同等の高度の研究業績を有し、大学院での指導ができるこ と。 4.国籍は問わないが日本語で授業その他の教育指導にあたれること。 https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=0&id=D114070164&ln_jor=0 なお,応募書類の締切は、2014年08月22日(消印有効)となっております。