2013年10月アーカイブ
●2014年度「パブリックヘルス科学研究助成金」募集案内 公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンターでは、 ストレス科学、生命医科学研究分野の学術の振興をめざし、 若手研究者への研究助成を行います。 ◆募集テーマ ストレス科学分野「ストレスマネジメント」 キーワード:対人関係/生活習慣/職場/学校/市民スポーツ 生命医科学分野「母子の健康」 キーワード:免疫疾患/神経疾患/その他 ◆応募資格 以下の全てに該当する方が応募することができます。 ①ストレス科学、生命医科学研究を行う研究者 ②国内の非営利の研究機関に在籍している研究者、 または博士後期課程に在籍している学生 ③申請時に40歳以下である者 ④所属する部署の長等の推薦を受けている者 ◆助成金額 1件あたり上限100万円(最大10件) ◆応募期間 2013年12月13日(金)締切 ◆応募方法 ホームページで応募要項、申請書等を公開しております。 http://www.phrf.jp/josei/oubo.html ◆お問い合せ 公益財団法人パブリックヘルスリサーチセンター 研究助成事業係(info@phrf.jp)
日本認知科学会2013年冬のシンポジウム テーマ:身体と認知 日時:2013年12月15日(日)13:00 - 17:45 場所:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー 1001教室 東京都千代田区神田駿河台1-1 アクセスは下記URLをご覧ください http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html ※事前予約不要,参加費不要,どなたでも自由にご参加ください 企画:永井聖剛(産業技術総合研究所)・嶋田総太郎(明治大学) プログラム(敬称略) 13:00 - 13:15 趣旨説明 セッション1 13:15 - 13:45 伊藤万利子(国立情報学研究所) 「「わざ」にみる視覚の身体性」 13:45 - 14:15 阿部慶賀(岐阜聖徳学園大学) 「重さの身体性入力による見積りと価値判断への重み付け」 14:15 - 14:45 榎本美香(東京工科大学) 「祭りのしつらえにみる〈モノ・自己・他者・場〉の4項インタ ラクション」 セッション2 15:00 - 15:45 中野珠実(大阪大学大学院) 「瞬きから探る脳内情報処理機構」 15:45 - 16:30 妹尾武治(九州大学) 「自己身体の移動感覚を変動させる認知的要因」 特別講演 16:45 - 17:45 内藤栄一(情報通信研究機構) 「身体的自己の気づきを支える脳内神経基盤」 お問い合わせ:永井聖剛(masayoshi-nagai@aist.go.jp) 嶋田総太郎(sshimada@isc.meiji.ac.jp)
日本神経回路学会2013年度第 2 回時限研究会を以下のように開催します。 お誘い合わせの上ご参加ください。 日本神経回路学会2013年度時限研究会 「神経回路網モデルの神経心理学への応用可能性を考える」 第2回研究会の開催を案内させていただきます。 ぜひお誘い合わせの上,ご参加ください。 以前ご案内した情報と日程が変更になっておりますのでご注意下さい。 ・開催日:2013年11月16日(土) 13:00-17:00 ・ 開催場所:東京女子大学 9 号館 9105 教室 http://office.twcu.ac.jp/info/access.html http://office.twcu.ac.jp/aboutus/guide/map.html ・参加費:無料 ・世話人:浅川伸一(東京女子大学) ・研究会 URL: http://www.cis.twcu.ac.jp/jnns2013/ ・申し込み手続き:参加人数を把握するために,asakawa@ieee.org 宛 に参加希望の旨をお知らせください。 ・演題 「動物,非動物概念の二重乖離におけるパラメータ過剰問題」 浅川伸一 (東京女子大学) 「心理実験を用いて脳内の学習原理を探る」牧岡省吾(大阪府立大学) 「機能語の獲得と内容語の獲得の計算モデル」岡夏樹(京都工芸繊維大学) 「読みにおける表象間の対応に関する組織性と計算効率」伊集院睦雄(東 京都健康長寿医療センター 研究所) ・趣旨 神経回路網モデルは,脳の構成論的研究を神経心理学に適用することを基本手 法とするが,神経回路網モデルを破壊することによって,さまざまな認知機能 の障害をコンピュータ上に再現できる。人間の認知機能と神経回路網モデルの プログラムとを同一視し,かつ,このプログラムを部分的に破壊することと脳 損傷を同一視することとによって,近年の神経心理学は大きく変化してきた。 人間の認知機構を理解する上でも,あるいは実際の脳損傷患者の症状を理解す るためにも,コンピュータを用いた人工脳損傷研究は重要だと考えられる。倫 理上の制約から実際の人間の脳を破壊して実験を行なうことは不可能だからで ある。神経回路網モデルによる神経心理学的データの解釈は,実際の脳損傷患 者を扱う神経心理学に対して強力な道具を提供していると言える。 本時限研究会では,このような事実に鑑み,この分野の研究者間でのコミュニ ケーションを促進し,もって,研究の活性化を意図するものである。 今回の研究会では,先日大阪府立大学で行われた第1回研究会で議論ができな かったフリートークセッションも積極的に行う予定です。 以下のような話題について議論ができればと考えております。 1. データ表現の問題 2. データの解釈と統計的推論 4. モデルと脳との同型性の問題 5. モデルの解釈,パラメータの決定,データの性質の 3 者関係 ・問い合わせ先:浅川伸一 asakawa@ieee.org
Authors: Ryoma Yamada, & Yukio Itsukushima
Title: The effects of schema on recognition memories and subjective experiences for actions and objects
Journal(書誌情報): Japanese Psychological Research, Volume 55, Issue 4,
pages 366-377, October 2013
doi: 10.1111/jpr.12016
Abstract:
We examined how the schema affects recognition memories and subjective experiences for actions and objects. First, participants watched consecutive slides that described a man in the kitchen. In the slides, the man performed schema-consistent actions and schema-inconsistent actions, and schema-consistent objects and schema-inconsistent objects were left in the kitchen space. After watching the slides, participants completed a recognition test, a remember/know test, and a Perception/Thought/Emotion/Context questionnaire. For objects, the discrimination between targets and distracters was more accurate for schema-inconsistent items than for schema-consistent items, owing to perceptual, thought, and emotional recollections for schema-inconsistent object targets. For actions, schema-consistent targets were more frequently recognized than schema-inconsistent targets, with more remember judgments based on perceptual and contextual recollections. While
item-specific information of schema-inconsistent targets could be elaborated for objects, the perceptual details and the contextual relationship of schema-consistent targets could be elaborated for actions. We also found less false recognitions for schema-consistent action distracters than for schema-consistent object distracters. The retrieval of the perceptual details of schema-consistent action targets could prevent false recognitions for schema-consistent action distracters.
著者Contact先の email: ryom_cc@yahoo.co.jp
日本語によるコメント: 日常的な場所において,スキーマが再認記憶と想起意識に及ぼす影響を,行為と物品で比較検討した。行為と物品ともに,その場所のスキーマに一致するターゲットと一致しないターゲットを画像で提示した。結果,物品ではスキーマ不一致ターゲットの方が再認されたのに対し,行為ではスキーマ一致ターゲットの方が再認された。どのような場面かを把握するために,スキーマ不一致行為ターゲットの精緻化が抑制されたと考えられる。スキーマ一致妨害刺激に対する虚再認が物品よりも行為で生じなかったのも,スキーマ一致行為ターゲットが精緻化されたために虚再認が生じにくかったことが原因と考えられる。
公開シンポジウム「認知心理学における事実と虚構の打開」の開催について 開催趣旨 認知心理学がこれまで実証的に明らかにしてきた事実と世間一般で信じられて いることの間には大きな乖離が見られる場合がある。 認知心理学の基礎的領域から 高次の認知機能にわたる様々な問題についてこの ような乖離を取り上げ、 認知心理学の最先端の知見に基づき、常識による誤解を解きほぐしたい。 主催 日本認知心理学会 共催 日本学術会議 社会のための心理学分科会 日時 平成25年10月19日(土) 13時30分~16時 場所 京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホールⅢ 【企画・司会】 箱田 裕司(九州大学) 【講演】 楠見 孝(京都大学)「認知心理学に関する市民の知識とニーズ : 研究者とのギャップとその解消」 山田 祐樹(山口大学)「好きと嫌いの在処」 乾 敏郎(京都大学)「高次認知機能にも運動制御機能が重要」 参加費無料 問い合わせ先: 京都大学大学院情報学研究科知能情報学専攻 乾研究室 電話 (075)753-3146 Eメール cogoff@cog.ist.i.kyoto-u.ac.jp
日本認知心理学会会員の皆様 新学術領域研究「共感性の進化・神経基盤」公募研究募集のご案内 文部科学省科学研究費補助金、新学術領域研究「共感性の進化・神経基盤」は、 平成25年度から立ち上がった新しい領域です。 本領域では、共感性の研究を動物を対象とした研究まで掘り下げ、 マクロとミクロ、動物とヒトを繋ぐ理論と実証を提示したいと思います。 その結果、人間社会の特異性がより一層明確になり、現代社会が抱える 集団感情や社会感情がもたらす諸課題への提言が可能になると考えております。 本領域では、平成26年からの公募研究を募集しております。 応募要領などにつきましては、下記ご参照ください。 http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1339087.htm また、本領域の公募研究に関する追加説明会を以下の日程で行います。 <計画研究1「共感性の系統発生」キックオフシンポジウム & 第3回説明会 IN 東京> 日時:10月13日(日) 12:30~17:00 場所:慶應義塾大学三田キャンパス 北館ホール → http://www.keio.ac.jp /ja/access/mita.html シンポジウム詳細はこちらをご覧ください。→ http://www.empatheticsystems.jp/seminar.html <第4回説明会 IN 九州> (第3回と同日開催です。) 日時:10月13日(日) 11:00~12:30 場所:九州大学病院キャンパス コラボステーションⅡ 2階 大セミナー室 http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/hospital/hospital.html (リンク先 MAP33番) 領域代表他による説明「計画班の概要と公募研究に期待するもの」および質疑応 答となります。 みなさまのご参加をお待ちしております。 <お問い合わせ先> 新学術領域研究「共感性の進化・神経基盤」事務局 連絡先: empathy.admin@darwin.c.u-tokyo.ac.jp 領域HP: http://www.empatheticsystems.jp/
日本認知心理学会会員の皆様 国際交流委員会よりお知らせです。 2013年6月から皆様にご利用いただいております 国際ジャーナル掲載情報の 会員メーリングリストおよび認知心理学会サイトでの広報 ですが,10月より、下記のように運用方法を変更させて いただくことになりました。 1) <IJPaper@cogpsy.jp> に投稿された国際ジャーナル掲載情報は その都度、認知心理学会のサイトに掲載されます. その際,複数の論文掲載情報がまとめて送られてきた場合にも 1論文1記事として掲載いたします. 2) メーリングリストでの広報は月に1回とし, 一か月分の掲載情報をまとめて,翌月はじめに送信いたします. *変更に至った経緯は以下の通りです。 当システムの運用開始後,国際ジャーナル掲載情報が集中的に 配信された際に,大量のメイルが送られてくることに対して, 一部会員の方からご意見をいただきました(他のメールが埋もれる、 迷惑メールに分類されるなどの問題があるとのご主旨でした). また、複数の掲載情報をまとめて送ってこられる方もいらしたことから, 皆様へのご迷惑を最小にしつつ,かつ掲載情報としての公平性と有効性を 保つために,国際交流委員会で対応策を検討し,上記案を作成しました. その後,事務委託をしている国際文献社に対し,上記作業の可能性と コストを確認し,上記作業を含む契約とすることについて 常務理事会および理事会でご承認を得ました. 以上から,当面,上記の方法で運用していきたいと考えております。 ご意見等ございましたらお寄せいただければ幸いです。 今後とも、皆様のご投稿をお待ちいたしております。 どうぞよろしくお願いいたします。
日本認知心理学会 会員の皆様 東京女子大学では、現在、専任教員の公募をおこなっております。 ご関心のある方からの応募をお待ちしております。 また、関心のありそうな方がおられましたら、ご周知頂ければ幸いです。 詳細につきましては、下記のURLをご覧下さい。 なお、応募書類の締切は、2013年10月31日(必着)となっております。 http://office.twcu.ac.jp/info/employment_1.html
日本認知心理学会 会員の皆様: (重複して受け取られた場合はご容赦ください) 立教大学現代心理学部心理学科では、助教を募集しております。 皆様からの応募をお待ちしております。また適任と思われる方、 あるいは、適任者がいる可能性のある研究機関・研究室にも お知らせいただければ幸いです。 ------------------------------------------------------------------ 1. 募集人員:助教1名 2. 着任予定日:2014年4月1日 3. 専門分野:知覚、学習、認知など、基礎心理学領域 4. 任期:契約期間1年とする。ただし、契約更新は、4回を 限度として行うことができる(最長5年まで)。 5. 提出締切日:2013年11月8日(金)必着 6. 選考方法:書類審査の上、面接を実施する。なお、面接に係る 交通費等の経費は、応募者の自己負担とする。 詳細につきましては,以下のURLをご参照ください。 http://www.rikkyo.ac.jp/invitation/careers/professor/102/
人間生活工学ワークショップ 「生活になじむ情報空間/atmosphereとしての生活情報」 日時:2013年11月14日(木曜)13:30~17:00(13:00 より受付開始) 場所:早稲田大学 西早稲田キャンパス 55 号館2階第3会議室 (東京都新宿区大久保3-4-1) 主催:早稲田大学創造理工学部人間生活工学研究室・(一社)人間生活工学研究セン ター(HQL) 手に馴染む道具,という言葉があるように,生活に馴染む情報,情報環境,情報空 間,というようなものがあると思います.ここでいう情報とは,生活を便利にすると いう機能論から,健康を感じる,潤いを覚えるというような感性論まで,非常に幅が あると思いますが,いずれにせよ,自然な生活のストーリーとそれを表現するための メディアや,明示的に作られたものも暗示的に存在するものも含めてのインタフェイ スということがポイントと思います.ちょうど,いかにスタイリッシュでわくわくす るようなアピアランスの道具であっても,それ以上のものを持たない道具は道具とは いえないし,わくわくするようなアピアランスであるがゆえに道具にはならない,と いうことと同じことが,情報空間ということにもいえるのではないかと思います.今 回のWSでは,3名の演者の方から広く話題を提供していただき,情報の視点から「生 活」ということを改めて見つめ,これからのモノづくり(有体・無体含めて)に展開 して行くことを目標としています. (司会とナビゲート:早稲田大学創造理工学部 経営システム工学科 小松原明哲教 授) 1 「ヒトを探求し拡張する装置としてのナチュラルユーザインタフェース」 橋田朋子先生 早稲田大学基幹理工学部 表現工学科 専任講師 ヒトが日々の生活の中で自分自身のポテンシャルを探求するための観察・表現装置を 開発しています. 例えばヒトが実世界に物理的にアウトプットできる自然な情報(呼 気のような生理情報や手描きの筆跡などまで)や,脳内或は身体に備えているけれど も簡単には外から窺いしれない情報(思考・嗜好・能力など)に着目して, これらを 顕在化して自分や他人が観察しやすくする装置や,活用・拡張したりすることでこれ までにない体験・表現を実現する装置の研究について紹介します. 2 「環境はどのようにICTサービス利用に影響するか: ユーザ調査に基づくサービス利用の理解と,ICTサービスデザインへの応用」 片桐有理佳先生/大野健彦先生 NTTサービスエボリューション研究所 現代生活では,人々は日常生活において,多くのICTサービスに囲まれた暮らしを 送っており,日々,それらを取捨選択しながら利用しています.我々の調査によれ ば,人々の置かれた環境が,サービス利用行動に大きく影響を及ぼしていることが明 らかになってきました.これまでのユーザ調査で得られた実例に基づき,サービス利 用に影響を及ぼす要因について述べ,ICTサービスのデザインにどのように応用すべ きかについて考察します. 3 「そこにあるモノ」 高橋賢治先生/宮下浩志先生 (株)丹青社 文化空間事業部 人は常に何モノかに囲まれて存在する.その中で何を見て,何を感じているのか?そ してそう感じさせる"モノ"とは何か?実例をもとにモノの気配"atmosphere"をつ かみ,共有していく「空間デザイン」のプロセスを紹介します. 4 質疑とディスカッション 【ご案内】 どなたでも参加できますが、事前にお申し込み下さい。会場の都合により先着50名ま で受け付けます。 ■申し込み先:人間生活工学研究センター東京事務所 kouza@hql.jp (FAX:03-5405-2143) 氏名と所属・連絡先,HQL会員はその旨を明記して下さい. ■参加費:2000円(HQL会員は1000円)。当日受付にてお支払いください。 東京メトロ副都心線「西早稲田」駅下車が極めて便利です(キャンパスは駅に直結). 「西早稲田駅(早大理工方面出口)」左手真上の校舎が会場となります(会場は55号 館2階).