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2006年03月26日
国際ワークショップ
社会的認知の意識性と非意識性
近年の社会心理学研究では、認知の意識的成分と非意識的成分を分離しようとする試 みが大きな成功を遂げています。この領域で常に先頭に立って研究を推進してこられた、ハーヴァード大学心理学部・Mahzarin Banaji教授を迎えてワークショップを開催 します。偏見やステレオタイプに関する社会心理学的研究のほか、脳科学的アプローチの成果や、法的・政策的含意にも触れながら講演をしていただきます。あわせてハーヴァード大学および神戸大学の大学院生による研究成果の報告があります。社会心理学および発達心理学的な観点からの研究の紹介を予定しています。
なおBanaji教授を中心に開発された、非意識的偏見の実験プログラム「潜在的連想テ スト」(IAT)の日本語版が、https://implicit.harvard.edu/implicit/で体験できます。ぜひ一度お試し下さい。
日時: 2006年3月26日(日)13:00-17:00
会場: 神戸大学文理農学部キャンパス・瀧川記念学術交流会館・会議室
(http://www.kobe-u.ac.jp/info/access/rokko/index.htmの地図16番の建物)
内容:
13:00- 14:45 "Ordinary Prejudice"
Dr. Mahzarin Banaji (Richard Clarke Cabot Professor of Social Ethics,
Department of Psychology, and Carol K. Pforzheimer Professor, the Radcliffe Institute for Advanced Study, Harvard University)
15:00-16:00 "Explicit versus Implicit Impressions of Social Groups"
日置孝一(神戸大学大学院文化学研究科博士課程)
16 :00-17 :00 "The Development of Implicit Attitudes"
Yarrow Dunham (Department of Psychology, Harvard University)
使用言語:英語
コーディネーター:唐沢 穣(神戸大学文学部助教授・CDAMSセンター研究員)
いずれも参加は自由です。コーディネーターへの事前連絡は不要です。
主催:神戸大学文学部心理学教室
共催:神戸大学法学研究科21世紀COE「市場化社会の法動態学」研究センター
投稿者 office : 2006年03月26日 14:32