日本認知心理学会第19回大会ベーシック&フロンティアセミナー 資料リンク (認知心理学会会員限定)

今回のベーシック&フロンティアセミナーの講演資料をご覧になりたい方は、以 下のリンクからフォームに氏名、アドレス、認知心理学会会員番号をご記入下さ い。資料へのアクセスリンクをお知らせします。資料の公開は2022年3月末まで です。尚、資料の再配布や掲載などの二次利用はお断りいたします。

<講演資料アクセスフォームへのリンク>
https://forms.gle/Qo456ToCtsNaCe8bA

日本認知心理学会第19回大会 ベーシック&フロンティアセミナーの直前のご案内

認知心理学研究に役立つ知識やスキルを提供するセミナーとして,日本認知心理学会の大会の前日に開催してきました。今回も昨年に引き続きベーシック&フロンティアセミナー並びに優秀発表彰受賞講演を、Zoomウェビナーにて行います。引き続き参加を受け付けておりますので,学部生や社会人の方も含め,皆様奮ってお申込み下さい。

【ベーシック&フロンティアセミナー】
日時: 2022年2月27日(日) 13時00分~16時00分

【優秀発表賞受賞講演】
日時: 2022年2月27日(日) 16時25分~17時30分

【開催形式: Zoom ウェビナー】
※参加費不要,どなたでも参加できます。文末の案内に従って参加申込みをお願いします。
※ベーシック&フロンティアセミナー,優秀発表賞受賞講演は共通のフォームから参加申し込みいただけます。

【参加申込み方法】
・参加ご希望の方は本ページ以下の登録フォームからメールアドレス,ご氏名, 会社名/学校名または業種(無職の方はその旨ご記入ください)をご登録ください。ご入力いただいた情報は当該セミナーの運営管理の目的にのみ使用させていただきます。
・お申し込みいただいた後に表示される画面,および自動返信されるメールにて,本シンポジウム参加用のZoomミーティングIDとパスワードをお知らせします。

【登録フォーム】

https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_qPt9ub6HRyanMrPbCqnuGQ

プログラム
【ベーシック&フロンティアセミナー】
「認知心理学における脳研究の可能性を考える」
企画・司会:笹岡貴史(広島大学)
<企画趣旨>
本セミナーでは,fMRIや脳波などの脳研究について基礎的な内容から最新のトピックまでを紹介するとともに,心理学において脳を測定することの意味について理解を深めるだけでなく,主に心理学を志す学生に脳計測に興味を持ってもらうことを目的とする.まず,脳研究によく利用されているMRIと脳波について,それらを専門とする研究者からそれを用いることで何が分かるのか,また,計測手法のような基礎的な内容から最新の解析手法などに至るまで,幅広く紹介いただく.一方で,近年Human Connectome Projectのように,一定のプロトコルで取得済みの脳計測データセットを使って解析を行うことで,脳を測らずとも脳研究が行えるようになってきている.このような最新の脳研究のアプローチについても紹介する.総合討論では,認知心理学における脳研究の可能性について意見交換を行う.特に脳計測による研究を志す参加者より,基本的な質問・疑問を広く受け付けることで,本セミナーをきっかけに脳研究に対するハードルが下がり,脳研究への興味が深まることを期待する.

13:00~13:10 セミナーの趣旨説明 (笹岡)
13:10~13:50 話題提供①「fMRIを用いたヒト脳機能研究」
阿部修士(京都大学・こころの未来研究センター)
概要:本セミナーでは機能的磁気共鳴画像法(fMRI) の基本的原理と研究手法を概観し、ヒト脳機能研究におけるfMRI の役割について考察する。近年急速に発展しているマルチボクセルパターン分析についても紹介し、今後の展望について議論したい。
13:50~14:30 話題提供② 「頭皮上脳波で抽象的な心理現象は測れるのか」
金山範明(産業技術総合研究所)
概要:頭に電極を設置すれば脳反応が計測できる頭皮上脳波は、その手軽さから、近年様々な領域で利用されている。生理心理学領域で明らかにされてきた感覚誘発電位やアルファ波、SSVEPなどロバストな成分を用いれば、産業応用を含め様々な場面に活用可能なことは事実だ。しかしそこで見ているものは本当に脳反応なのか、その計測法や解析法によっては疑わしい場合もある。独立成分分析、信号源解析、位相同期解析、因果性解析、Multivariate Temporal Response Function (mTRF) などを取りあげ、その可能性と問題点を概観しながら、認知心理学の研究ではどんな時に利用するのが適しているかを議論したい。
(休憩10分)
14:40~15:20 話題提供③ 「統合情報理論に基づく意識の神経基盤の探索」
小野田慶一(追手門学院大学)
概要:統合情報理論によれば,ある物理的なシステムにおいて膨大な情報量が統合されるとき意識は創発され,意識量の数値化と,意識のコアの推定が可能となる。この理論に基づき,Human Connectome Projectと睡眠時における脳波fMRI同時測定データから意識のコアを探索した研究を紹介する。
15:20~16:00 総合討論・フロアディスカッション

【優秀発表賞受賞講演】
司会:松本絵理子(神戸大学)
16:25 開会の辞 
16:30~17:00 「視覚探索の個人差を決める要因」
上田祥行1, 齋木潤1(1.京都大学)
17:00~17:30 「逆相関法による政治家の顔ステレオタイプの可視化」
中村航洋1,2, 浅野正彦3, 渡邊克巳4, 尾野嘉邦4(1.ウィーン大学, 2.日本学術振興会, 3.拓殖大学, 4.早稲田大学)

【注意事項】
・参加は無料ですが,参加可能人数は先着順で500人までとなっております。
・本公開シンポジウムの映像・音声を録画・録音しないでください。本公開シンポジウムにおける各講演の映像・音声は,著作権法による保護対象です。
・オンライン公開シンポジウムには,必ず,登録した参加者の名前で参加してください。
・オンライン公開シンポジウムは,音声が急に途切れるなどが起こりうることをご理解の上,ご参加のほどよろしくお願いします。
・Zoomの使用や操作方法については,各自でのご対応をお願いいたします。学会および大会準備委員会側での個別対応はいたしかねます。ご了承ください。