2014年9月アーカイブ

研究部会では、10月11日(土)、第13回定例研究会を開催致します。今回
は、3名(予定)の会員に話題提供をお願いし、実験計画、データ分析上の課
題、問題点を上げて頂き、ケーススタディ的に研究方法、データ分析の課題とそ
の解決法を検討しつつ、参加者の知見を深めようという企画で行います。会員、
非会員を問いませんので、ご興味のある方は、是非ご参加ください。詳細は下記
案内をご参照ください。


                 第13回定例研究会
・ 日時:2014年10月11日(土)13:30~17:00
・ 場所:法政大学 ボアソナードタワー11階 BT1100番教室(下記会場
案内をご参照下さい。)
・ 事前登録:人数把握のため事前に下記問い合わせ先までご連絡をお願い致し
ます。
・ プログラム
    1)ケース・スタディ、3件(各ケース、話題提供30分、質疑応答・
討論30分)
      課題例)「日本語における浅い処理の特性」
    2)懇親会(自由参加)
・ 参加費:無料(研究会終了後、親睦会を計画しています。こちらは実費ある
いは会費制とします。)

問い合わせ、申込み先:
  国際基督教大学 森島泰則 
  E-mail: morishima[at]icu.ac.jp ([at]を@に変えて送信してください。)
  Phone: 0422-33-3673

会場案内:
法政大学市ヶ谷キャンパス
    ボアソナードタワーは、市ヶ谷キャンパス内の26階建てのビルです。
    エレベーターはオレンジ(低層階用)と青(高層階用)の2種類あります。
    どちらもご利用できますが、青いエレベータの方が便利です。
    そのまま直接1100の実験室までお越しください。
    守衛所等で受け付けなどは必要ありません。
    なお,緊急の連絡先は、03-3264-9382(福田由紀先生の研
究室直通)、03-3264-5024(実験室付属の準備室)です。
第三回印東太郎賞
授与式・受賞記念講演

日時:10月4日(土)16時30分~18時
場所:東京都港区三田2-15-45
   慶應義塾大学三田キャンパス南校舎3階 437教室
            (事前申し込み不要,参加費無料)
受賞者:河原純一郎 氏(中京大学大学院心理学研究科,日本基礎心理学会会員)
演題:注意と魅力のメタ認知

「印東太郎賞」設立の経緯
印東太郎(いんどう たろう)慶應義塾大学名誉教授・カリフォルニア大学名誉教授
1923年生まれ,1945年慶應義塾大学文学部卒業後,同大助手となり,1973年まで
同大教授。
その後,カリフォルニア大学アーヴァイン校教授となり,2007年米国で死去。
没後,遺言に基づき慶應義塾大学文学部心理学研究室へ寄付がなされ,その寄付
金を基金として印東太郎賞が制定されました。この賞は印東太郎博士と関係の深
かった日本色彩学会,日本基礎心理学会,日本行動計量学会,日本認知心理学会
からの推薦を受けて,選考委員会が受賞者を決定するものです。

受賞者紹介
河原純一郎氏は基礎心理学,認知行動科学を専門とし,得られた知見の産業場面
への展開を行っておられる気鋭の研究者です。行動や生化学指標にもとづく実験
法を用いて,注意記憶,顔認知,魅力評価,ストレスの研究を中心に活躍してお
られます。特に,個人々々のもつ注意についての能力感(メタ注意)と現実の
ギャップを際立たせる,独創的な手法をもちいた研究成果は国内外の研究者の注
目を集めています。例えば,従来は能動的に注意を制御している証拠とされた行
動成績を示した被験者でも,実は自分では何をしていたかを把握できていなかっ
たことを実に単純な方法で明らかにしました(Kawahara, 2010; Kawahara et
al., 2012)。さらに,産業場面で求められる注意の計測,魅力評価に関する問
題解決に取り組む過程で,柔軟な発想と優れたアイディアからいくつもの共同研
究プロジェクトを研究成果に結び付けています。成果は,Journal of
Experimental Psychology: Human Perception and Performance, Attention,
Perception & Psychophysics, Journal of Vision, Psychonomic Bulletin &
Review, Consciousness & Cognition, Cognition & Emotion, Anxiety, Stress
& Coping, 基礎心理学研究,ストレス科学など国内外の多様な学術誌に掲載さ
れています。氏の研究スタイルから生まれる成果は,認知行動の基盤である注意
機能と,それを考慮して能動的な行動を行っているはずの人間への理解を深める
だけでなく,産業研究と心理,行動科学研究双方の展開に貢献することが期待さ
れます。
                          (学会推薦文より)

日本心理学諸学会連合事務局より下記の情報が寄せられました。

現在、日心連のホームページ< http://www.jupa.jp/ >に
「『公認心理師法案』早期実現のお願い」を掲載しております。
Authors:
Masanori Kobayashi & Yoshihiko Tanno

Title:
Remembering episodic memories is not necessary for forgetting of
negative words: Semantic retrieval can cause forgetting of negative
words

Journal(書誌情報):
Psychonomic Bulletin & Review, Online first

doi:
10.3758/s13423-014-0719-x

論文URL:

Abstract:
Retrieval of a memory can induce forgetting of other related memories,
which is known as retrieval-induced forgetting. Although most studies
have investigated retrieval-induced forgetting by remembering episodic
memories, this also can occur by remembering semantic memories. The
present study shows that retrieval of semantic memories can lead to
forgetting of negative words. In two experiments, participants learned
words and then engaged in retrieval practice where they were asked to
recall words related to the learned words from semantic memory.
Finally, participants completed a stem-cued recall test for the
learned words. The results showed forgetting of neutral and negative
words, which was characteristic of semantic retrieval-induced
forgetting. A certain degree of overlapping features, except same
learning episode, is sufficient to cause retrieval-induced forgetting
of negative words. Given the present results, we conclude that
retrieval-induced forgetting of negative words does not require
recollection of episodic memories.

著者Contact先の email:
kobayashi[at]cogn.jp
日本認知心理学会公開シンポジウム:懇親会のご案内

10月18日(土)に開催されます日本認知心理学会公開シンポジウムの後に
懇親会を開催いたします。

日時:10月18日(土)18:00-20:00
場所:レストラン「里(さと)」
〒605-0932 京都市東山区妙法院前側町451-1

飲み放題(ワイン、ビール、焼酎)で4000円です。

参加ご希望の方は10月8日(水)までに
認知心理学会事務局のアドレス
g-office[at]cogpsy.jp([at]を@に変えて、送信ください)
に、メールの件名を「公開シンポ懇親会参加」として
お名前、ご所属、連絡先メールアドレスを明記の上
お申し込みください。
※公開シンポジウム自体の参加申し込みとはメールアドレスが
異なりますのでご注意ください。

皆様のご参加をお待ちしております。

日本認知心理学会公開シンポジウム
平成26年度文部科学省研究費助成金(研究成果公開促進費)「研究成果発表
(B)」補助事業

認知心理学のフロンティア -こころの常識と偏見を越えて-

開催日時 
10月18日(土) 13:00~17:00 (12:00開場)

ご挨拶
行場次朗 (日本認知心理学会理事長、東北大学)
日本認知心理学会では、前回に引き続き、文部科学省研究費助成金(研究成果公
開促進費)による支援を受け、「認知心理学のフロンティア ?こころの常識と偏
見を越えて?」と題して公開シンポジウムを開催することにいたしました。人間
の心、とりわけ日常生活に直結する認知機能 を、常識や偏見にとらわれずに心
理科学的に解明することは、医療、教育、司法、防災、産業など様々な現場から
よせられる緊急の課題に応える意 味でも、ますます重要視されてきています。
第一部では、魅力あふれるテーマで、第一線でご活躍の著名な3名の認知心理学
者による講演会を企画 しました。第二部では、認知心理学の様々なテーマで、
気鋭の若手研究者による公開参加型ゼミを開催します。大学で認知心理学を学ん
でみたいと 思っている高校生や中学生の皆さんはもちろん、大学生、社会人の
方も大歓迎いたします。無料で参加いただけますので、お誘いあわせの上、ふ
るってご参加ください。
会場 京都女子大学 C号館C412, C410, C411
第1部 13:00~
講演会 認知心理学の新展開
司会:箱田裕司(京都女子大学)
会場 京都女子大学 C号館 412教室
「犯罪捜査の認知心理学」      越智 啓太 (法政大学)
「防災の認知心理学」        邑本 俊亮(東北大学)
「発達プロセスの認知脳科学的解明」 乾 敏郎(京都大学)

第2部 15:15~17:00
公開参加型ゼミ 社会に貢献する認知心理学
A室(C410教室)15:15~17:00
ゼミ1「お客様の「心」をつかむ商品開発」 熊田孝恒(京都大学)
ゼミ2「他者のこころの認知と集団規範の生成 :『暗黙のルール』はいかにし
て生まれるか」
    村本由紀子(東京大学)
B室(C411教室)15:15~17:00
ゼミ3「時間的展望から死について考える」 下島裕美(杏林大学)
ゼミ4 「感情と身体空間」 佐々木恭志郎(九州大学)

参加申込:電子メールで、タイトルに「公開シンポジウム申し込み」と明記の
上、お名前と所属名(勤務先、在学学校名)などを本文中に書き込んで、
cogpsy-event[at]bunken.co.jp までお申し込みください。([at]を@に変えて、送信ください)
申し込んでいなくとも、場に余裕があるかぎり当日の参加も可能です。
ぜひ、お友達も誘ってください。参加は無料です。
申込受付開始:2014年10月1日(水)
主 催:日本認知心理学会
連絡先:日本認知心理学会 業務センター
〒162-0801 東京都新宿区山吹町358-5 アカデミーセンター
cogpsy-event[at]bunken.co.jp([at]を@に変えて、送信ください)
03-5389-6491

特集タイトル:判断と意思決定の認知科学
掲載予定巻号:第22巻3号(2015年9月発行)
担当編集者:都築誉史(立教大学),松田憲(山口大学)

●特集号で扱う論文
 広い意味での選択,判断,意思決定と関連した実験心理学的研究,発達研究,
神経科学的研究,社会心理学的研究,動物行動研究,人工知能研究,シミュレー
ション,理論的研究,応用的・実践的研究などを幅広く対象とする.日本語また
は英語で書かれた研究論文,展望論文,ショートノートを募集する.
 選択,判断,意思決定というテーマは,ほぼすべての認知活動に内在する極め
て基本的なものである.また,認知科学では斬新性とともに,異分野対話性が重
視される.例えば,問題解決,学習科学,言語科学,カテゴリー学習,記憶と
いった分野でも,選択や判断は重要なトピックスである.さまざまな分野からの
投稿を広く歓迎する.
 近年,判断・意思決定スキルが,幼児期,青年期,成人期,中高年期とライフ
スパンを通してどのように変化するかについて,活発に研究が進められている.
選択スキルの学習,バイアス矯正,リスク認知,道徳判断,意思決定スタイル,
さまざまな動物種を対象とした実験的行動分析といった分野も,本特集と密接に
関係する.一方,集団意思決定という社会・組織心理学における主要な研究領域
も,本特集と関わりが深い.
 さらに,選択,判断,意思決定に関する多様な計算論的モデルが提案されてき
た.人工的なエージェントによる選択,システムによる人間のデシジョン・エイ
ドなども,本特集と強く関連している.

●企画趣旨
 本特集は,選択,判断,意思決定と関連した研究の現状を把握し,さらなる学
際的研究を促進するための企画である.2014年度Cognitive
Science Society年次大会プログラムによれば,意思決定に関する6つの口頭発表
セッションがあり,認知科学における意思決定研究の広がりを確認できる.
 近年,海外の国際学会や英文学術雑誌では,判断と意思決定に関する研究発表
が非常に活発であり,様々な広がりを見せている.これに対し,我が国ではこの
分野の研究発表が多いとは言えない.本特集を契機にして,我が国における判断
と意思決定に関する認知研究の,多様化と学際化を促進したい.
 Kahnemanのノーベル経済学賞受賞(2002)は,人間の判断と意思決定に関する
認知研究が,行動経済学をはじめとして,学際的に大きな社会的影響を及ぼして
きたことを示している.最近では,Gigerenzer(CogSci 2012キーノートスピー
カー)らに代表される進化心理学的アプローチや,脳イメージングによる神経心
理学的な知見(e.g. 認知系と情動系の相互作用)などが,研究の発展に大きく
寄与している.
 このように判断と意思決定研究は,非常に大きな学際的広がりをもち,認知科
学が積極的に取り組むべき主要なテーマの1つであることは疑いの余地がない.
本特集号では上記の背景を受け,我が国の判断と意思決定研究が学際的にさらに
発展することを目ざし,多様な分野から広く論文を募集する.

● 投稿資格
 投稿原稿の著者のうち少なくとも一人は日本認知科学会の会員であるか,また
は入会手続き中でなければならない(詳しくは,『認知科学』の投稿規程を参照).

● 応募方法
 本特集では,事前エントリー方式で原稿を募集する.執筆を希望する場合は,
事前エントリーをすませた上,期日までに論文原稿を送付する必要がある.

事前エントリー:2014年11月1日(土)までに,論文タイトル,論文種別(研究
論文,展望論文,ショートノート),著者氏名・所属・連絡先(住所,電話番
号,e-mailアドレス),1000字程度のアブストラクト,キーワード(5個程度)
を電子メ-ルにて提出する.件名は「認知科学22-3事前エントリー」とすること.

論文提出:事前エントリーを済ませた著者は,2015年1月10日までに本論文を電
子メールにて提出する.件名は「認知科学22-3投稿」とする.投稿する論文は,
『認知科学』の投稿規程,執筆規程にしたがうものとする.

● 提出先
 事前エントリー,論文提出ともに,以下のアドレスに提出するものとする.
 jcss.2015.jdm[at]gmail.com
なお,提出後数日以内に,受領確認のメールを著者に送付する.

●スケジュール
 おおむね下記のスケジュールを予定している.ただし,諸事情により変更の可
能性がある.
2014年11月 1日(土)事前エントリー締め切り
2015年1月10日(土)論文投稿締め切り
2015年2月28日(土)査読結果の返送
2015年3月30日(月)修正論文の提出締め切り
2015年4月30日(木)再査読結果の返送(採否決定を予定)
2015年5月30日(土)最終稿提出の締め切り
2015年9月 1日(火)『認知科学』第22巻3号掲載

通信行動工学(CBE)時限研究専門委員会は,
人間の通信行動に関する,生理的,心理的,社会的な
各種要素を含めた多様な分野の研究成果を持ち寄り,
今後の通信技術の研究開発に大きく貢献すると共に、
各専門分野の活動領域の拡張をもたらすことを目的に発足しました.

第7回CBE研究会では,通信行動データの工学応用を中心として
関連する研究を広く論文を募集致します.
IEICE会員のみならず,関連する研究を推進されている方々にも
積極的に御参加頂き,異分野交流により通信行動に関する研究の
進展が加速されることを期待しております.

 ●研究会の開催日時: 2014年10月30日(木) 13時~17時
 ●場所: 首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス

 ●テーマ:通信行動におけるインタラクション

 ●発表申込の締切: 2014年9月19日(金)
  発表タイトルと著者(名前と所属)を下記の申込先までご連絡ください。
  ##口頭発表とポスター発表については希望に添えない場合も有ります.

 ●原稿提出の締切: 2014年10月17日(金)

 ●申込先: cbe-info[at]mail.ieice.org(新井田)


 下記のように2014年11月12日(水)~13日(木)に第六回多感覚研究会を開催しま
すのでお知らせ申し上げます。

ポスター発表とデモ展示の一般発表を募集しております。
詳しくは下記URLをご覧下さい。

*多感覚研究会とは?
異なる学会に分散しがちな多感覚研究に携わる人々が集まる機会をつくること
で,知見の共有,議論と連携の促進,多感覚研究全体の活性化を目指します.心
理学,生理学,神経科学,工学,発達などの様々な研究分野から,多くの方々の
参加をお待ちしております.

第六回多感覚研究会

◎日時
2014年11月12日(水)~2014年11月13日(木)

◎場所
広島大学 霞キャンパス

◎チュートリアル講演
妹尾武治(九州大学)
北田亮(生理学研究所)

◎共催
広島大学 COI 「精神的価値が成長する感性イノベーション拠点」
クロスモーダルデザインワークショップ

◎一般発表
・発表形式
ポスター発表及びデモ展示
    (1) ポスター発表のみ、(2)デモ展示のみ、(3)ポスター発表とデモ展示両
方、のいずれかを選んでください。

◎ 発表申込方法
発表申込ページに必要事項を記入して申し込みをお願いします。

◎発表申込締切
2014年10月12日

◎発表内容
ポスター発表
既に発表されたもので構いません。印刷してあるポスターを持ち寄って、つっこ
んだ議論をする機会にしたいと思います。複数の発表も歓迎します。視覚・聴
覚・触覚・味覚・嗅覚などの組合せに関するもの、感覚と運動の組合せ、様々な
共感覚、視覚/聴覚障害者の感覚特性や感覚代行など幅広い分野からの発表をお
待ちしております。なお、今回の多感覚研究会ではポスター発表に併せて現象の
デモンストレーションを推奨します。

◎デモ展示
今回の多感覚研究会でも多感覚統合や異種感覚相互作用に関連するデモンスト
レーションを募集します。有名な現象でも、実際には経験したことがないことは
よくあります。特に多感覚の現象を再現するのには手間がかかることもあります
ので、みなさんが持っている現象を持ち寄って体験する機会を作りたいと思いま
す。ラバーハンドや腹話術効果、マガーク効果など古典的なものから、あまり知
られていない多感覚現象まで、ご自身の発見したものでなくても構いません。実
際にいろいろな現象を体験することは、研究の進展につながることでしょう。デ
モ用機材の持ち込みなどに関してはお申し込み時に、要旨等と一緒にご相談くだ
さい。

◎懇親会
11月12日に懇親会を行います.ぜひご参加ください。
懇親会に参加される方は、参加・発表申し込みに必要事項を記入して申し込みを
お願いします。

◎お問い合わせ
multisense.japan at gmail.com (at を @に置き換えてください)

◎多感覚研究会世話人(五十音順)
浅井智久 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
金山範明 (広島大学)
河邉隆寛 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
北川智利 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
小林まおり (明治大学)
高橋康介 (東京大学)
寺本渉 (室蘭工業大学)
藤崎和香 (産業技術総合研究所)
和田有史 (食品総合研究所)

■日本理論心理学会第60回大会と公開シンポジウムのご案内
日本理論心理学会第60回大会が9月27日(土)、28日(日)にお茶の水
女子大学(大会委員長:上原泉)で開催されますのでご案内いたします。
なお、本大会内で開催される2つの公開シンポジウム(Ⅰ、Ⅱ)には、非会員の
方は、参加費無料(事前の申込不要)でご参加いただけます。

● 場所:お茶の水女子大学文教育1号館(1階)第1会議室。(正門のみ開門
。本学では入講時に身分証の提示がもとめられます。身分証をご持参ください。)

●学会参加費(当日納入) 一般5000円、学生2000円

第1日目   9月27日(土曜日)
● 受 付 開 始                8:50 ~   第1会議室前
● 個人発表
9:20~9:50「思春期から青年期にかけての自伝的記憶とライフスクリプトの発達
 過程について」      川﨑 采香・上原 泉(お茶の水女子大学)
9:50~10:20「出来事の特性からみた高齢者の自伝的記憶の体制化―出来事カテ
 ゴリ単語を用いた検討―」屋沢 萌・上原 泉(お茶の水女子大学)・御領 謙
 (千葉大学)
10:20~10:50「韓国語を学ぶ日本の大学生の新たな「韓流」について」 李 和貞
 (立教大学)
10:50~11:20「匿名支援の方法としての同伴―カウンセリングでもアウトリーチ
 でもないもの―」  柏木 恭典(千葉経済大学短期大学部) 
11:20~11:50「福祉と心理学の接点―私の経験から言える福祉施設での仕事―」
 鈴木 啓之(べジティア合同会社)
11:50~12:20「愛と実存について―E.フロムの見解を中心にして―」 小川 芳男
 (防衛医科大学)

● 公開シンポジウムⅠ: 9月27日(土)  14:10 ~ 17:30
(非会員は参加費無料)
テーマ  発達過程を調べる-縦断的手法による検討-
司  会  江川玟成(埼玉学園大学)・上原 泉(お茶の水女子大学)
企 画  上原 泉(お茶の水女子大学)
話題提供者 
 上原 泉(お茶の水女子大学)
 「自伝的記憶の発達と変遷過程の検討―生涯発達の解明を目指して―」
 小林 哲生(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
 「語彙発達の個人差を調べる:縦断的手法による検討」
 敷島 千鶴(帝京大学)
 「社会的態度の形成に寄与する遺伝と環境―行動遺伝学の立場から―」
指定討論者   森正義彦(岡山大学名誉教授)

第2日目   9月28日(日曜日)
● 受 付 開 始               8:50 ~   第1会議室前
● 個人発表
9:20~9:50「温覚および冷覚を参照する身体化認知のメカニズムの方法論的検討」
 山本 佑実・菅村 玄二(関西大学)
9:50~10:20「皮膚感覚を伴う身体化認知のメカニズムと将来の方向性」
 本元 小百合・菅村 玄二(関西大学)
10:20~10:50「身体心理学の立場からみた身体化認知」 菅村 玄二(関西大学)
10:50~11:20「リベットの500ミリ秒 ―人はなぜ時計を気にできるのか―」
 佐藤 和彦(仙台高等専門学校) 
11:20~11:50「制御理論を人間行動の理解にどのように役立てるか」金築 優
 (法政大学)
11:50~12:20「「怒っている」とは何をどうしていることか―感情的になること
 の意味:非力動的動機理論の観点から―」田嶋 清一(立正大学)

● 公開シンポジウムⅡ: 9月28日(日)  13:10 ~ 16:30
(非会員は参加費無料)
テーマ 心を生み出す身体のはたらき
司  会  繁桝算男(帝京大学)
企 画  大江朋子(帝京大学)・繁桝算男(帝京大学)
話題提供者 
 大江朋子(帝京大学)
 「身体が生み出す自他の認知―社会心理学の立場から―」
 楠見 孝(京都大学)
 「心のメタファと身体性―認知心理学の立場から―」
 春木 豊(早稲田大学名誉教授)
 「精神に潜む身体―身体心理学の立場から―」
指定討論者   早川友恵(帝京大学)・繁桝算男(帝京大学)

http://www.pat.hi-ho.ne.jp/theo-psy/ (なお開始終了時刻は、上記のとお
りの時間に変更になっています。)

●問い合わせ先
〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
お茶の水女子大学文教育学部人間社会科学科心理学コース 発達心理学研究室
日本理論心理学会第60回大会 準備委員会
TEL & FAX  03-5978-5259、E-mail  theopsy60*cc.ocha ac.jp
(*を@に変更して御使用ください )
(情報提供者:上原泉)
HCGシンポジウム2014の発表申込締切が【9月9日(火)まで】延長されましたので
お知らせいたします.

【HCGシンポジウム2014発表申込締切延長のお知らせ】
発表申込締切を9月9日(火)まで延長いたします.
皆さま奮ってお申込みください.

発表申込は以下のページを参考に登録をお願いいたします.


※ 本シンポジウムは下関市で開催いたします.活発な研究議論とともに,
観光や地元のグルメなどもお楽しみいただければと思います.
また,学生の皆様のご発表や,未完成のアイディアを洗練させる機会を
持つことを目的とした「萌芽的研究」のご発表も歓迎いたします.
多くの皆様のご発表をお待ちしております.

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HCGシンポジウム2014~ヒト・モノ・トコロを紡ぐ豊かな情報を発信するICT~

毎年12月の恒例となりました,電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション
グループ(HCG)が主催するHCGシンポジウム2014への投稿のご案内です.
2011年のサンポートホール高松(香川県高松市),2012年のくまもと森都心プラ
ザ(熊本県熊本市),2013年の松山市総合コミュニティセンター(愛媛県松山
市)を経て,2014年は山口県下関市の海峡メッセ下関において開催されます.

会 場:海峡メッセ下関(http://www.kaikyomesse.jp/
会 期:2014年12月17日(水)~19日(金)
発表申込締切:2014年9月3日(水)24:00 JST
発表原稿締切(予定):2014年10月17日(金)24:00 JST

副題:―ヒト・モノ・トコロを紡ぐ豊かな情報を発信するICT―


発表申込や最新情報につきましては下記URLをご覧ください.


招待講演:森朗氏(株式会社ウェザーマップ;気象予報士)
今年の招待講演は,株式会社ウェザーマップの気象予報士,森朗さんにご講演い
ただきます.
タレントの恵俊彰が司会を務めるTBS系列の情報ワイド番組「ひるおび!」で気
象解説コーナーを担当されており,テレビでもおなじみの方です.
ご講演では,人間の行動と気象・天気との関係を環境問題・歴史・生活・防災な
どの視点から解説いただき,また気象解析・天気予報における情報通信技術につ
いても解説いただく予定です.
(内容は変更の可能性あり)


HCGシンポジウムの大きな特長は,HCGに属する各研究会はもとより,その他の研
究分野との横断的かつ濃密な交流を促進していることです.
その試みの一つとして,今年も全ての口頭発表者に対してインタラクティブ発表
枠を付与することにしております.直接的に意見を交換する機会を増やし,研究
の更なる発展を促す狙いです.
・口頭発表者によるインタラクティブ発表は義務ではありませんが,コアタイム
には 出来るだけご参加ください.
・インタラクティブ発表では発表用パネルにポスター(口頭発表用スライドを印
刷したものでも可)を貼って頂きます.
・電源を用意いたしますので,ノートPCを用いたデモ等を行うことができます.
・インタラクティブ発表のみの参加者も募集しております.萌芽的な研究や
 研究プロジェクトの紹介などにご活用ください.
特に学生の皆様にとっては,修論・卒論等の執筆開始の時期に合わせて,指導教
員や研究室メンバーではない外部の研究者による様々な立場からの意見を得るこ
とができ,より多面的な観点でバランスのとれた論文執筆に役立てられると期待
されます.ぜひ積極的にご参加ください.

また,ある特定のトピックに関する研究発表を集め,活発に議論を行う「オーガ
ナイズドセッション」を今年も企画いたします.今年は下記の4セッションを予
定しております.
その分野の専門家と議論を行うことができますので,積極的な投稿をお待ちして
おります.
各オーガナイズドセッションの募集内容や投稿方法の詳細につきましてはWeb
ページ(http://2014.hcg-symposium.org/)をご覧ください.

オーガナイズドセッションⅠ
タイトル:「コミック工学」
オーガナイザ:松下光範(関西大)
内容:タブレットやスマートフォン等,ディジタル端末で読むことのできる電子
書籍が 急速に普及しつつある.とりわけ,ディジタルコミックはその売り上げ
の8割を占める 主力コンテンツとなっている.ディジタルコミックは,従来の
紙媒体のコミックと 異なり物理的な制約がないため,従来のコミックの枠にと
らわれない表現や利用が可能である.しかし現状では,多くの作品は単に紙媒体
のコンテンツをスキャナで取り込んでそのままディジタル化した静的なものであ
り,ディジタルコミックの可能性を十分に活かせる状況にはない.本オーガナイ
ズドセッションは,こうした現状を打破しディジタルコミックの可能性を追求す
るための技術やアプリケーションを醸成する場として企画された.様々な角度か
ら電子コミックを対象とした研究が一堂に会することで,研究推進のためのブレ
イクスルーや相乗効果が期待される.なお,本セッションは昨年のHCGシンポジ
ウムで行ったコミック工学のオーガナイズドセッションの第2回目である.昨年
の内容からの研究の展開を感じていただければ幸いである.

オーガナイズドセッションⅡ
タイトル:「ヒューマンセンタードデザインの理論と実践」
オーガナイザ:新井田統(KDDI研)・大野健彦(NTT)
内容:昨年度に引き続き「ヒューマンセンタードデザイン」に関連する研究発表
を募集する.研究成果のプレゼンテーションの他に,HCDコミュニティにおける
学会活動の意義について議論するワークショップを開催する.

オーガナイズドセッションⅢ
タイトル:「雰囲気工学」
オーガナイザ:湯浅将英(湘南工科大)・片上大輔(東京工芸大)・
 小林一樹(信州大)・田中貴紘(名大)
内容:雰囲気に関する人同士のコミュニケーション研究,人とエージェントやロ
ボットとの対話研究,ネット上のSNSやtwitterにおける雰囲気,さらに新しい研
究領域からの野心的,先進的な研究を募集するOSを企画する.本OSでは,様々に
創り出される「雰囲気」を統一的に検討し雰囲気を解き明かし,「雰囲気」を構
成する工学的モデルを探るとともに新たなコミュニケーション研究の創出を目指す.

オーガナイズドセッションⅣ
タイトル:「G空間コンピューティング:センシングからコミュニケーションまで」
オーガナイザ:蔵田武志(産総研)
内容:スマートフォンの普及が進み,スマートグラスやスマートウォッチなどの
 ウェアラブルデバイスも普及の兆しを見せている.ユーザの状況を把握し,情
報支援,コミュニケーション支援などを行うには,「G空間コンピューティン
グ」,具体的には,屋内外測位技術や実空間モデリング技術をはじめ,それらに
より得られた時空間情報の活用手段(例:AR/MR),ジオコミュニケーション
サービスなどの充実が求められる.本OSでは,技術やコンセプトの提案から,ベ
ンチマーク,応用,実証にいたるまで包括的に発表を募集し,G空間コンピュー
ティングの今後についての議論を深めることを目的とする.

HCGシンポジウム2014では,優れた研究発表を下記の通り表彰する予定です.
・最優秀インタラクティブ発表賞(一般/学生問わず)
・優秀インタラクティブ発表賞(一般)
・学生優秀インタラクティブ発表賞(学生)
・オーガナイズドセッション賞(一般/学生問わず)

昨年は108件の研究発表(口頭発表76件,インタラクティブ発表のみ32件)が寄
せられ,活発な議論が交わされました.
また,参加者も206名と過去最大規模となり,活気溢れるシンポジウムとなりま
した.
今年も皆様の御投稿,御発表を心よりお待ち申し上げております.

シンポジウムに引き続いて,電子情報通信学会論文誌「情報・システム:D」に
おいてヒューマンコミュニケーション特集号が予定されております.
シンポジウム発表後にブラッシュアップした研究成果を本特集号にご投稿頂けれ
ば幸いです.
また,シンポジウムでの優秀な論文につきましては,本特集号への推薦論文とし
て推薦いたします.

情報保障のご案内:
視覚や聴覚等に障がいを持った方でも参加・発表できるように情報保障を行います.
詳しくは下記URLをご覧ください.

Authors:
Sachiko Takahama and Jun Saiki

Title:
Functional connectivity supporting the selective maintenance of
feature-location binding in visual working memory.

Journal(書誌情報):
Frontiers in Psychology, 5, 507

doi:
10.3389/fpsyg.2014.00507

論文URL:

Abstract:
Information on an object's features bound to its location is very
important for maintaining object representations in visual working
memory. Interactions with dynamic multi-dimensional objects in an
external environment require complex cognitive control, including the
selective maintenance of feature-location binding. Here, we used
event-related functional magnetic resonance imaging to investigate
brain activity and functional connectivity related to the maintenance
of complex feature-location binding. Participants were required to
detect task-relevant changes in feature-location binding between
objects defined by color, orientation, and location. We compared a
complex binding task requiring complex feature-location binding
(color-orientation-location) with a simple binding task in which
simple feature-location binding, such as color-location, was
task-relevant and the other feature was task-irrelevant. Univariate
analyses showed that the dorsolateral prefrontal cortex (DLPFC),
hippocampus, and frontoparietal network were activated during the
maintenance of complex feature-location binding. Functional
connectivity analyses indicated cooperation between the inferior
precentral sulcus (infPreCS), DLPFC, and hippocampus during the
maintenance of complex feature-location binding. In contrast, the
connectivity for the spatial updating of simple feature-location
binding determined by reanalyzing the data from Takahama et al. (2010)
demonstrated that the superior parietal lobule (SPL) cooperated with
the DLPFC and hippocampus. These results suggest that the connectivity
for complex feature-location binding does not simply reflect general
memory load and that the DLPFC and hippocampus flexibly modulate the
dorsal frontoparietal network, depending on the task requirements,
with the infPreCS involved in the maintenance of complex
feature-location binding and the SPL involved in the spatial updating
of simple feature-location binding.

著者Contact先の email:
takahama.sachiko[at]gmail.com