平成28年度生理研研究会・第6回社会神経科学研究会『社会のなりたちを支える内分泌学』開催のお知らせ

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平成28年度生理研研究会・第6回社会神経科学研究会
『社会のなりたちを支える内分泌学』開催のお知らせ
http://www.nips.ac.jp/fmritms/2016/09/h28kenkyukai.html

開催日時:
平成28年11月24日(木)13:30~19:00(終了後に懇親会)
平成28年11月25日(金) 9:30~12:00

会場:
自然科学研究機構 生理学研究所(明大寺地区) 1F・大会議室
http://www.nips.ac.jp/profile/access.html ― 東岡崎駅南口から徒歩7分 ―

概要:
ヒトを含めた動物は、群れを形成し、お互いに影響を与えつつ、調和のとれた集団となる。群れ全体の適応性を上げることはすなわち、個体の適応度の上昇にも資するため、群集を1つの機能的な有機体と捉えることが可能である。このような群れの中では、個々の社会的な役割分担が集団の機能性を向上させる。これまでこのような研究は社会性昆虫が主体となり、モデルが提唱されてきたが、多様な動物種で同じような至近要因が機能する可能性も示唆されてきた。その1つがホルモンによる社会行動の制御である。
ホルモンは産生臓器から分泌され、抹消のみならず中枢にも作用し、その効果が非常に永続的であることが特徴である。よく知られた例として、周産期のステロイドホルモンがオスとメスの機能を決定づけ、生涯にわたる脳機能、行動を変容させる。このオスとメス、も群れの中のオスとしての役割、メスとしての役割を担うと考えると、ホルモンによる社会的役割の特徴付け、とも言えるだろう。雌雄のみならず、親としての役割、仔の役割、社会的階級の役割、など群れの機能性の向上に内分泌学が重要な役割を担っていると言える。そこで、今回は、中枢機能や行動における内分泌学を見直し、それらの行動が社会(群れ)の中でどのように機能性の向上に貢献するか、を基礎神経科学、神経内分泌学、社会心理学、精神医学の各領域からリーダー的に活躍する先生方をお呼びし、討議する。

重要なお願い:
本研究会は、参加者を全員把握したうえでのクローズドの研究会として、未発表データについて深く議論するために、参加者の皆様には以下のようにご協力をお願いしたいと思います。
1)参加登録フォームより事前参加登録をお願いします。
2)参加者全員に守秘義務を負っていただくこととし、当日は書面にご署名頂きます。
3)研究会での撮影、録音などはすべて禁止させていただきます。
活発な議論を呼び起こすために必要な措置として、皆さまのご理解とご協力いただければ幸いです。

提案代表者:
菊水健史(麻布大学獣医学部・教授)

所内対応者:
定藤規弘(生理学研究所心理生理学研究部門・教授)

講演者・指定討論者(敬称略・50音順):
<講演者>
櫻井 武(筑波大学医学医療系・教授 / 国際統合睡眠医科学研究機構・副機構長)
高岸治人(玉川大学脳科学研究所・助教)
竹内秀明(岡山大学大学院自然科学研究科・准教授)
茂木一孝(麻布大学獣医学部動物応用科学科・准教授)
山末英典(浜松医科大学精神医学講座・教授)
山中章弘(名古屋大学環境医学研究所・教授)

<指定討論者>
尾仲達史(自治医科大学医学部生理学講座・教授)
亀田達也(東京大学大学院人文社会系研究科・教授)
春野雅彦(情報通信研究機構(NICT)脳情報通信融合研究センター・主任研究員)
明和政子(京都大学大学院教育学研究科・教授)
高橋英彦(京都大学大学院医学研究科・准教授)
松田哲也(玉川大学脳科学研究所・教授)

プログラム:
URL: http://www.nips.ac.jp/fmritms/2016/09/h28program.html

定員:
50名(先着順)

懇親会:
日時:2016年11月24日(木)
時間:19:00-21:00
会費:3,000円~5,000円(参加者の人数により後日決定します)

参加申し込み:
締切:平成28年11月15日(火) 事前登録制
URL: http://www.nips.ac.jp/fmritms/conference/2016/h28form.html

宿泊:宿泊施設の斡旋はございませんので、各自で手配をお願いします。
◆ 生理研周辺宿泊案内 URL: http://www.nips.ac.jp/profile/access_stay.html

お問い合わせ:
生理研事務局 pps-kenkyukai[@]nips.ac.jp ※ [@]を@にして送信してください

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このブログ記事について

このページは、officeが2016年11月 8日 11:33に書いたブログ記事です。

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