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2006年09月30日

 ■ 国際ワークショップ「社会的動機の諸相:文化的規範と集団感情をめぐって」

人が社会的規範に則った行動をとるとき、また集団行動に加わるときに作用すると考えられる種々の社会的動機について、最新の社会心理学的研究の動向を理解するためのワークショップを開催します。海外からの発表者として、社会的公正、社会的比較、多元的無知、反実思考やD. Kahneman 博士との共同研究など、きわめて幅広い分野で活躍しておられるDale T. Miller氏と、集団実体性の認知と責任判断、社会的アイデンティティーと集団間行動などの研究で知られる Emanuele Castano氏を招きます。日本からは、気鋭の若手研究者に発表をしていただき、多角的な視点からの議論を試みます。法と経済学、政治学、社会学、歴史学など多くの分野に対する示唆に富んだ報告と討論が期待されます。
( http://www.cdams.kobe-u.ac.jp/events.htm#20060930 に、報告者と内容に関する情報を順次掲載します。)

日時:2006年9月30日(土)10:00~17:00
会場:神戸大学六甲台キャンパス・アカデミア館 501 号室
(神戸大学正門隣:http://www.kobe-u.ac.jp/info/access/rokko/seimon.htm 11番)
主催:神戸大学大学院法学研究科COE・「市場化社会の法動態学」研究センター主催

第1部:自己や集団への脅威がもたらす心理的効果 10:00~12:20
・"Mortality Salience Effects on Expression of Modesty among Japanese"
脇本竜太郎(日本学術振興会特別研究員・東京大学大学院教育学研究科博士課程)
・" Not Quite Human: Infrahumanization in Response to Collective Responsibility for Intergroup Killing"
Dr. Emanuele Castano(Department of Psychology, New School for Social Research, USA)

第2部:利己動機と公正動機―その規範的影響 13:30~15:40
・"The Norm of Self-Interest"
Dr. Dale T. Miller(Graduate School of Business, Stanford University, USA)
・"Cultural Norm of Resource Distribution and Social Mobility:Experiment and Computer Simulation"
渡部 幹(京都大学大学院人間・環境学研究科)

第3部:全体討論 16:00~17:00

使用言語:英語(一部日本語)
司会・コーディネーター:
唐沢 穣(神戸大学文化学研究科・CDAMSセンター員)

当日は「神戸大学ホームカミングデイ」のため、交通混雑が予想されます。時間には余裕を持ってお越しください。また会場周辺には飲食店が少ないため昼食等をご用意ください。

投稿者 office : 2006年09月30日 08:53