2 研究部会: 2015年8月アーカイブ

日本認知心理学会会員の皆様:
第12回研究会プログラムの変更をお知らせします.
 (複数のMLにご案内をお送りしております。重複をご容赦ください。)

今回は,東京都健康長寿医療センター研究所の鈴木宏幸先生による特別講演
高齢者を対象とした介入研究の実際-試験の構築と解釈における留意点-
と,発表希望の方による一般演題を行います.
皆様のご参加をお待ちしております。

なお,夕方17時半頃より懇親会(新大阪駅周辺)を予定しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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○日付
2015年8月29日(土)13時~17時

○会場 滋慶医療科学大学院大学 9階視聴覚大講義室

○スケジュール
13:10-14:10(特別講演:チュートリアル企画)
  鈴木宏幸先生(東京都健康長寿医療センター研究所)
  高齢者を対象とした介入研究の実際
  -試験の構築と解釈における留意点-

14:20-16:40(一般演題)

14:20-15:00(発表30分、質疑10分)
永井 成美(兵庫県立大学)
健常高齢者の認知機能改善を目的とした栄養介入試験

15:00-15:30(発表20分、質疑10分)
小園 麻里菜(大阪大学)
高齢期の余暇活動と認知機能との関連
前期高齢者から超高齢者に渡る検討 SONIC研究の結果から

15:30-15:40 休憩

15:40-16:10(発表20分、質疑10分)
上野大介(甲子園大学)
情動を喚起する画像(IAPS)の評価に関する信頼性の予備的検討

16:10-16:40(発表20分、質疑10分)
権藤 恭之(大阪大学)
高齢期の認知機能と幸福感の関係について

16:40-17:00 総合討論
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認知心理学会高齢者研究部会
代表者:権藤恭之(大阪大学)
事務局:熊田孝恒(京都大学)、石松一真(滋慶医療科学大学院大学)

ディスコース心理学研究部会定例会のご案内

9/12(土)に定例研究会を開催致します。今回は,3名の方から研究計画、研究結果について話題提供頂き、それらを議論するという検討会を行います。言語について関心を持つ皆様と,楽しく,有意義な議論ができれば幸いです。みなさまのご参加をお待ちしております。当日用意する発表資料の部数を把握するために,参加ご希望の方は下記までご連絡ください。

問い合わせ,申込み先:
  電気通信大学 猪原敬介
  E-mail: kei.inohara_at_gmail.com (_at_を@に書き換えてください)

 研究会後には,懇親会も予定しております(参加希望は当日受け付けます)。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。


       【第17回定例研究会】

・ 日時:2015年9月12日(土)13:30~17:00

・ 場所:法政大学 ボアソナードタワー11階 BT1100番教室
     (下記会場案内をご参照下さい。)

・ プログラム

1)開会あいさつ 13:30-13:35

2)研究(計画)発表(一人につき,研究発表30分+質疑応答30分,敬称略,発表順は変更の可能性あり) 13:35-16:55

★浅見紫織(国際基督教大学)

<タイトル>
Anaphoric Resolution of Unheralded Pronouns in Second Language Comprehension

<アブストラクト>
 第一言語では,指示対象が遠く離れているunheralded pronouns(不意打代名詞)について,その対象のアクセス可能性を高めることができる。この研究では,第二言語学習者がunheralded pronounsに関連する概念のアクセス可能性を高めることができるかを検討しようと考えている。
 実験方法はGreene, Gerrig, McKoon & Ratcliff (1994)に準ずる。
実験対象者は日本人英語学習者と英語母語話者である。使用する文章は12文で構成し,メインの登場人物2人とターゲットの登場人物が表れるイントロダクション5文,代名詞と指示対象が1-2文程度離れたconcept presentと5-6文離れたconcept absentの二種類の中盤4文,メインの登場人物が再び出会う再会文,nheralded pronounを含む代名詞文,そして結末文に分けようと思う。実験1では代名詞文の一文前で,実験2では代名詞文の後でプローブ反応課題を行う。プローブ語はターゲットの登場人物の社会的役割(cousin,やteacherなど)である。
 第二言語学習者はずっと前に提示された情報へのアクセスに困難が考えられる。したがって,代名詞文の前後のプローブ語への反応時間および代名詞文の読み時間はconcept presentよりもconcept absentの場合に遅くなると予想している。

*発表は日本語,研究計画の発表となります。

★野原みゆき(青山学院大学)

<タイトル>
同化政策経験の想起の「語りにくさ」に関する心理学的研究ーアメリカ統治下の沖縄における方言札を事例としてー

<アブストラクト>
[目的]本研究は老年期の沖縄人の「方言札」の想起を通して、事後的に差別・抑圧的な体験と社会的に枠付けされた際、当事者は自伝的記憶をどのように再編成するのか、その過程を明らかにすることを目的とする。
[方法]現地の高齢者を対象に半構造化インタビューを行った。逐語化したデータを元に「方言札」に関する語りの発話構造に着目し、ポジショニング分析(Harre, 1999)を行った。
[結果] 方言札の想起の特徴として,(1)「個人的な経験に基づいた一般的な方言札の概要」、(2)「『当事者』ポジションへの選択的回避」、(3)「希薄な方言札の語り」という3点の語りの特徴が確認された。
[考察] 研究協力者たちの「方言札」体験は、メディアが中心となり事後的に差別・抑圧的な体験として社会的に枠付けされてしまった。そのため、研究協力者たちは自身の方言札の体験とは異なるため、彼/女らの自伝的記憶の調整が機能していないと考えられる。

*研究の途中経過の報告となります。

★岡隆之介(京都大学)

<タイトル>
比喩表現に及ぼす話し手-聞き手の情報関与

<アブストラクト>
 比喩表現に関する多くの先行研究は、比喩表現の産出や理解において文脈が重要であることを主張してきたにもかかわらず、社会的な文脈が比喩表現の産出や理解にどのように影響するかを明らかにしてこなかった。本研究では社会的な文脈の一つである「情報に対する関与(岡本, 2000)」に注目し、情報に対する関与 が比喩表現の産出(研究1)や理解(研究2)にどのように影響するかを検討した。研究1から、話し手が聞き手にネガティブな感情状態を伝える場合に、情報に対する関与が低い聞き手に対して産出される比喩表現は、関与が高い聞き手に対して産出される比喩表現よりも、よりネガティブであることが示された。また研究2から、聞き手が話し手のネガティブな感情状態を受け取る場合に、話し手の情報に対する聞き手の関与の有無によって、比喩表現のネガティブさが影響したが、その方向性は主題によって異なる傾向を示す可能性が示された。

*研究結果の発表となります。


3)懇親会(自由参加)

・ 研究会参加費:無料
・ 懇親会参加費:実費あるいは会費制

会場案内:

法政大学市ヶ谷キャンパス

  ボアソナードタワーは,市ヶ谷キャンパス内の26階建てのビルです。
  エレベーターはオレンジ(低層階用)と青(高層階用)の2種類あります。
  どちらもご利用できますが,青いエレベータの方が便利です。
  そのまま直接,11階のBT1100教室までお越しください。
  守衛所等で受け付けなどは必要ありません。
  なお,緊急の連絡先は,03-3264-9382(福田由紀研究室直通),
  03-3264-5024(実験室付属の準備室)です。
  http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campus/ichigaya/ichigaya.html
  http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/campus/ichigaya/index.html#toc02

研究部会HP:https://sites.google.com/site/discoursestudy/

日本認知心理学会会員の皆様:

今回は,東京都健康長寿医療センター研究所の鈴木宏幸先生による特別講演
高齢者を対象とした介入研究の実際-試験の構築と解釈における留意点-
と,発表希望の方による一般演題を行います.
皆様のご参加をお待ちしております。

なお,夕方17時半頃より懇親会(新大阪駅周辺)を予定しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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○日付
2015年8月29日(土)13時~17時

○会場 滋慶医療科学大学院大学 9階視聴覚大講義室

○スケジュール
13:10-14:10(特別講演:チュートリアル企画)
  鈴木宏幸先生(東京都健康長寿医療センター研究所)
  高齢者を対象とした介入研究の実際
  -試験の構築と解釈における留意点-

14:20-16:30(一般演題:発表30分、質疑10分)

14:20-15:00
永井 成美(兵庫県立大学)
健常高齢者の認知機能改善を目的とした栄養介入試験

15:00-15:40
小園 麻里菜(大阪大学)
高齢期の余暇活動と認知機能との関連
前期高齢者から超高齢者に渡る検討 SONIC研究の結果から

15:40-15:50 休憩

15:50-16:30
権藤 恭之(大阪大学)
高齢期の認知機能と幸福感の関係について

16:30-17:00 総合討論
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認知心理学会高齢者研究部会
代表者:権藤恭之(大阪大学)
事務局:熊田孝恒(京都大学)、石松一真(滋慶医療科学大学院大学)

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