office: 2017年1月アーカイブ

日本認知心理学会会員の皆様へ 第50回知覚コロキウム・参加発表申込締切延長のお知らせ 参加発表申込締切期限について,一号通信ならびにホームページでは 2月1日(水)とご案内しておりましたが,このたび締切を10日間延期し, 参加・発表申込締切期限を 2月10(金)とさせていただきます。 参加・発表の申し込みは,ウェブページ(https://sites.google.com/site/chicollo2016/registration)よりお願い致しておりますが,希望の方にはメイルでも受け付けますので,ご相談下さい
(メイル宛先:chicollo50th[at]gmail.com([at]を@にして下さい))

日時:2017年3月25日(土)~27日(月)
場所:慶應義塾大学日吉キャンパス(〒223-8521 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1)
アクセス:日吉駅(東急東横線・目黒線/横浜市営地下鉄グリーンライン)徒歩1分

特別企画:
1) 片渕須直監督講演会(3月27日午前)
アニメーション映画監督片渕須直氏(『この世界の片隅に』『マイマイ新子と千年の魔法』)
をお迎えし,アニメーションと知覚心理学に関わるお話をしていただきます。

2) シンポジウム 「2016年 話題となった知覚研究(仮)」(3月26日午後)
Best Illusion Contest of the Year ファイナリスト杉原厚吉先生(明治大学)と,
イグノーベル賞受賞の東山篤規先生(立命館大学)にご講演いただきます。

3) エクスカーション:日吉台地下壕特別見学会(3月27日午後)
片渕監督の最新作『この世界の片隅に』に関連付けたエクスカーションとして
太平洋戦争末期に海軍連合艦隊総司令部の置かれた日吉台地下壕の見学会を行います。
レイテ沖海戦の作戦命令や大和の沖縄特攻命令がここから発せられました。

※その他の企画も調整中です。Webサイトを御覧ください。

参加費:2泊3日全日程参加の場合
有職者33,000円 学生20,000円(予定)
※ 参加人数により多少変動の可能性がありますことを予めご了承ください。 
参加・発表申込み期限:2017年2月1日(水)

お申込み方法や詳細は 
https://sites.google.com/site/chicollo2016/をご覧ください。随時情報を更新しております。

お問い合わせ先:
第50回知覚コロキウム準備委員会:増田知尋(文教大学)・田谷修一郎(慶應義塾大学)
企画・運営協力:増田直衛・中野泰志(慶應義塾大学)
e-mail:chicollo50th[at]gmail.com([at]を@にして下さい)
大勢の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

日本認知心理学会会員の皆様、
(複数のMLにお送りしております。重複ご容赦ください。)

日本心理学会「注意と認知」研究会は、第15回合宿研究会を開催いたします。
参加申し込みの手続きについてお知らせいたします。
研究発表をなさらない方の合宿への参加も歓迎いたします。
たくさんの方々のご参加をお待ち申し上げております。

                           記

■概要
日 時:2017年3月5日(日)~7日(火)
    初日は13時45分受付開始、セッションは14時30分開始
場 所:ホテルサンルートプラザ名古屋
   会場は2階・葵の間です。
目 的:注意と認知に関わる研究者の研究発表(口頭発表)と討論の場を提供する。
    議論を通して研究者同士の親睦を深める。

参加費(宿泊、懇親会費を含む。ご希望の場合は1食1,300円にて朝食を付けられます):
  有職者(学振特別研究員含む) 30,000円程度
  学 生(学振特別研究員除く) 18,000円程度
*二泊分の宿泊費、懇親会費を含む(朝食をご希望の方は、これに朝食分の料金が加わります)。
 詳細は参加者申込み締切次第、確定の予定。
 希望者には領収書(参加費と宿泊費に分けることも可)を発行します。
*名古屋近郊の学生の方で宿泊なしをご希望の方はご相談下さい。

特別講演:今水寛先生(東京大学) 「認知機能と脳のネットワーク」

※ご参考までに、プログラムを当メール末尾に記載いたします。
 また近日中に発表予稿集を研究会ホームページ
 (http://www.l.u-tokyo.ac.jp/AandC/)にて公開の予定です。

■参加のお申し込みについて
合宿研究会への参加をご希望の方は2017年2月17日(金)までに、
下記の必要事項をE-mailにてお送りいただきますようお願いいたします。
(発表採択者は、改めての参加のお申込みは不要です。)

===== 注意と認知研究会 第15回合宿研究会参加申し込み =====
1)お名前
2)ご所属
3)ご身分 (学生:学年・学振の特別研究員の場合はその旨を明記、研究員、教職員など)
4)E-mailアドレス
5)全日程参加 or 部分参加(※原則として全日程参加とします。
  やむを得ない事情により部分参加の場合、ご宿泊の日程を明記願います。)
6)朝食の要・不要
===========================================================

※ 締め切り: 2017年2月17日(金)
※ メールの題名をEntryとし、aandc.camp[at]gmail.com([at]を@に変換してください)宛に必要事項をお送りください。



■日本心理学会「注意と認知」研究会 第15回合宿研究会プログラム
(発表者は第一著者のみ記載)

--3月5日(日)-------------------------------------------------------
13:45-14:25 受付
14:25-14:30 開会

【セッション1:多感覚的認知】
●14:30-15:00 和音と色の感覚間協応に関する検討
 熊倉 恵梨香(東京大学)
●15:00-15:30 共感覚色に影響する文字要因の個人差
 濱田 大佐(京都大学)
●15:30-16:00 聴覚刺激と同時提示された視覚刺激の再認
~顕著性と課題関連性の影響~
 小西 慶治(東京大学)
●16:00-16:30 触覚知覚・記憶におけるオノマトペの影響
 今井 むつみ(慶應義塾大学)

【セッション2:知覚・認知一般】
●16:45-17:15 空間的視点取得における前後判断と左右判断の非対称性
 武藤 拓之(大阪大学/日本学術振興会)
●17:15-17:45 グラデーションによる明るさ錯視と図形の三次元的曲面性
 小林 勇輝(大阪大学)
●17:45-18:15 心理学と人称の問題
 川津 茂生(国際武道大学)


--3月6日(月)-------------------------------------------------------
【セッション3:注意制御(1)】
●9:15-9:45 自然画像中の顔と手はいかに眼球運動を誘導するか
 新美 亮輔(新潟大学)
●9:45-10:15 顕著性とアンサンブルは眼球運動に同時に機能する
 熊切 俊祐(京都大学)
●10:15-10:45 拡張現実提示時の中心視負荷と情報処理特性について
―両眼・単眼提示のRSVP課題による比較―
 北村 昭彦(大阪大学/日本学術振興会)

【セッション4:注意制御(2)】
●11:00-11:30 課題に関連する処理が価値駆動的な注意捕捉を生じさせる
 峯 知里(京都大学/日本学術振興会)
●11:30-12:00 文脈の操作が凶器への注意捕捉に与える影響
 武野 全恵(名古屋大学)
●12:00-12:30 視線の送り手の道徳違反が注意誘導および選好判断に与える影響 
 白井 理沙子(関西学院大学)

【セッション5:認知制御】
●14:00-14:30 認知要求に対する回避バイアス
 蔵冨 恵(高知工科大学)
●14:30-15:00 低圧低酸素状態での行為制御 Post-error slowingへの影響
 石松 一真(滋慶医療科学大学院大学)
●15:00-15:30 成績にもとづくフィードバックによる認知制御の促進
 上田 祥行(京都大学)

【セッション6:脳のネットワーク】
●15:45-16:15 Oculofeedbackによる注意向上訓練
 恵本 序珠亜(中部大学)
●16:15-16:45 珠算熟達者の記憶課題における全脳の神経ネットワークの解明
 江部 正周(慶應義塾大学)

【特別講演】
●17:00-18:00 認知機能と脳のネットワーク
 今水 寛(東京大学)

18:30頃- 懇親会


--3月7日(火)-------------------------------------------------------
【セッション7:魅力・情動】
●9:15-9:45 風景画印象を構成する、知覚的・認知的処理の経時変化
 若林 正浩(大阪大学)
●9:45-10:15 情動喚起の評価の違いが有効視野に及ぼす影響
 増田 奈央子(久留米大学)
●10:15-10:45 潜在的態度の変化に対する魅力的な顔の効果
 西村 友佳(関西学院大学)

【セッション8:視覚と行為の相互作用】
●11:00-11:30 サイモン課題における反応時間と反応強度
 西村 聡生(安田女子大学)
●11:30-12:00 異なる身体部位の表象基盤の共有性に関する検討
 光松 秀倫(名古屋大学)
●12:00-12:30 自動制御オブジェクトに対する操作主体感の維持:
目標指向行動とオブジェクト応答の影響
 中島 亮一(東京大学)

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(以上)

注意と認知研究会  http://www.l.u-tokyo.ac.jp/AandC/
代表者: 横澤一彦(東京大学)
運営委員(五十音順、*合宿担当):
浅野倫子(立教大学)、石松一真(滋慶医療科学大学院大学)、
伊丸岡俊秀(金沢工業大学)、上田祥行(京都大学)、
小川洋和(関西学院大学)、河原純一郎(北海道大学)、
熊田孝恒(京都大学)、*蔵冨 恵(高知工科大学)、
齋木 潤(京都大学)、武田裕司(産業技術総合研究所)、
*中島亮一(東京大学)、新美亮輔(新潟大学)、
西村聡生(安田女子大学)、松本絵理子(神戸大学)、
光松秀倫(名古屋大学)、Li Qi(東京大学)

*お問い合わせは以下のアドレスまでお願い致します.
 E-mail: <aandc.camp[at]gmail.com([at]を@に変換してください)>


日本行動計量学会第19回春の合宿セミナーのお知らせ
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日本行動計量学会 第19回春の合宿セミナー

第19回春の合宿セミナー実行委員長
横山 暁(帝京大学)

日本行動計量学会が毎年開催している日本行動計量学会春の合宿セミナーを今年度は下記の要領で開催します.都内近郊での開催となりますが,勉強に集中するために完全合宿形式での実施となります.
完全合宿形式のため参加費は宿泊費・2泊6食の食事代・諸経費込みの料金であり,学会主催ということで安価に設定しております.

既に申し込みが開始しており,特にAコースに関しては既に予定定員を増やしての対応となっており近日中に申し込みを一旦停止する可能性もあります.参加をされる方はどうぞ早めにお申し込みください.

なお,準会員(学生会員)の方は特に割安になるように価格設定がなされています(先着20名程度,それ以降は通常料金で参加いただけます).学会員の方の周りで興味のある学生さんがおられましたら,これを機に学会への入会もご検討いただければ幸いです.


日時: 2017年2月26日(日)~28日(火)
会場: 四季の湯温泉 ホテルヘリテイジ  URL : http://www.hotel-heritage.co.jp/
参加費(宿泊費・2泊6食の食事代・諸経費込み):
会員(正会員・シニア会員・賛助会員)でシングルルーム                              42,000円
会員(正会員・シニア会員・賛助会員)で大部屋(6人程度,2段ベッド&和室)   34,000円
準会員(学生会員)でシングルルーム                                               37,000円(28,000円※)
準会員(学生会員)で大部屋(6人程度,2段ベッド&和室)                            29,000円(20,000円※)
非会員一般でシングルルーム                                                   50,000円
非会員一般で大部屋(6人程度,2段ベッド&和室)                                        42,000円
非会員学生でシングルルーム                                                   42,000円
非会員学生で大部屋(6人程度,2段ベッド&和室)                                        34,000円
※ シングル・大部屋合わせて先着20名程度.それ以降でも通常料金で参加いただけます.

募集人数:各コース 先着30名程度
申込方法:下記ウェブページで2016年1月16日に申込み開始


【Aコース】
テーマ:今日から始めるベイジアンモデリング
講師:山口大学教育学部 准教授 小杉考司 先生

コース紹介:「ベイジアンモデリング」は聞いたことがあるけどよくわからない,実際にどうやって扱えばよいのかわからない,という方向けに,ベイジアンモデリングのコースを用意しました.講師はベイジアンモデリングの専門家である山口大学の小杉先生にお願いしました.小杉先生のもとで基礎から応用まで楽しく一気に勉強しましょう.

コース概要:ベイジアンモデリングはStanというソフトウェアを使って簡単に実践することができます.Stanを統計環境Rから使うことで,モデリングの前後に必要なデータの整形や図表の出力との連携も,一手に扱うことができます.
コースの初めには,RとRStudioの環境の準備から解説します.二日目からは,ベイズの文脈で扱うテーマは平均値の差や線形モデルについてのベイズ推定といった基本的な統計モデルから,帰無仮説検定が抱える問題提起とベイズ的解決法,階層線形モデルへの拡張の仕方といった応用的側面まで解説します.このコースの目的は,今後いっそう広まるであろうベイズの世界では何がどう変わるのかを理解すること,です.

講義スケジュール(予定):
2月26日(日)
18:30~20:30     環境の準備.R,Rstudioの使い方
2月27日(月)
  9:30~12:00    RでStanを使ってみよう
13:30~18:00     ベイジアン分析の実際
2月28日(火)
  9:30~12:00    少し進んだベイジアン分析1
13:30~15:00     少し進んだベイジアン分析2

【Bコース】
テーマ:Pythonを用いた統計解析入門
講師:岡山理科大学 総合情報学部 情報科学科 准教授 柳貴久男 先生

コース紹介:データ分析を行うにあたり,市販の分析用のソフトウェアを利用するだけでは不十分であることも多く,またデータの事前加工や繰り返して分析を行う際にはプログラミング言語の利用が必要になっています.そこで本コースでは,データ分析で近年着目されているプログラミング言語であるPythonを取り上げ,環境構築を含む基礎から学習するコースを用意しました.Pythonはこれ自身でもデータ分析ができると同時に,他のプログラミング言語(R言語やC言語)やデータベースとも連携して利用することができます.
講師にはPythonの使用歴の長い岡山理科大学の柳先生にお願いをしました.Pythonの初学者に最適なコースとなっております.ぜひ参加をご検討ください.

コース概要:本講義では,近年データ分析を行う際に着目されているプログラム言語であるPythonについて,環境構築からプログラミングの基礎,さらに統計解析について,実習を通しながら学習していきます.PythonまたR言語などの他の言語との連携についても扱います.
Pythonの初学者向けの講習であり,プログラム言語についてあまり扱ったことがない方でも安心して学習することができます.これを機にPythonでデータ分析を行えるようになりませんか?

講義スケジュール(予定):
2月26日(日)
18:30~20:30     Pythonの概要および環境構築
2月27日(月)
  9:30~12:00    Pythonの文法,Pythonによる簡単なプログラム
13:30~18:00     Pythonによるプログラム,Pythonによる統計解析
2月28日(火)
  9:30~12:00    Pythonによる統計解析,Pythonと他言語(RやC)との連携
13:30~15:00     Pythonと他言語(RやC)との連携,質疑応答

どちらのコースもPCを用いた実習形式になりますので,ノートPCの持参および事前の準備が必要となります.(参加申し込み後に詳細
の連絡をいたします)


宿泊施設について:
 今回の会場は埼玉県熊谷市(旧江南町)にあるホテルヘリテイジです.広大な自然の中にあるリゾートホテルで,天然温泉もあります.研修施設も整っており,本セミナーには最適な環境が整っています.(天然温泉はセミナー期間中自由にご利用いただけます)
 施設までは東武東上線森林公園駅もしくはJR高崎線・秩父鉄道熊谷駅から無料のシャトルバスが出ております.また駐車場もございますので自家用車でお越しいただくこともできます.それ以外の交通手段はタクシーとなります.森林公園駅・熊谷駅どちらからも約20分3,500円程度かかります.
 宿泊はシングルルームと大部屋をご用意いたしました.大部屋は2段ベッド+和室となっており,シングルルームと比較して価格を
抑え学生さんが参加しやすい料金設定にしてあります.


問い合わせ先:
日本行動計量学会 運営委員会
第19回春の合宿セミナー 実行委員会
bsjseminar[at]gmail.com([at]を@に変換してください)
日本認知心理学会会員のみなさま


お世話になります.筑波大・原田と申します.
このたび,私どものみんラボ(みんなの使いやすさラボ)で
PD研究員を1-2名募集することになりました.
みんラボで高齢者の方とやりとりをしながら,モノの使いやすさについて
一緒に考え,研究をしていただくという活動に興味をもってくださる
方を募集しております.
 #筑波大・人間系の非常勤研究員になります.
詳しくはJREC-INをご覧いただけますと幸いです.
https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=3&id=D117010778&ln_jor=0


高齢者認知,認知工学properでなくても,このテーマに興味を持って
取り組んでくださる方であれば,歓迎です.


周囲の方にも,ぜひお声をかけていただけますと幸いです.
どうかよろしくお願いいたします.



募集:
PD研究員 1-2名


仕事内容:
認知心理学・認知工学の手法を用いて、高齢者にとっての使いやすさとその認知的加齢との関係を明らかにする実証的な研究を行います(科研+αでの雇用になります)。みんラボの研究事業推進の原動力としてご活躍いただける特任研究員 (ポスドク) を募集します。

  

業務内容としては、
(a)自発的に参加登録してくださる地域高齢者の登録データベースを作成し,
(b)適切なサンプリングに基づくユーザビリティテストや認知心理学実験,各種調査を行い,
(c)高齢者にとっての使いやすさと認知的加齢の関係性を明らかにしていく,
また
(d)高齢者にとってのモノ利用を支援するコミュニティ活動を明らかにしていく
ことに関する,研究実務を主体的に行っていただきます.


問合せ先:
原田悦子 etharada[at]human.tsukuba.ac.jp([at]を@に変更してください)


            筑波大学人間系 みんラボ研究代表 原田悦子


日本認知心理学会会員の皆様:

1月18日に『日本認知心理学会高齢者心理学部会第14回研究会のご案内』
をお送りしましたが、会場に誤りがありました。
正しい会場は以下の通りです。
以上、宜しくお願い致します。

認知心理学会高齢者心理学部会の第14回の研究会を以下の通りで開催します。
皆様の発表・参加をお待ちしております。

今回は、中央大学の緑川晶先生による特別講演
「認知症で残される機能/向上する機能」と
発表希望の方による一般演題を行います。

一般演題での発表をご希望の方は、
2月13日(月)までに、お名前、ご所属、タイトルを
石松(滋慶医療科学大学院大学) k-ishimatsu[a]ghsj.ac.jp  ※[a]→@に
までご連絡ください。 大学院生の発表を歓迎いたします。
皆様のご発表、ご参加をお待ちしております。

なお、夕方17時半頃より懇親会(品川駅周辺)を予定しております。
こちらの方も是非ご参加ください。会場セッティングの都合上、
3月3日(金)までに参加希望の方は予めメール(k-ishimatsu[a]ghsj.ac.jp)をお送りください。

どうぞよろしくお願いいたします。
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○日付
2017年3月11日(土)13時~17時

○会場 明治学院大学白金キャンパス 本館2階 1254教室
URL:http://www.meijigakuin.ac.jp/access/

○スケジュール
13:10-14:10(特別講演)
緑川晶先生(中央大学)
認知症で残される機能/向上する機能

14:20-16:30(一般演題:4名程度)(発表20分+議論10分)※途中休憩有
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認知心理学会高齢者心理学部会
代表者: 権藤恭之 (大阪大学)
事務局: 熊田孝恒 (京都大学) 石松一真(滋慶医療科学大学院大学)
サイト: http://cognitiveaging.jp/

 シンポジウムを「モバイル'17」を3月9日~10日に大阪大学人間科学部(吹田キャ
ンパス)にて開催する運びとなりました。モバイル機器やモバイル技術はもはや目新
しいものではなく、我々の生活の中に当然あって、あらゆる場面で自然に利用される
ものになりました。今回のシンポジウムは、そのようなモバイル機器がインフラと
なった時代を我々はどのように生きるか、どのようにして改善していくかを考える場
としたく企画いたしました。一般研究発表のほかに、公開シンポジウム『障がい支援
の実践から考えるモバイル・ICT活用』を企画しております。さらに、特別講演に
は、西端律子氏(畿央大学)による『デジタルネイティヴ時代の教員養成のための
COPE実践』、辻大介氏(大阪大学大学院人間科学研究科)による『情報行動調査から
見たモバイル社会の現状と課題』を予定しております。詳細は以下をご覧ください。
 事前の参加申込の締切は2月24日(金)となっております。多数の皆様のご来場を
お待ちいたしております。

シンポジウム「モバイル'17」WEB:
http://www.mobilergo.com/siteapps/1022/htdocs/?page_id=896
===================================================================
シンポジウム 「モバイル'17」
「モバイルがインフラとなった時代を生きる」

日時:2017年3月9日(木)~10日(金)
会場:大阪大学人間科学部(吹田キャンパス)

参加費
会員・協賛学協会会員12,000円【早割:10,000円】
一般18,000円【早割:16,000円】
博士課程学生会員5,000円【早割:3,000円】
修士・学部学生1,000円

一般発表
ICT教育/障害支援、情報提示/センシング、地域社会/コミュニケーション、生理/作
業、機器操作、地域社会/災害

公開シンポジウム
『障がい支援の実践から考えるモバイル・ICT活用』

特別講演
『デジタルネイティヴ時代の教員養成のためのCOPE実践』西端律子(畿央大学)
『情報行動調査から見たモバイル社会の現状と課題』辻大介(大阪大学大学院人間科
学研究科)

電子情報通信学会の「通信行動工学研究会」からのイベント告知です.

http://www.ieice.org/~cbe/

参加申込・お問い合わせは,

cbe-info[at]mail.ieice.org([at]を@に変えて送信してください)

までメールでご連絡ください.

幅広い業界・研究分野からの皆さまの参加をお待ち申し上げます.

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○第11回研究会概要

 ●日時: 2017年2月24日(金)

 ●場所: 首都大学東京 首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス

 ●参加費: 2000円(抄録冊子代1000円を含む)

 ●テーマ:通信行動工学が切り開く新たな研究領域

○プログラム(タイトルは仮です)

11:10 - 12:30 招待講演1,2

 新井田統@KDDI総合研究所

  モデル化から考える通信行動工学のこれから

 長谷川良平@産総研

  脳波BMI技術による脳内意思の解読と

  そのロボットアバター遠隔制御システムへの応用

13:30 - 14:50 招待講演3,4

 木村忠正@立教大学

  ハイブリッド・エスノグラフィー

  ~ネットワーク・コミュニケーションへのエスノグラフィーの刷新~

 會田雅樹@首都大学東京

  ネット炎上の動力学的モデル

15:00 - 16:20 招待講演5,6

 矢守恭子@朝日大学

  ユーザとともに創り上げる新しい通信ネットワークの制御

 若宮直紀@大阪大学

  人と相互作用する情報ネットワーク

第22回研究会を,3月4日(土)の13:30より,法政大学ボにて開催予定です。例年のとおり,年度末の研究会にあたる今回は,「研究発表会」を行います。例年は一人20分程度でしたが,今回は「質疑も含め,一人当たり35~50分」で4~6人,募集をさせて頂きます。発表時間は発表者の数によって変わります。4人ならば1人あたり50分,5人ならば1人あたり40分,6人ならば1人あたり35分くらいです。広い意味での言語に関わる研究で「今年度の成果」を中心に発表して頂ければ幸いです。

 発表ご希望の方は,『1月29日(日)13:00』までに,発表希望メールを頂けましたら幸いです(事務局・猪原敬介: kei.inohara[at]gmail.com([at]を@に変えて送信してください))。

 お申し込み後,『タイトル・アブストラクト』を『研究会の1ヶ月前(2月5日(日)13:00)』,『A4一枚の予稿集』を『研究会の1週間前(2月26日(日)13:00)』までにご提出して頂きますので,予めご用意しておいて頂けると助かります。〆切が近くて申し訳ございません。アブストラクトは,その時点で書ける範囲で構いません。


 なお,発表ではなく,参加(聴講)のご希望は『同じ週の水曜日(3月1日(水)13:00)』までにしていただく予定です。こちらは,改めてメールをいたします。

 言語について関心を持つ皆様と,楽しく,有意義な議論ができれば幸いです。みなさまのご参加をお待ちしております。


問い合わせ、申込み先:

  電気通信大学 猪原敬介

  E-mail: kei.inohara[at]gmail.com([at]を@に変えて送信してください)

研究会HP:https://sites.google.com/site/discoursestudy/

大阪市立大学文学研究科プロジェクト「シンポジウム:笑いが人間社会に存在する理由」

http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/UCRC/archives/5040

開催日

2017年2月4日(土)13:00~17:30(12:30開場)

会場

大阪市立大学杉本キャンパス 学術情報総合センター1F 文化交流室

http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/university/access#sugimoto

主催

大阪市立大学大学院文学研究科

■概要2016_ucrc-research-project_4

古代ギリシャの哲学者アリストテレスはかつて、「人間とはポリス的動物である」と述べました。しかし彼はこの言葉に代えて、「人間とは笑う動物である」と定義することもできたでしょう。事実、笑いは人間社会をうつす鏡といっても過言ではありません。こうした問題意識のもと、本プロジェクトでは、ユーモアに関する学際的研究を通じて人間本性の解明を試みてきました。今回はその集大成を皆さまにご披露いたします。

•入場無料、当日参加可能、定員80名程度。

■プログラム

13:00~13:10 オープニング

13:10~13:50 片岡 宏仁(言語学)

特別講演「それは仕様です」

13:50~14:30 高梨 友宏(哲学)

「近世哲学者は笑いをどのように捉えたか:デカルトおよびカントの生理学的説明とそのコンテキストについて」

14:30~15:10 仲原 孝(哲学)

「ニーチェにおける生の肯定としての笑い」

15:10~15:20 休憩

15:20~16:00 佐伯 大輔(心理学)

「ユーモア刺激の価値測定:共有集団の種類と共有人数の効果」

16:00~16:40 山 祐嗣(心理学)

「適応としての笑い・あざけり:順位制への順守と反逆」

16:40~17:30 ディスカッション

■お問い合わせ

sakon[at]lit.osaka-cu.ac.jp(佐金)([at]を@に変えて送信してください)

第15回日本認知心理学会大会のウェブサイトを公開し、各種申し込み受付を開始しました。
大会サイト
https://confit.atlas.jp/cogpsy2017

※近日中に学会サイトからもリンクいたします。
□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      ワークショップ&トークイベント
 「ドメスティック・バイオレンスと、いま、どう向き合うか」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □

●日 時:2017年2月12日(日)
     Ⅰ部トークイベント 13時30分~15時00分
     Ⅱ部ワークショップ 15時00分~18時00分
     ※Ⅰ部のみ・Ⅱ部のみのご参加も可能です。
●場 所:エステック情報ビル 21F会議室
    (東京都新宿区西新宿1-24-1 http://www.stec-jbldg.co.jp/access/)

プログラム等、詳細は
http://ristex.jst.go.jp/info/event/pp/post_21.html
にあるチラシをご覧ください。

■Ⅰ部  トークイベント
 ドメスティック・バイオレンスと、いま、どう向き合うか~日本駆け込み寺の支援の現場から
 ゲスト:玄秀盛(公益社団法人日本駆け込み寺)
 聞き手:石井光太(作家/領域アドバイザー)

  ⇒お申込みフォーム:https://form.jst.go.jp/enquetes/pp-form
    ※参加費無料/事前申込制
    ※定員(130名)に達し次第、お申込み終了とさせていただきます。

■Ⅱ部 ワークショップ
 ドメスティック・バイオレンスの早期発見・介入に向けて、どのようなプロジェクトが求められているのか?

 支援に携わる様々な立場の方々にお集まりいただき、現状の課題をブレストしながら、
 いま、どのようなプロジェクトを立ち上げることが重要か、ご検討いただきます。

  ⇒お申込み方法:以下の内容をメールに記載の上、pp-info[a]jst.go.jp(※[a]→@へ変えて下さい)お申込みください。
   件名「2/12イベント参加」
    (1) お名前
    (2) ご所属・ご役職
    (3)ご専門(任意)
    (4) 連絡先
    (5) トークイベント 参加・不参加
    (6) ワークショップ 参加・不参加
    (7) エクスカーション(兼懇親会)参加・不参加
     ※お申込み期限:2月1日(水)
     ※参加費無料/事前申込制
     ※定員(40名)に達し次第、お申込み終了とさせていただきます。

●主催 国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)
   社会技術研究開発センター(RISTEX)

<お問い合わせ>
JST/RISTEX「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域担当
Tel:03-5214-0133 Fax:03-5214-0140 E-mail:pp-info[a]jst.go.jp(※[a]→@へ変えて下さい)
公私領域ホームページ: http://www.ristex.jp/pp/
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JST/RISTEX「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域担当

国際ジャーナル掲載情報

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Authors: Matsuo, K., & Itoh, Y.

Title: The Effects of Limiting Instructions about Emotional Evidence Depend on Need for Cognition

Journal: Psychiatry, Psychology and Law

doi: http://dx.doi.org/10.1080/13218719.2016.1254588

論文URL: http://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/13218719.2016.1254588

Abstract:Although limiting instructions are provided for specific evidence that may have a negative impact on jurors' decision-making, there may be individual differences in the effectiveness of the instructions. The individual predisposition towards the enjoyment of cognitive activity is called need for cognition (NFC), and individuals high in NFC tend to seek out and engage in cognitive activity spontaneously. The present study examined the influence of NFC and limiting instructions about emotional evidence on mock jurors' legal decision-making. The results showed that mock jurors who were lower in NFC were more likely to render a guilty decision than those higher in NFC, and that the tendency was more salient when the limiting instructions were presented compared with when they were not presented. Similar results were found in regard to sentencing decisions and arousal of anger. A partial mediation effect of anger was found between NFC and verdict decisions. The influence of NFC on the limiting instructions and legal decision-making as well as the effect of anger on the decision is discussed in relation to these results.

著者Contact: kayomatsuo55[at]gmail.com(松尾加代); yitoh[at]flet.keio.ac.jp(伊東裕司)
([at]を@に置き換えてください)

以上になります。

よろしくお願いいたします。

日本認知心理学会会員の皆様:

認知心理学会高齢者心理学部会の第14回の研究会を以下の通りで開催します。
皆様の発表・参加をお待ちしております。

今回は、中央大学の緑川晶先生による特別講演
「認知症で残される機能/向上する機能」と
発表希望の方による一般演題を行います。

一般演題での発表をご希望の方は、
2月13日(月)までに、お名前、ご所属、タイトルを
石松(滋慶医療科学大学院大学) k-ishimatsu[a]ghsj.ac.jp  ※[a]→@に
までご連絡ください。 大学院生の発表を歓迎いたします。
皆様のご発表、ご参加をお待ちしております。

なお、夕方17時半頃より懇親会(品川駅周辺)を予定しております。
こちらの方も是非ご参加ください。会場セッティングの都合上、
3月3日(金)までに参加希望の方は予めメール(k-ishimatsu[a]ghsj.ac.jp)をお送りください。

どうぞよろしくお願いいたします。
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○日付
2017年3月11日(土)13時~17時

○会場 明治学院大学白金キャンパス 本館2階 1254教室
 URL:http://www.meijigakuin.ac.jp/access/

○スケジュール
13:10-14:10(特別講演)
 緑川晶先生(中央大学)
 認知症で残される機能/向上する機能
 
14:20-16:30(一般演題:4名程度)(発表20分+議論10分)※途中休憩有
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認知心理学会高齢者心理学部会
代表者: 権藤恭之 (大阪大学)
事務局: 熊田孝恒 (京都大学) 石松一真(滋慶医療科学大学院大学)
サイト: http://cognitiveaging.jp/


 日本認知心理学会優秀発表賞規程に基づき,選考委員会において審議を重ねた結果,推薦発表総数65件の中から,以下の4件の発表に,規程に定められた評価部門の優秀発表賞を授与することに決定いたしました.受賞者には第15回大会の総会にて,優秀発表賞を授与いたします.会員の皆様におかれましては,今後とも日本認知心理学会におきまして数多くの優れた発表をなされることをお願いいたします.

2017年1月17日

日本認知心理学会優秀発表賞選考委員会委員長

箱田 裕司


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【新規性評価部門】

受賞者(所属):有賀 敦紀(広島大学大学院総合科学研究科)

発表題目:「所持品に拡張されたパーソナルスペース」

【技術性評価部門】

受賞者(所属):木原 健,武田裕司(鹿児島大学大学院理工学研究科,産業技術総合研究所 情報・人間工学領域)

発表題目:「偽り表情の認識における空間周波数情報の関与」

受賞者(所属):眞嶋 良全(北星学園大学社会福祉学部)

発表題目:「オンライン認知実験の可能性を探る」

【社会的貢献度評価部門】


受賞者(所属):今回は該当者なし.

           

【発表力評価部門】

受賞者(所属):入戸野宏(大阪大学大学院人間科学研究科)

発表題目:「個人的な愛着のあるモノを見たときの認知処理」

【国際性評価部門】


受賞者(所属):今回は該当者なし.

【総合性評価部門】


受賞者(所属):今回は該当者なし.

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以下,受賞研究の抄録と推薦理由です.

学会HPもご覧下さい.  http://cogpsy.jp/index.html

【新規性評価部門】

受賞者(所属):有賀 敦紀(広島大学大学院総合科学研究科)

発表題目:「所持品に拡張されたパーソナルスペース」

発表要旨:人間には他者にこれ以上近づかれると何となく落ち着かない距離がある(personal space: PS).このPSは個人の身体を取り巻く目で見ることのできない空間領域であり,その特性に関して様々な社会心理学的研究が行われてきた.しかし,PSが身体から離れた個人の所持品を取り巻く空間にまで拡張するのかを調べた研究はこれまでにない.本研究では,二人の実験参加者(うち一人はサクラ)が残した所持品間の距離を測定して,PSが所持品を取り巻く空間に拡張するのかを調べた.その結果,実験参加者とサクラの対人関係が所持品間の距離に影響を与えることがわかった.本研究の結果は,所有者のPSが身体から離れた所持品を取り巻く空間において拡張して観察される,という拡張的パーソナルスペースの存在を示唆するものであった.

選考理由:本研究は,古典的に知られている「パーソナルスペース」に,「拡張された自己」の概念を組み合わせることによって,「拡張的パーソナルスペース」という概念を提案している.実験では,実験参加者のサクラに対する好意度を実験的に操作し,それがバッグを置く位置関係に反映されるかを検討し,好意度が低いほどサクラのバッグから離れた位置に参加者はバッグを置くことを報告している.この結果から,パーソナルスペースが自分自身を中心としたものであるという従来の知見に加えて,自分の所有物を中心としたものでもありうるという知見が新たに示されている.古典的な研究に新たに光を当て,今後の研究への展開も期待できるため,新規性評価部門における優秀賞に値するものと判断した.

【技術性評価部門】

受賞者(所属):木原 健,武田裕司(鹿児島大学大学院理工学研究科,産業技術総合研究所 情報・人間工学領域)

発表題目:「偽り表情の認識における空間周波数情報の関与」

発表要旨:普段のコミュニケーションでは,怒りを感じていても作り笑いを浮かべるなど,表情を偽ることがある.一方,偽り表情を本当の表情と区別することもできる.ただし,どのような視覚情報を利用してこれらを区別しているかは不明であった.表情認識には低・高空間周波数情報が利用されているため,それが偽り表情の区別にも関与している可能性がある.そこで,低・高空間周波数情報で構成された顔画像の表情強度を変化させて,4種類の表情(本当の笑顔,本当の怒り顔,偽りの笑顔,偽りの怒り顔)を作成する実験を行った.その結果,偽りの笑顔は,低空間周波数情報が中立表情,高空間周波数情報が弱い笑顔で構成され,偽りの怒り顔は,低・高空間周波数が弱い怒り顔で構成されることが示された.したがって,空間周波数情報を利用することで,偽りの笑顔は偽りの怒り顔よりも容易に認識できることが示唆された.これは,危険情報に敏感に反応するという適応的な認知処理(Mathews, Mackintosh, & Fulcher, 1997)を反映していると考えられる.

選考理由:日常のコミュニケーション場面では,表出された表情が内面の感情と一致しているとは限らない.内面では怒りの感情があるのにもかかわらず,作り笑いをするような状況である.本発表は,このような本来の感情と異なる表情,すなわち偽りの表情を認識する上で表情刺激の空間周波数情報がどのように関わっているのかを明らかにした興味深い研究である.実験では3D顔画像作成ソフトウェアを駆使して高空間周波数画像と低空間周波数画像を重ねた刺激を作成し,その刺激に対して実験参加者自身が空間周波数別に表情強度を変化させ,本来の表情や偽りの表情を作成するといった非常に洗練かつ工夫された課題を利用している.このような実験手法は,技術的に高い水準にあるもので,今後の表情認知研究にも強い影響を与えるものだといえる.以上の点から本発表は技術性部門での受賞に値するものと判断した.

受賞者(所属):眞嶋 良全(北星学園大学社会福祉学部)

発表題目:「オンライン認知実験の可能性を探る」

発表要旨:近年,クラウドソーシングサービスを利用したオンライン調査・実験が数多く行われ,オンライン上で認知実験を実施する試みも始まっている.しかしながら,最も良く使われるサービスであるAmazon Mechanical Turk (AMT) では,参加者の大半が米国在住の白人という偏りがある.本研究は,AMTとは人口統計的特徴が異なる日本国内のクラウドソーシングサービスから参加者を募り,先行研究と同様にオンライン認知実験の有効性を検証した.ストループ干渉に代表される,ミリ秒単位の刺激呈示・反応測定を含む5つのオンライン実験の結果は,AMTサンプルを用いた検証実験や伝統的な実験室実験を再現するものであり,オンライン認知実験が有効な研究手法であることを示唆している.一方で,大学生はオンラインサンプルよりも反応が速いが,誤答も多いという傾向が一貫して見られた.この相違を生じた要因については,さらなる検討を要すると思われる.

選考理由:近年の情報技術の発展によって,インターネットを活用したオンラインでの認知実験の実施が期待されている.本研究は,オンライン上で認知実験システムを構築し,伝統的な実験室実験とオンライン実験の結果が同等となるか,オンライン実験の妥当性を検討した研究である.結果においては,実験室実験と同様の結果が再現され妥当性があることを示すとともに,その実験環境について紹介を行った.本研究におけるオンラインの実験環境を構築した高度なプログラミング技術の報告,その実験環境の妥当性の確認の報告は,今後の認知実験の実験環境の向上には重要な貢献であり,技術性評価部門の優秀賞に十分に値するものと判断する.

【社会的貢献度評価部門】


受賞者(所属):今回は該当者なし.

           

【発表力評価部門】

受賞者(所属):入戸野宏(大阪大学大学院人間科学研究科)

発表題目:「個人的な愛着のあるモノを見たときの認知処理」

発表要旨:客観的には価値がないと分かっていても,長期の経験によって特別な思い入れ(愛着)を感じるモノがある.本研究では,個人的な愛着に関連した認知処理を検討するために,2種類のマグカップの写真に対する脳電位反応を測定した.実験参加者が日常生活で使っているマグカップ(愛着刺激),または,実験室で謝礼として受け取ったマグカップ(単純所有刺激)を,その他のマグカップの写真5枚に混ぜてランダムな順序で提示した.愛着あるマグカップの写真には,刺激提示から約300ミリ秒以降に生じる事象関連電位のP3と後期陽性電位の振幅が大きかった.一方,直前に受け取ったマグカップの写真にはそのような差は認められなかった.先行研究において,愛する人の顔に対して高振幅のP3と後期陽性電位が惹起されることが示されている.人であってもモノであっても,個人的な愛着のある対象には注意をひきつけられ,持続的な処理が行われるといえる.

選考理由:本発表は,自分が所有しているモノに注意を向けより高く評価する単純所有効果について,同じ所有感でも,所有が開始されたばかりのモノと,長期間所有し愛着を感じているモノの違いに焦点をあて,事象関連電位を用いて実際に認知処理に明確な違いがあらわれることを実証した優れた研究である.発表の内容やスタイルも, わかりやすい例示をしめしたり,明確で丁寧な解説を工夫して行うなど,発表力評価部門での受賞にふさわしいものであった.

【国際性評価部門】


受賞者(所属):今回は該当者なし.

【総合性評価部門】


受賞者(所属):今回は該当者なし.


日本認知心理学会会員のみなさま
(複数の学会MLにお送りしております。重複ご容赦ください。)

下記の通り,第7回 Society for Tokyo Young Psychologists を開催いたします。

Society for Tokyo Young Psychologistsは,若手研究者に対して,異分野交流の
場とキャリア育成のための知識を提供すること,研究者を目指す方に対しては,
早い段階における研究発表の体験を提供することを目的としています。
一般発表はすべてポスター発表形式です。
発表内容は,既に発表したもの,予備的な研究,発表予定のプレゼンの練習など,
どのようなものでも構いません。学部生の発表も歓迎しています。

参加登録ならびに発表登録の受付を開始いたしました。
詳細は,下記HPをご覧ください。
みなさまのご参加,ご発表を心よりお待ちしております。


<日時>     2017年3月11日(土) 10時~18時
<場所>     早稲田大学文学部 戸山キャンパス (東京・早稲田)
<参加費>    無料
<発表登録締切> 2017年2月28日(火)

[招待講演] 13:20~15:30
・ 浅井智久先生(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
  「感覚運動システムにおける自己と他者:予測誤差,主体感,統合失調症」
・ 大山寧寧先生(日本赤十字社医療センターメンタルヘルス科)
  「自殺未遂者ケアと自殺予防:総合病院における臨床心理士の役割」

[スモールトーク]
 吉原将大(早稲田大学文学研究科,学術振興会特別研究員)
  「面接のための効果的なプレゼンテーション― 学振面接の事例を通して―」


<公式HP>    https://styp.wordpress.com/
<お問い合わせ>   stypsych*gmail.com*メール送信の際には、*を@に換えてご利用下さい。
 
        

日本認知心理学会会員の皆様
(複数のMLにお送りしております。重複ご容赦ください。)

下記の通り,日本基礎心理学会2016年度第2回フォーラムを開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

2016年度第2回フォーラム
身体と知覚・認知

日 時: 2017年2月5日(日)13時00分~17時30分

場 所: 熊本大学黒髪北キャンパス くすの木会館

【アクセス】
http://www.kumamoto-u.ac.jp/campusjouhou/access
熊本市内中心部「通町筋(とおりちょうすじ)」からバスで約10分
JR熊本駅よりバスで約25分

【主催】 日本基礎心理学会
【共催】 熊本大学拠点形成研究「心の可塑性研究ユニット」(代表:積山 薫(熊本大学))

【企画・司会】 寺本 渉(熊本大学)

姿勢や運動など身体の状態が知覚・認知に影響を与えることは,アフォーダンス研究を含め古くから報告されています.近年では,認知神経科学の発展によって特定の知覚・認知機能と脳活動との関係が明らかになるにつれ,身体と知覚・認知は人間の生涯を通じて深い関わりがあることが改めて指摘されるようになってきました.また,現在では医学や工学分野と連携した学際的研究も盛んに進められています.そこで今回は身体の知覚・認知と知覚認知の基盤としての身体に焦点を当てたフォーラムを開催致します.皆様のご参加を心より御待ちしております.

※入場料無料・参加申込不要

【講 演】
・ 雨宮 智浩 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
・ 大内田 裕 (東北大学大学院医学系研究科)
・ 川越 敏和 (島根大学医学部)
・ 平井 真洋 (自治医科大学医学部)
※敬称略・五十音順

【講演概要】
・雨宮 智浩 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部 感覚運動研究グループ)
「触覚・身体感覚の錯覚を活用した情報提示技術と身体像の理解」

触覚・体性感覚は人間の五感の中でも特に身体の状態と密接に関わる感覚であり,触知覚は接触対象と自己身体とのあいだの相対運動によって生み出される.本講演では触覚受容器の時空間特性や身体の構造制約が生み出す歪みに着目し,触知覚機序を理解すると同時にそれらを工学的に応用した情報提示技術について紹介する.また,身体活動に伴って生じる適切な多感覚情報を呈示することで擬似的な追体験の実現を目指し,歩行感覚や移動感覚を生み出す多感覚情報呈示技術の開発してきた.その要素技術によって生じる身体像や世界像の変化について紹介する.

・大内田 裕 (東北大学大学院医学系研究科肢体不自由学分野)
「幻肢を通してみる脳の中の身体」

事故や病気により身体の一部を失うと,失った身体部位が依然として存在するという現象が古くから知られており,幻肢と呼ばれる.この幻肢は,四肢切断を行なった90%以上の患者に見られ,そのうち6~7割りの患者において,その幻肢に痛みなどの異常な感覚が生じることが報告されている.なかでも,幻肢に痛みが生じる場合は,幻肢痛と呼ばれ,存在しない四肢に痛みを感じるため,治療に困難を来す場合が多い.この幻肢痛に対しては,鏡を用いた鏡療法が治療効果を示すことが広く知られている.しかしながら,実際の臨床場面においては,鏡療法には問題は多く,その使用を諦める場合が多い.そこで,幻肢痛に対する我々が行っている介入とそれにより得られた知見を紹介する.

・川越 敏和 (島根大学医学部第三内科)
「高齢者における認知・運動能力と脳内ネットワーク」

高齢化は誰もが認める本邦における社会問題の1つである.加齢による認知機能の低下は避けられず,それにより生じる事故や問題は枚挙に暇がない.一方で,いつまでも若々しく生活する「高機能な高齢者」が存在することも事実である.本講演では,高齢者の認知・運動機能の個人差に焦点をあて,個人差を生み出している神経基盤やそれらの心理・認知神経科学的モデルに触れながら,脳内ネットワークからみえてくる高機能な高齢者の特徴について紹介する.

・平井 真洋 (自治医科大学医学部先端医療技術開発センター脳機能研究部門)
「身体に根ざした社会的認知の生涯発達:身体の「内側」と「外側」の視点から」

本発表では,社会的認知において重要な役割を担う身体の役割を「内側」と「外側」の視点から考察する.身体の「外側」の役割として,身体の動きに埋め込まれた社会的情報処理の定型・非定型発達変化,さらにはその神経基盤について紹介するとともに,疾患検出のバイオマーカーの可能性について議論する.身体の「内側」の役割として,自己の運動能力が他者行為理解,さらには他者視点取得能力にどのように関係するか,更には座標系の問題としてどのように帰着できるかについて,神経変性疾患,非定型発達児を対象とした一連の研究を紹介する.社会的認知における身体の役割を「内側」と「外側」という視点から考察し,今後の研究の展開について議論したい.

問い合わせ先:寺本 渉 teramoto*kumamoto-u.ac.jp*メール送信の際には、*を@に換えてご利用下さい。

関係の皆さまへ
(本来なら訪問してご案内させていただくところ、突然のメールによるご案内に
なりますこと、何卒ご容赦ください。)

2010年からメンタルヘルス岡本記念財団と共催による研修会を開催しております。
今年度も、臨床心理士および心理臨床にかかわる専門職の方を対象とした研修会
を開催することになりました。
心理学・カウンセリングに興味のある方、専門家以外の方の参加も可能です。

(1)研修会名
カウンセラーのための研修会「西洋の心理療法と森田療法」
~マインドフルネス、認知行動療法と森田療法の比較から~
(関西国際大学心理臨床研究所・メンタルヘルス岡本記念財団共催事業)

(2)日時
2017年2月26日(日) 10:00~16:30

(3)講師
●越川 房子 氏(早稲田大学文学部・大学院文学研究科教授)
●東 斉彰 氏(甲子園大学心理学部・現代応用心理学科教授)
●久保田 幹子氏(法政大学現代福祉学部・大学院人間社会研究科教授)

(4)参加費
2,000円<資料代として>

■詳細、お申し込みは、下記ホームページから
http://www.kuins.ac.jp/facilities/extension.html

ご周知・ご高覧いただき、多くの方のお申込み・ご参加をお待ちしております。

<お問い合わせ先・研修会会場>----------------
関西国際大学(尼崎キャンパス) 
コミュニティ交流総合センター 公開講座担当係
〒661‐0976 兵庫県尼崎市潮江1丁目3番23号
TEL:06-6496-4103(平日9:00~17:30)
FAX:06-6496-4321(終日送信可)
E-mail:exc*kuins.ac.jp*メール送信の際には、*を@に換えてご利用下さい。(終日送信可)
-----------------------------------------

 本夏は8月25日(金)-27日(日)と京都女子大学において、音楽の科学的研究をテーマとする学際的な国際学会として、The 6th Conference of the Asia-Pacific Society for the Cognitive Sciences of Music(第6回アジア・太平洋音楽認知科学協会国際大会 APSCOM 6)を開催いたします。

 この度、一般シンポジウムおよび発表の申込締切が2週間延長され、以下のようになりました。

・一般シンポジウム申込締切:2017年1月29日(日)

・発表申込締切:2017年2月14日(火)

(ウェブサイト:http://apscom2017.org/

この機会に、当該分野にご関心のある皆様に奮ってご参加、ご発表いただけますようお願い申し上げます。

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APSCOM 6事務局

http://www.apscom2017.org/

e-mail: apscom2017[at]jsmpc.org([at]を@に変更してください)
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日本認知心理学会会員の皆様、

●●● 発表申込締切を1月17日(火)に延長しました ●●●

日本心理学会「注意と認知」研究会は、第15回合宿研究会を開催します。

注意と認知についての発表演題を募集しています。

発表をご希望の方は、2017年1月17日(火)までにE-mailにてお申込み下

さい(お申込み方法は下記参照)。発表の採否は1月24日(火)頃までに

E-mailにてお知らせします。なお、応募者多数の場合には若手研究者を

優先します。

発表採択者には2月17日(金)までに2ページ以内の研究会資料の原稿を

お送りいただきます。詳細は1月下旬の2号通信にてお知らせします。

皆様のご応募を心よりお待ちしております。

       記

■概要

日 時:2017年3月5日(日)〜7日(火)

場 所:ホテルサンルートプラザ名古屋

http://www.sunroute-nagoya.co.jp/

特別講演:今水 寛 先生(東京大学)

    「認知機能と脳のネットワーク」

目 的:注意と認知に関わる研究者の研究発表(口頭発表)と討論の場を

提供する。議論を通して研究者同士の親睦を深める。

参加費(宿泊、懇親会費を含む。ご希望の場合は1食1,300円にて朝食を付けられます):

  有職者(学振特別研究員含む) 30,000円程度

  学 生(学振特別研究員除く) 18,000円程度

  *名古屋近郊の学生の方で宿泊なしをご希望の方はご相談下さい。

■発表申込(2017年1月17日締切)

発表は全て口頭発表(発表15〜20分、質疑応答15〜10分。

1人30分の枠内で質疑の時間を十分に取るため、15分程度での発表を推奨します)。

発表内容は自身の研究データに基づいたもの(発表済みの内容も可)とします。

文献紹介・レビュー等は認められませんのでご注意ください。

演題募集テーマ:

・物体認知(オブジェクトへの注意、空間表象など)

・注意の時空間的特性

・自然画像の認知(風景・顔など)

・知覚一般(色・時間知覚など)

・視覚と行為の相互作用

・モダリティ間相互作用

・文字・単語認知

・注意と認知一般

メールのタイトルを「Submit」とし、<aandc.camp[at]gmail.com>([at]を@に置き換えてください)宛に下記必要

事項を記載の上お送り下さい。

応募必要事項

1) お名前

2) ご所属

3) ご身分(学生:学年・学振特別研究員の場合はその旨を明記、研究員、教職員など)

4) E-mailアドレス

5) 発表題目

6) アブストラクト(400字以内)

7) 該当する募集テーマ

8) 全日程参加 or 部分参加(※原則として全日程参加とします。やむを

    得ない事情により部分参加の場合、ご宿泊の日程を明記願います。)

9) 朝食の要・不要

締め切り:2017年1月17日(火)

■参加申込

発表者以外の方の合宿への参加お申し込みにつきましては1月下旬より受付

致します。詳細は2号通信にてお知らせします。

■スケジュール

2017年 1月17日 発表申し込み〆切

2017年 1月24日 採否の通知(応募者多数の場合は若手を優先します)

2017年 1月下旬 参加申し込み受付開始(2号通信)

2017年 2月17日 研究会資料原稿〆切・参加申込(宿泊申込を含む)〆切

注意と認知研究会  http://www.l.u-tokyo.ac.jp/AandC/

代表者: 横澤一彦(東京大学)

運営委員(五十音順、*合宿担当):

浅野倫子(立教大学)、石松一真(滋慶医療科学大学院大学)、

伊丸岡俊秀(金沢工業大学)、上田祥行(京都大学)、

小川洋和(関西学院大学)、河原純一郎(北海道大学)、

熊田孝恒(京都大学)、*蔵冨 恵(高知工科大学)、

齋木 潤(京都大学)、武田裕司(産業技術総合研究所)、

*中島亮一(東京大学)、新美亮輔(新潟大学)、

西村聡生(安田女子大学)、松本絵理子(神戸大学)、

光松秀倫(名古屋大学)、Li Qi(東京大学)

*お問い合わせは以下のアドレスまでお願い致します.
E-mail: <aandc.camp[at]gmail.com>([at]を@に置き換えてください)

Authors: Hiroko Nakamura, Jun Kawaguchi

Title: People Like Logical Truth: Testing the Intuitive Detection of Logical Value in Basic Propositions

Journal(書誌情報): PloS one, 11(12), e0169166

doi: journal.pone.0169166


Abstract: Recent studies on logical reasoning have suggested that people are intuitively aware of the logical validity of syllogisms or that they intuitively detect conflict between heuristic responses and logical norms via slight changes in their feelings. According to logical intuition studies, logically valid or heuristic logic no-conflict reasoning is fluently processed and induces positive feelings without conscious awareness. One criticism states that such effects of logicality disappear when confounding factors such as the content of syllogisms are controlled. The present study used abstract propositions and tested whether people intuitively detect logical value. Experiment 1 presented four logical propositions (conjunctive, biconditional, conditional, and material implications) regarding a target case and asked the participants to rate the extent to which they liked the statement. Experiment 2 tested the effects of matching bias, as well as intuitive logic, on the reasoners' feelings by manipulating whether the antecedent or consequent (or both) of the conditional was affirmed or negated. The results showed that both logicality and matching bias affected the reasoners' feelings, and people preferred logically true targets over logically false ones for all forms of propositions. These results suggest that people intuitively detect what is true from what is false during abstract reasoning. Additionally, a Bayesian mixed model meta-analysis of conditionals indicated that people's intuitive interpretation of the conditional "if p then q" fits better with the conditional probability, q given p.

著者Contact先の email: nkmr[at]asu.aasa.ac.jp ([at]を@に置き換えてください)
Authors: Toshikazu Kawagoe, Keiichi Onoda, Shuhei Yamaguchi

Title: Associations among executive function, cardiorespiratory fitness, and brain network properties in older adults

Journal(書誌情報): Scientific Reports

doi: 10.1038/srep40107


Abstract: Aging is associated with deterioration in a number of cognitive functions. Previous reports have demonstrated the beneficial effect of physical fitness on cognitive function, especially executive function (EF). The graph theoretical approach models the brain as a complex network represented graphically as nodes and edges. We analyzed several measures of EF, an index of physical fitness, and resting-state functional magnetic resonance imaging data from healthy older volunteers to elucidate the associations among EF, cardiorespiratory fitness, and brain network properties. The topological neural properties were significantly related to the level of EF and/or physical fitness. Global efficiency, which represents how well the whole brain is integrated, was positively related, whereas local efficiency, which represents how well the brain is functionally segregated, was negatively related, to the level of EF and fitness. The associations among EF,
 physical fitness and topological resting-state functional network property appear related to compensation and dedifferentiation in older age. A mediation analysis showed that high-fit older adults gain higher global efficiency of the brain at the expense of lower local efficiency. The results suggest that physical fitness may be beneficial in maintaining EF in healthy aging by enhancing the efficiency of the global brain network.

著者Contact先の email: toshikazukawagoe[at]gmail.com([at]を@に置き換えてください)



Authors: Kondo, H.M., van Loon, A.M., Kawahara, J.-I., & Moore, B.C.J.

Title: Auditory and visual scene analysis: an overview

Journal (書誌情報): Phil Trans R Soc B, 372, 20160099

doi: 10.1098/rstb.2016.0099

論文URL: http://rstb.royalsocietypublishing.org/content/372/1714/20160099

Abstract: We perceive the world as stable and composed of discrete objects even though auditory and visual inputs are often ambiguous owing to spatial and temporal occluders and changes in the conditions of observation. This raises important questions regarding where and how 'scene analysis' is performed in the brain. Recent advances from both auditory and visual research suggest that the brain does not simply process the incoming scene properties. Rather, top-down processes such as attention, expectations and prior knowledge facilitate scene perception. Thus, scene analysis is linked not only with the extraction of stimulus features and formation and selection of perceptual objects, but also with selective attention, perceptual binding and awareness. This special issue covers novel advances in scene-analysis research obtained using a combination of psychophysics, computational modelling, neuroimaging and neurophysiology, and presents new empirical and theoretical approaches. For integrative understanding of scene analysis beyond and across sensory modalities, we provide a collection of 15 articles that enable comparison and integration of recent findings in auditory and visual scene analysis.

著者Contact先のemail: kondo.hirohito[at]lab.ntt.co.jp([at]を@に置き換えてください)

日本語によるコメント:

特集号「視聴覚の情景分析」刊行のご案内

英国王立協会から招待を受け、学術雑誌 Phil Trans R Soc B にて上記の特集号を企画、編纂して参りました。このたび、その特集号の出版が決定し、雑誌の年頭を飾る運びとなりましたのでご案内申し上げます。

詳細は以下のページをご覧ください。
http://rstb.royalsocietypublishing.org/content/372/1714

視覚あるいは聴覚科学の分野で活躍する日米欧の研究者に寄稿をお願いし、知覚の体制化、選択的注意、顕著性、知覚的意識などを専門的な見地から論じていただいております。実験心理学から神経科学までの多岐に渡る内容(原著、総説、意見記事)になっていますので、お気に入りの論文を見つけていただけると幸いです。また、京都の禅刹である龍安寺に撮影協力を依頼し、その石庭を表紙写真として採用しました。あわせて、お楽しみください。