2013年6月アーカイブ
認知心理学会第11回大会優秀発表賞候補推薦のお願い 認知心理学会の会員の皆様 認知心理学会第11回大会が迫ってまいりました。今回も,認知心理学会優秀発 表賞の規定(一部改正を予定しております)にもとづき,以下の6部門で発表賞 の選考が行われます。 ・優秀発表賞 新規性評価部門 若干名 ・優秀発表賞 技術性評価部門 若干名 ・優秀発表賞 社会的貢献度評価部門 若干名 ・優秀発表賞 発表力評価部門 若干名 ・優秀発表賞 国際性評価部門 若干名(規定改定の後) ・優秀発表賞 総合性評価部門 若干名 (ただし,どの部門も該当者なしの場合もあります) 選考は,一般会員の推薦と,理事長が任命する選考委員の推薦ならびに協議に より決定されます。第11回大会では,昨年同様,座長の方々も選考委員に指名さ れる予定です。また,機関誌「認知心理学研究」の編集委員にも選考委員になっ ていただければ幸いです。 本年度は,第一発表者と題目を記載した推薦用紙を会場でお渡しいたします。 推薦する発表に○をつけ,会場内の投票箱にお入れいただくか,大会後,認知心 理学会事務局宛に郵送,ファックス,またはメールでお送りください。期限は 2013年7月31日です。メールによる場合は,推薦用紙をダウンロードして記入の 上,お送りください。昨年とは推薦用紙が変わりますのでご注意ください。 推薦用紙は以下のURLからダウンロードできます。 http://www.cogpsy.jp/ http://www.cogpsy.jp/taikai.html E-mail: g-office@cogpsy.jp 郵送: 〒 812-8581 福岡市東区箱崎6-19-1 九州大学 大学院人間環境学研究院(文学部) 心理学教室内 日本認知心理学会事務局 発表賞は例年,推薦件数が少なく,かつては選考を見送らざるをえない事態も 起こりました。 本学会の発表賞選考は,他の学会と異なり,一般会員の方々の ご推薦に大きく支えられています。認知心理学研究のさらなる発展のためにも, 数多くのご推薦をどうぞよろしくお願いいたします。 日本認知心理学会理事長 行場 次朗
日本認知心理学会会員の皆様: (複数のMLにご案内をお送りしております。重複ご容赦ください。) 日本認知心理学会高齢者心理学研究部会の第8回の研究会 (老年心理学研究会共催)を以下の通り開催します。 皆様の発表・参加をお待ちしております。 今回は,帝塚山大学心理学部心理学科教授の蓮花一己先生による特別講演 「高齢ドライバーの心理と対策」と,発表希望の方による一般演題を行います. 一般演題での発表をご希望の方は, 7月10日(水)までに,お名前,ご所属,タイトルを 石松(滋慶医療科学大学院大学) k-ishimatsu[a]ghsj.ac.jp ※[a]→@に までご連絡ください。 大学院生の発表を歓迎いたします。 皆様のご発表,ご参加をお待ちしております。 なお,夕方17時半頃より懇親会(新大阪駅周辺)を予定しております。 こちらの方も是非ご参加ください。会場セッティングの都合上, 7月10日(水)までに参加希望の方は予めメール(k-ishimatsu[a]ghsj.ac.jp) をお送りください。 どうぞよろしくお願いいたします。 ------------------------- ○日 時 2013年8月10日(土)13時~16時半 ○会 場 滋慶医療科学大学院大学 9階視聴覚大講義室 ※当日は,大学玄関に案内を掲示します。 URL:http://www.ghsj.ac.jp/access ○スケジュール 13:10-14:10(特別講演)蓮花一己先生(帝塚山大学) 「高齢ドライバーの心理と対策」 14:20-16:30(一般演題:4件程度)(発表20分+議論10分)※途中休憩有 ------------------------- 認知心理学会高齢者研究部会 代表者:権藤恭之(大阪大学) 事務局:熊田孝恒(京都大学) 石松一真(滋慶医療科学大学院大学) サイト: http://cognitiveaging.jp/
日本認知心理学会会員のみなさま このたび,国際委員会では,学会員の国際的活動を促進し,かつ 会員相互の国際的活動を共有するために, 「国際ジャーナルへの論文発表情報サイト」を作っていきたいと 思います. これは,海外の国際ジャーナルに論文掲載が決まった/発表された時に その書誌情報と簡単なコメント(日本語OK)を送っていただき, それを会員MLで配信し,学会ブログに掲載・蓄積していくものです. ご自身あるいは仲間の「日本認知心理学会会員」の方の 論文掲載が決まりましたら, Authors: Title: Journal(書誌情報): doi: 論文URL: Abstract: 著者Contact先の email: 日本語によるコメント(オプション,200-300字で) を <IJPaper@cogpsy.jp> 宛にお送りください. 形式的なチェックの後,会員向けMLにて配信をし, その後,学会HPのブログに #IntJnlPaper というタグをつけて,掲載していきます. (その結果,学会HPがある限り,上記のタグを見ると 会員の国際ジャーナル発表論文を一覧できるようになります) なお,このご連絡は 掲載決定 から 公刊後1年まで にお願いいたします. #ぜひ,今すぐ,今から1年前までに公刊された論文について #情報をお寄せください! 会員の皆様の個々のご協力により,会員相互に,論文発表をいち早く知り, また通常自分ではチェックをしていない国際ジャーナルの動向を知ることも できるようになると考えられます. ぜひご協力のほど,お願いいたします. 日本認知心理学会 国際委員会
日本認知心理学会 会員の皆様 現在、下記のような公募を行っております。ご関心のある方からの応募をお待ちして おります。また、関心のありそうな方がおられましたら、ご周知頂ければ幸いです。 JREC-INでも同様の内容を公開しております。 http://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=0&id=D113060706&ln_jor=0 また、京都大学のHPでも近日中に公開予定です。 ーー 教員(准教授または講師)公募のお知らせ 京都大学大学院 情報学研究科 知能情報学専攻 准教授または講師1名(無任期) 【所属・担当職務・専門分野等】 1. 所属 情報学研究科知能情報学専攻 生命情報学講座(勤務地:京都市左京区吉田本町) 2. 担当職務 情報学研究科知能情報学専攻における教育・研究 3. 専門分野 人間の認知機能の認知心理学、認知神経科学、情報学あるいは人間工学に基づく解明 【募集条件】 1. 博士の学位を有すること 2. 人間の高次な認知機能、特に、行為のプランニング、抑制、構えの切り替 え、先行的制御(proactive control)などの実行機能に関する心理学、神経科 学、あるいは人間工学に基づく実験的研究において、卓越した研究業績と研究技 能を有し、かつ、それ ら機能の理解に基づく、機器インタフェースや情報環境 とのインタラクションなどの情報学的研究に関して明確な将来ビジョンを有する こと。 3. 認知神経科学に基づく知能情報学に関する教育・研究の推進および人材育成 ができること。 4. 国籍は問わないが,日本語および英語での教育と研究指導ができること。 【着任時期】 2014年1月1日以降のできるだけ早い時期 【勤務形態】 専門業務型裁量労働制(週38時間45分相当、1日7時間45分相当) 休日:土・日曜日、祝日、年末年始、創立記念日および夏季一斉休業日 【給与・手当等】 本学支給基準に基づき支給 【社会保険】 文部科学省共済組合、雇用保険および労災保険に加入 【提出書類】 1.履歴書 写真添付、住所、連絡先(電話番号・電子メールアドレスを含む),学歴(高等 学校卒業以降),職歴,研究歴,学会活動等社会活動歴、科学研究費補 助金な どの研究資金および特許、受賞名(内容,選考対象数と受賞数の比率),などを 記載のもの 2.研究業績一覧 著書,学術研究論文,解説論文,国際会議論文(査読の有無を区別),その他口 頭発表資料(査読の有無を区別),特筆すべき業績ごとに最新のものか ら並べる 3.主要論文の別刷りまたは写し(3編) 4.現在までの研究の内容と成果(主要論文に対応させて記述; A4判3頁以内) 5.今後の研究ビジョン・抱負 今後10年程度の間に行う研究についての研究課題・研究目的・研究計画・方法、 および今後の大学における人材育成に関する意見,抱負など (A4判3頁以内) (注)提出書類は返却いたしませんのでご了承下さい. 【公募〆切】 2013年8月30日(金)(必着) 【書類送付先・問い合せ先】 〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学大学院 情報学研究科 知能情報学専攻長 松山隆司 E-mail tm*i.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください) TEL 075-753-4891 (注)応募書類送付の際は、封筒表に「応募書類在中」と朱記し、簡易書留でお 送り下さい。 (注)書類選考後、面接を求めることがあります。 【その他】 ・適任の候補者が得られない場合には,最終候補者を選考しないことがあります。 ・京都大学は男女共同参画を推進しています。多数の女性研究者の積極的な応募 を期待しています。 以上
日本認知心理学会会員の皆様, 認知科学会では下記の通り、サマースクールを開催いたします。 若手の皆さんの参加を期待しています。 詳細は認知科学会のホームページを御覧ください。 http://www.jcss.gr.jp/summer_school_2013.html 日時: 平成25年9月2日(月)13:00~9月4日(水)15:30 場所: 神奈川県箱根市 箱根湯本富士屋ホテル 小田急線箱根湯本駅より徒歩可能 定員: 50名(その内、学生の定員は30名とし若手参加者を優先します) 対象: 広く認知科学に興味を持つ学生・研究者。認知科学会の会員には限りま せん。 参加費:17,000円 宿泊費:14,550円(3名~5名での相部屋) シングル・ツインは 25,550円 *宿泊費には夕食および朝食が含まれます。 *学生の参加者には日本認知科学会から10,000円の参加費の補助があります。 *学生の参加定員は併せて30名です。 主催:日本認知科学会 サマースクールに関するお問い合わせは、jcss2013summer@gmail.com までお願 いいたします。 スケジュール 9月2日(月) 12:30 受付開始 13:00 サマースクール開講挨拶 鈴木宏昭 13:10 セッション(1)「社会的ニッチ構築」 講師:山岸俊男(東京大学、玉川大学) ディスカッサント:鈴木宏昭(青山学院大学) 17:30 夕食 19:00~22:00 イブニングセッション(1)「あなたにとっての社会とは」 9月3日(火) 9:00~10:20 若手研究者プレゼンテーション(1) 「身体的負荷が判断に与える影響」 阿部慶賀(岐阜聖徳学園大学) 10:30~12:00 若手研究者プレゼンテーション(2) 「実験と構成論的研究のコラボレーションから自他認知の発達メカニズムに迫る」 高橋英之(大阪大学) 13:00 セッション(2)「身体性・社会性の認知科学と医療の接点(仮)」 コーディネータ:嶋田総太郎(明治大学) 17:30 夕食 19:00~22:00 イブニングセッション(2) 9月4日(水) 9:00~10:20 若手研究者プレゼンテーション(3) 「ネットワーク上の伝搬現象」 増田直紀(東京大学) 10:30~12:00 セッション(3) 「十人十色」 講師:横澤一彦(東京大学) ディスカッサント:安西祐一郎(日本学術振興会) 13:00 セッション(3)の続き 15:00 クロージング 15:30 終了
新学術領域研究「法と人間科学」主催 2013年度 第2回実務家研修 「DVにさらされた子どもへの支援」 ●日時: 2013 年8 月6 日(火) 10:00~16:00(9:45 開場) ●場所: 立命館大学 朱雀キャンパス 1階多目的教室 ●対象: 児童相談所、児童養護施設、小学校などで、子どもの支援に関わる方 参考URL http://law-human.let.hokudai.ac.jp/group/summary/archive/117/375/ ●内容 暴力のある家庭で育った子どもは、たとえ直接暴力の被害に遭っていなくて も、母親が暴力を受けている場面などを日常的に見聞きすることで、心身 に悪 い影響を受けます。 たとえば、子どもの問題行動に向き合う時、背景にDVを捉える視点をもつこと で、その被害者性が捉えられ、適切な支援に結びつけることができま す。それ はまた、被害と加害の連続性を断ち切ることにもつながっていきます。 本研修では、子どもの直接支援に携わる援助者を対象に、複雑性トラウマとし てのDV被害への理解を深め、当事者支援について学びます。DV被害 母子への支 援やトラウマ治療に携わっている3名の先生にお越しいただき、「DV理解」「ト ラウマの影響と支援」「支援者のセルフケア」について講 習を行います。 ・企画者: 安田裕子(立命館大学衣笠総合研究機構 専門研究員) ・講師: 林久美子(DV被害者一時保護施設 臨床心理士) 西 順子(女性ライフサイクル研究所 臨床心理士) 小田 裕子(女性ライフサイクル研究所 臨床心理士) ●お申し込み方法(定員30名) 当領域のHPをご覧下さい。 http://law-human.let.hokudai.ac.jp/group/summary/archive/117/375/
日本認知心理学会会員の皆様 お世話になります.筑波大学人間系(心理学域)では 下記の公募を行うこととなりました.ぜひご応募,また周囲の方への ご案内いただきたく,よろしくお願いいたします。 JREC-in 現在掲載申請中です.近日中にオープンする予定です. 大学HP http://www.tsukuba.ac.jp/update/jobs/index.html
公募案内(PDF)
記 平成25年6月6日 1. 職名および人員 准教授 1名 2. 所 属 人間系 3. 専 門 分 野 心理統計学 4. 勤 務 場 所 筑波大学筑波キャンパス(茨城県つくば市天王台1-1-1) 5. 授業担当科目等 人間学群心理学類:心理統計,卒業研究 他 人間総合科学研究科心理専攻:心理データ解析特講 他 人間総合科学研究科心理学専攻:心理データ解析特別研究 他 6. 応 募 資 格 (1) 博士の学位を有すること (2) 心理統計学についての研究業績と教育歴を有すること (3) 高度な統計的方法論を用いた教育心理学あるいは認知心理学についての研究 業績と教育歴を有すること 7. 採 用 予 定 日 平成26年4月1日 8. 提 出 書 類 (様式任意。ただし下記(1)~(5)の事項を含むこと) (1)履歴書(写真貼付,大学卒業以上の学歴,取得学位と機関名,所属学会を 含む) (2)全研究業績一覧(著書,学術論文(査読の有無),総説その他,に分けて 記載,主な業績 5点に◎を付すこと。科研費等の外部資金獲得状況も記載のこと) (3)主要論文または著書5点(過去5年以内のもの,抜刷またはコピー可,ただ し1点について重要なものは5年以内でないものを含めても構わない) (4)教育・実技・実務等業績一覧(①著作(学術論文・著書以外),②教育実務業績 (担当授業,非常勤講師等),③社会的業績(委員会委員等)について記載) (5)教育・研究の計画及び抱負(A4判1枚程度) 9. 応 募 締 切 平成25年8月1日(木)(必着) 10. そ の 他 必要に応じて面接,模擬授業を行う場合があります。 (交通費自己負担) 11. 提出先:〒305-8572 茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学人間系心理学域 原田悦子 宛 (応募書類は,封筒の表に「心理統計学教員募集」と朱書きし, 必ず簡易書留で郵送して下さい。なお,応募書類は返却いたしません。) 照会先:メール etharada@human.tsukuba.ac.jp; 電話 029-853-4597; FAX 029-853-6713 以上
准教授公募(心理統計学・筑波大学)のお願いの続きを読む
日本認知心理学会第11回大会について 先週より、大会HPに大会プログラムを公開しています。 多くの皆様に演題登録をしていただき、充実したプログラムになりました。 登録された皆様で、まだご覧になっていらっしゃらない方は、 お手数ですが、ご自分の発表時間や登録内容等をお確かめください。 会員のみなさんの当日のご参加を心よりお待ち申し上げます。 第11回大会準備委員会
日本認知心理学会 会員のみなさま このたび、長崎大学(大学院医歯薬学総合研究科神経機能学分野、旧・医学部第 二生理学)では、助教(特任)ならびに研究員(臨床心理士等)を募集すること となりました。 当研究室では、ヒト(乳幼児~成人)を対象に、社会性を中心とした情動・認知 機能に関する研究を行っております。 五島市-長崎大学共同事業ならびに文部科学省「革新予防医学共同大学院」事業 の一環として、五島市等におけるコホート研究も進めています。 医学、生物学、心理学のいずれかのバックグラウンドを持ち、当研究室に参加し てくださる方をひろく募集したく、ご案内申し上げます。ぜひ周囲の方にもご紹 介いただけますと幸いです。 詳しくは下記のJREC-INをご覧ください。 募集人員: 助教(特任) 1名 (博士号取得以上): 研究室教員として、当教室におけ る研究・教育全般に参画していただきます。 詳しくはこちらをご覧ください。 http://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=0&id=D113050446&ln_jor=0 研究員 1名(修士号取得または同等以上):臨床心理士/臨床発達心理士の資 格を持ち、臨床経験がある方を歓迎します。 五島市等におけるコホート研究に携わっていただく人材を求めております。詳し くはこちらをご覧ください。 http://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?fn=0&id=D113051088&ln_jor=0 お問い合わせ先: 助教 西谷 正太 TEL (095)819-7035 E-mail : nshota@nagasaki-u.ac.jp
電子情報通信学会の幹事補佐の林勇吾(筑波大学)と申します. 8月23, 24日に開催いたしますHCS & VNV合同研究会「コミュニティとコミュニ ケーション」の発表申込期限まで2週間を切りました.再度ご案内させていただ きます.実世界および情報空間におけるコミュニティ研究の第一人者金子郁容 慶應義塾大学教授をお招きしてご講演いただくことになりました. 多くの方のご発表,ご参加をお待ちしております. よろしくお願いいたします. -------------------------------------------------------------------- 電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーション基礎(HCS&VNV)合同研究会 「コミュニティとコミュニケーションおよび一般」発表募集 http://www.ieice.org/~hcs/ [概要] テーマ:コミュニティとコミュニケーションおよび一般 開催日:2013年8月23日(金)~24日(土) 開催場所:立命館大学朱雀キャンパス [スケジュール] エントリー期限:2013年6月15日 研究会技報用原稿締切:7月下旬予定 [発表申込方法] http://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgid=IEICE-HCS [テーマ] HCS研究会(第1種)とVNV研究会(第3種)では,これまで合同研究会の開催を通 して,言語コミュニケーションや対話構造,ジェスチャー,パラ言語,メディア を利用した対話環境,コミュニケーション場面における社会心理学的な側面な ど,幅広い視野に立って人間の言語・非言語コミュニケーション活動に関する研 究を議論する機会を恒例化してきました. 昨年は立命館大学のびわこ・くさつキャンパスにおいて16件の一般発表と1件の 招待講演が行なわれ,どの発表に対しても深く踏み込んだ実のある議論が繰り広 げられました.このような熱い議論が行なわれる背景には,1件あたりの発表時 間を30-40分程度(質疑応答込み)と比較的長く確保している点が挙げられま す.今年もこの形式を踏襲し,残暑が厳しい中さらに熱の入った活発な議論が行 なわれることを期待しています. つきましては,今年度も下記の期日と場所で,HCS/VNVによる合同研究会を開催 いたします.今回は「コミュニティとコミュニケーション」というテーマで,特 定のコミュニティでのコミュニケーションの分析や支援を扱った研究発表を積極 的に募集します. 「コミュニケーション」は真空で起こるものではなく,リアル/ヴァーチャルな 「コミュニティ」を基盤として,そのメンバーが当該コミュニティでの役割や慣 習に基づいて行う社会的活動ですが,「どのような性質のコミュニティでのコ ミュニケーションなのか」といった特徴を具体的な分析につなげていくための方 法論については,個々の研究ごとに試行錯誤するしかないというのが現状なので はないかと思います.そこで,今回は例えば次のようなテーマに関係した研究を 募集することによって,「コミュニティ」と「コミュニケーション」の関係を多 角的に議論するきっかけになればと考えました. ・人間同士のコミュニケーションを実在する具体的なコミュニティとの関わりの 観点から分析したフィールド調査 ・ネットコミュニティでのユーザ間のコミュニケーションの支援を行うシステム の開発 ・実世界コミュニティとネットのような「ヴァーチャル」なコミュニティとの統 合や連動を模索する枠組みの提案 ・リアル/ヴァーチャルな世界でのコミュニケーションを通じて新たなコミュニ ティを創出する実践やシステム なお,ここでいう「コミュニティ」には,「伝統的地縁コミュニティ」のような 実地域社会におけるものだけでなく,「ネットコミュニティ」なども広く含みま すが,当該の対象がどのような意味で「コミュニティ」と呼べるのかという点を なるべく意識した研究発表になることを期待しております.もちろん,上記の テーマに限らず,広くさまざまな観点からのご発表が集まり,共に有意義な議論 ができればと考えています. また,このテーマに関連する発表でセッションを構成させていただく予定です が,このテーマに関わらないヒューマンコミュニケーションやヴァーバル・ノン ヴァーバル・コミュニケーションに関連する一般の発表のご応募もお待ちしてお ります. 日頃の研究成果や研究の取り組み状況の報告をこの機会に是非ご発表ください. 皆様からの積極的な発表申し込みをお待ちしております. [問い合わせ先] 問合せ先(HCS):林 勇吾(筑波大学) E-mail:hayashi.yugo.gp[at]u.tsukuba.ac.jp 問合せ先(VNV):平山 高嗣(名古屋大学) E-mail:hirayama[at]is.nagoya-u.ac.jp