『認知科学』特集論文募集のお知らせ

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『認知科学』特集論文募集のお知らせ

特集タイトル:「知覚研究の発展と展望」
掲載予定巻号:第21巻第3号(2014年9月発行)
担当編集者:永井聖剛(産業技術総合研究所),柴田寛(東北文化学園大学),
喜多伸一(神戸大学)

● 企画趣旨
 伝統的な知覚研究では統制された実験刺激・環境のもと,精神物理学測定法に
代表される精緻な実験手法を用いて,パタン知覚,運動知覚,色知覚など限定さ
れた処理モジュールを対象とし低次の人間情報処理システムを詳細にかつ断片的
に理解してきたといえる.しかしながら近年,知覚研究の方法論の整備が急速に
進み,単純な幾何学的な図形ではなく顔や絵画のような複雑な刺激を扱い,魅
力,美感あるいは質感知覚の研究が行われている.この十数年の知覚研究の方法
論の進化により従来よりも高次の情報処理を扱うことを可能にし,以前にも増し
て社会科学,脳科学,人間工学,ロボット工学等の様々な研究分野との融合的な
研究が着実に増えている.このような知覚研究の現状については,2012年大会
シンポジウム「知覚アプローチの現実場面への適用」にて紹介され,学会員の多
くが持っていたであろう「古典的な」知覚研究のイメージを崩し,認知科学に関
連する様々な領域における今後の知覚研究のあり方を問い直す契機となった.
 本特集号ではこのような背景を受けて,認知科学における知覚研究のいまをみ
つめ,認知科学に関連した様々な研究領域との連携,融合の可能性を探り,今後
の認知科学における知覚研究の発展と展望について考える機会とする.

● 特集号で扱う論文
 日本語または英語で書かれた研究論文,展望論文,ショートノートを募集す
る.純粋な知覚研究に限らず,芸術,教育,発達・進化,推論・思考,言語,記
憶,感情,感性,運動,社会・文化,コミュニケーション,ロボティクス,脳科
学など,様々な領域・分野と知覚との連携や融合を試みた研究を幅広く対象とす
る.また実験的な研究以外にも,知覚の研究パラダイム・アプローチを利用,応
用した研究や,知覚理論・モデルに立脚した研究などを対象とする.

● 応募方法
 本特集では事前エントリー方式で原稿を募集する執筆を希望する場合は,事前
エントリーをすませた上,期日までに論文原稿を送付する必要がある.

事前エントリー:2013年11月1日までに,論文タイトル,論文種別(研究論
文,展望論文,ショートノート),著者氏名・所属・連絡先(住所,電話番号,
e-mailアドレス),1000字程度のアブストラクト,キーワード(5個程度)を
電子メイルにて提出する.件名は「認知科学21-3事前エントリー」とするこ
と.

論文提出:事前エントリーを済ませた著者は2013年12月20日までに本論文を電
子メールにて提出する.件名は「認知科学21-3投稿」とする.投稿する論文
は,『認知科学』の投稿規程,執筆規程にしたがうものとする.

● 提出先
 事前エントリー,論文提出ともに以下のアドレスに提出するものとする.
jcss.perception@gmail.com
なお,提出後数日以内に受領確認のメールを著者に送付する.

2013/11/01: 事前エントリー締切
2013/12/20: 論文投稿
2014/02/10: 査読結果返送
2014/03/10: 修正論文提出
2014/04/21: 再査読結果返送(採否決定を予定)
2014/05/20: 最終稿提出
2014/09/01: 認知科学21巻3号掲載

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このブログ記事について

このページは、officeが2013年9月18日 17:08に書いたブログ記事です。

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