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2006年12月28日
 ■ 京都大学21世紀COEプログラム山内隆史先生講演会"Computational modeling as an inferential tool"

京都大学21世紀COEプログラム[心の働きの総合的研究教育拠点] では,テキサスA&M大学の山内隆史先生の講演会を下記の通りおこないます.
 山内先生は,コロンビア大学,同大学院出身で,概念,帰納推論,知識表象に関して,心理実験とシミュレーションに基づいて計算論的な認知モデルを構築する研究を進めています.
 関心の有る多くの方々の出席をお待ちしています.なお,参加申し込みは不要,入場は無料です.

日 時: 2006年12月28日(木) 16:00~17:30
場 所: 京都大学教育学部 1階 第1講義室
地図・アクセス: http://www.educ.kyoto-u.ac.jp/access.htm
講演者:山内隆史先生(テキサスA&M大学)
http://psychology.tamu.edu/Fac_Ext.php?ID=37
講演題目: Computational modeling as an inferential tool(推論の道具としての計算論的モデリング)
要旨(講演は日本語です)
The behavioral dissociation between categorization and recognition, first reported by Knowlton and Squire (1993), has been a major source of controversy in cognitive psychology. Of particular importance is Nosofsky and Zaki’s (1998) demonstration that a single exemplar-based model can
explain the dissociation between the two tasks, which provided decisive support for the exemplar-based single-system account. This article revisits Nosofsky-Zaki’s computational analysis, and questions the validity of their computational evidence. Using a Bayesian method, the present analysis
shows that their exemplar model is too general in that it not only explains the Knowlton-Squire dissociation data, but also account for randomly generated data.

問合せ先 楠見 孝 kusumi(at)mbox.kudpc.kyoto-u.ac.jp
講演会の詳細情報は下記を参照ください
http://www.educ.kyoto-u.ac.jp/cogpsy/personal/Kusumi/yamauchi.htm

投稿時間 : 03:18 個別ページ表示

2006年12月16日
 ■ 日本人間工学会感性情報処理・官能評価部会2006年度第2回講演会

日本人間工学会感性情報処理・官能評価部会からのご案内です。

下記のとおり講演会を開催しますので、ぜひご参加ください。
詳細は、http://www.gogp.co.jp/ergonomics/ をご参照ください。

2006年度 第2回講演会「鉄道利用者のための人間工学と官能評価」
日時:2006年12月16日(土) 午後2時~
場所:文化女子大学 新都心キャンパス
講演内容:
1)鈴木 浩明「鉄道における人間工学と官能評価」
2)斎藤 綾乃「列車内設備のユニバーサルデザイン評価」
3)水上 直樹「視覚障害者誘導用ブロックの敷設方法」
4)藤浪 浩平「迷惑行為に対する利用者の意識と行動」
-講師はいずれも財団法人鉄道総合技術研究所
参加費:無料(会員以外のかたも参加できます)

投稿時間 : 08:07 個別ページ表示

 ■ 第43回認知心理学研究会

 秋の深まりを感じる今日この頃ですが、皆様にはますますご清栄のことと存じます。

 さて、このたび第43回認知心理学研究会を大阪市立大学において下記の通り開催いたしますので、ご案内申し上げます。今回は、本学の村上晴美先生と西垣順子先生のお二人にご発表をお願いいたしました。村上先生は認知心理学と情報科学、西垣先生は認知心理学と発達・教育心理学の融合領域において、それぞれ先端的な研究を行っておられます。

 年末のお忙しいときとは存じますが、どうぞお誘い合わせの上、多数ご参加下さいますようお願い申し上げます。

開催日時:12月16日(土)14時~17時
開催場所:大阪市立大学法学部棟6階第2会議室(杉本キャンパス)

発表者及び発表内容:

村上晴美先生(大阪市立大学創造都市研究科・学術情報総合センター助教授)

テーマ 「テキストからの自己と他者の理解の試み」
要旨:テキストデータを用いて自己と他者を理解するためのシステムを開発している。アンケート等によりデータを集めるのではなく、日常生活の中に存在するデータを利用する点が特徴である。本発表では、Web閲覧, 購買履歴等から自己の興味・知識空間を作成するシステムと、新聞記事から他者の特徴空間を作成するシステムと、 Webページ上の同姓同名人物を分離するシステムを紹介する。

西垣順子先生(大阪市立大学大学教育研究センター助教授)

テーマ 「大学生における高水準リテラシーの発達と教育

-大学生による体系的で多層的な世界認識という観点から-」

要旨:入学したばかりの学生と卒業間近の学生を比べると,大学生リテラシーが大学教育経験を経てそれなりの発達変化を見せると言える。だが,それを認知心理学的に測定して発達プロセスをモデル化することはなかなかに難しい。本発表では,このような研究課題に対して,発表者が4年半にわたって試行錯誤してきた経緯を紹介しつつ,リテラシーの発達と大学教育のありかたについて考察する。特に,ピアジェの言う形式的操作の獲得と関連して,大学生が文章で伝達される世界をどのように認識しようとするのかという切り口から,大学生の発達を研究する可能性を探る。

会場へのアクセス:JR阪和線「杉本町」駅下車。徒歩5分。(お車での来場はご遠慮下さい)

ホーム南側の踏切を渡り、右手前方に見える11階建ての薄いピンク色の建物へお越し下さい。天王寺~杉本町は各停で約15分。電車は10~15分間隔で運行しています。
アクセス詳細情報:
http://www.osaka-cu.ac.jp/information/access.html
http://www.osaka-cu.ac.jp/information/campusmap.html

*研究会終了後(午後6時より)懇親会を予定しておりますので、こちらにも奮ってご参加下さい。懇親会へのご参加の希望は当日承ります。
 懇親会会場:たべたてや一得 阿倍野店(JR天王寺駅より徒歩10分)

連絡先:池上 知子(大阪市立大学文学研究科)
E-mail ikegami@lit.osaka-cu.ac.jp

投稿時間 : 07:41 個別ページ表示

2006年12月15日
 ■ RARC心理プロジェクト2006年度第5回公開研究会「比較認知発達からみたチンパンジーの絵画的奥行知覚」

講演者:伊村知子(関西学院大学文学部、日本学術振興会特別研究員(PD))

日時: 2006年12月15日(金)18:00~20:00
場所: 立教大学新座キャンパス6号館8階会議室
    http://www.rikkyo.ne.jp/grp/kohoka/campusnavi/index.html

講演要旨
 われわれは、写真やテレビ画像のような2次元平面から3次元の物体の形状や奥行を知覚できる。こうした絵画的奥行知覚の能力は、その人工性ゆえにヒトに特有な文化的経験の必要性が示唆されてきた。一方、ヒトの乳児やヒト以外の動物を対象とした研究から、絵画的奥行知覚の生物学的な基盤が明らかにされてきた。しかしながら、先行研究の多くはヒトの成人と乳児、あるいは動物の成体の比較にとどまっている。認知システムを個体発生と系統発生という2つの時間軸で変化しうるものだととらえ、ヒトの認知機能がどのように発達するのか、なぜそのように進化してきたかという2つの問いに答えるためには、乳児から成体への発達過程を系統の異なる動物種間で比較する必要がある。そこで、今回はヒトと近縁な動物種であるチンパンジー、ニホンザルとヒトの乳児と成体を対象とした認知発達の比較、すなわち「比較認知発達」の視点にたち、陰影や影、線遠近法からの奥行知覚について検討した研究を紹介する。得られた実験結果から絵画的奥行知覚の発達過程と進化的起源について考察したい。

対象: どなたでもご参加いただけます
受講料:無料です
申込: 不要です

主催:
立教大学アミューズメント・リサーチセンター(RARC)
心理アミューズメントの技法とコンテンツに関する研究プロジェクト 
(研究プロジェクト代表者:立教大学現代心理学部教授 長田佳久)

問い合わせ先:
立教大学新座キャンパス現代心理学部 助手室 (担当: 本間 元康)
E-mail:rarc_psy@rikkyo.ac.jp
TEL:048-471-6952

ホームページ:http://www.rarc.jp

投稿時間 : 09:26 個別ページ表示

2006年12月07日
 ■ 第2回「手」研究会

「手」はヒトの知や器用さが最も顕著に表れる身体部位です.ところが,手の機能や,手と脳との関連,さらに手を通して表現される知や器用さを理解しようとした場合,多くの関連分野・学際分野の共同研究や協力が必要となります.

電子情報通信学会ヒューマン情報処理研究会は日本バーチャルリアリティ学会「手と脳研究会」と共催で,昨年10月に,「手」に関する学際的・分野横断的会合を開催しました.脳生理学,リハビリテーション学,心理学,認知科学,舞踊,演劇,計算論的脳科学,生体工学,情報工学,機械工学など関連する多くの分野の研究者が集まり,講演と活発な議論を行いました.

今年も,同VR学会「手ほどき研究会」との共催で,以下の通り,「手」に関するテーマセッションを開催致します.

会期: 2006年12月7日(木)~8日(金)
開催地:東北大学
発表申込締切:10月20日(金)
 電子情報通信学会研究会発表申込システムをご利用ください:
 http://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgid=HIP
問合先:筑波大学 星野聖 hoshino@esys.tsukuba.ac.jp

とくに今年の研究会では,霊長類学,理学療法学,脳生理学,スポーツ運動学などの専門家もお招きし,招待講演をしていただく予定です.ご参加・ご発表は無料です.奮ってご参加ください.

投稿時間 : 01:29 個別ページ表示