ディスコース心理学研究部会 第16回研究会のお知らせ
ディスコース心理学研究部会 第16回研究会のお知らせ
4月25日(土)の13:30より第16回研究会を開催致します。
今回は,イタリア、トリノ大学のAldo Nemesio先生にご講演頂けることになり
ました。Nemesio先生は物語理解についての実証研究を始めとして,文学理論・
textual semiotics・科学コミュニケーションなど,幅広い領域についてご研究
をなされています。また,昨年行われましたIGEL 2014(International Society
for the Empirical Study of Literature and Media) のvice-presidentとし
て,会議をオーガナイズされました。
今回は「Empirical research, literature and film」というタイトルで,物
語理解における登場人物の特性の推論,および動画(film) の視聴形態について
のご研究についてご講演頂ける予定です。
下記プログラムにアブストラクトを掲載しましたので,ご覧ください。
同時に,『研究発表をして頂ける方を数名募集』いたします。
1人当たり,20分程度の発表時間(+質疑応答)になる予定です。
発表は英語でお願いいたします。特に,「物語」「動画」をキーワードに研究さ
れている方は,ぜひ発表をご検討頂けないでしょうか(それ以外のテーマでもも
ちろんOKです)。
発表をご希望の方は,下記までご連絡ください。
問い合わせ,申込み先:
電気通信大学 猪原敬介
E-mail: kei.inohara[at]gmail.com
([at]を@に変えて送信してください。)
第16回定例研究会
・ 日時:2015年4月25日(土)13:30~17:00
・ 場所:法政大学 ボアソナードタワー11階 BT1100番教室(下記会場
案内をご参照下さい。)
・ 事前登録:人数把握のため事前に下記問い合わせ先までご連絡をお願い致し
ます。
・ プログラム
1)研究発表(数名を予定。1人当たり20分程度の発表+質疑)
2)特別講演(講演1時間,その後質疑応答)
Aldo Nemesio先生(トリノ大学)
<タイトル>
Empirical research, literature and film
<アブストラクト>
Two research works will be presented.
The first one concerns the perception of characters in narrative texts.
When we read the description of a character, we receive explicit
information and construct a semantic representation of his/her aspect
and personality. This constructive process also involves inferential
processes based on the elaboration of explicit information. In this
project, the first introduction of characters in four novels was
examined. Readers tended to concretize traits that were not explicitly
stated in the text, but were based on their inferences and world
knowledge. This tendency was quite pervasive among readers, regardless
of gender, academic education and interest in the text read: such
constructive process seems to be intrinsic to the act of reading itself.
The second research work concerns film viewing. Book reading has shifted
from a form of socialization, when books were commonly read aloud, to
forms of solitary reading. It is possible that at the beginning of the
third millennium we are witnessing a similar evolution in the use of
films, related to the availability of technologies that make
personalized film watching possible, in a way that is similar to reading
a book. Empirical data were collected, concerning possible changes in
contemporary film watching practices.
3)懇親会(自由参加)
・ 参加費:無料(研究会終了後,親睦会を計画しています。こちらは実費ある
いは会費制とします。)
会場案内:
法政大学市ヶ谷キャンパス
ボアソナードタワーは,市ヶ谷キャンパス内の26階建てのビルです。
エレベーターはオレンジ(低層階用)と青(高層階用)の2種類あります。
どちらもご利用できますが,青いエレベータの方が便利です。
そのまま直接,11階のBT1100教室までお越しください。
守衛所等で受け付けなどは必要ありません。
なお,緊急の連絡先は,03-3264-9382(福田由紀研究室直通),
03-3264-5024(実験室付属の準備室)です。