第17回(2017年)国際理論心理学会(International Society for Theoretical Psychology)カンファレンス
発表募集
国際理論心理学会
ISTP 2017 The Ethos of Theorizing
2017年8月21-25日
2017年に国際理論心理学会が東京(立教大学池袋キャンパス)で開催されます。
日本で初めて開催される本大会のテーマは、「理論化のエートス」(The Ethos of Theorizing)に決定しました。そのねらいは、心理学という学問(およびそのメタ的な探求)がもつ倫理的な側面を検討することにあります。理論化をすることは、倫理的・規範的な考え方から切り離せません。たとえば、客観性とは何よりもまず公平であるという美徳です。また、真理は明らかに、誠実であることと結びついています。
それゆえ、心理学における理論化は単なる活動ではなく、理論心理学者が深くコミットし、「よい」理論を発展させる責任が求められる実践なのです。心理学の現状の脱構築と批判を通じて、わたしたち理論心理学者もまた理論を構築し、さまざまな地理上の隔たり、過去と現在、そして多様な理論的コミットメントを架橋することを試みます。「理論化のエートス」というテーマは、わたしたちの文化へ理論が入り込んでくること、そして、わたしたちの理論的実践への反省を促しているのです。
早期応募:2016年10月31日締切(結果通知:2016年12月15日まで)
最終応募:2017年1月31日締切(結果通知:2017年3月1日まで)
ISTP2017運営委員会では、大会テーマ「理論化のエートス」、または、理論心理学を主題とするその他のテーマに関する発表を募集しています。シンポジウムの申し込みも歓迎します。提出内容はブラインドレビュー制で審査します。
【国際理論心理学会とは】
国際理論心理学会(International Society for Theoretical Psychology; ISTP)は、心理学に関する理論的・メタ理論的・哲学的な議論を行うための国際的なフォーラムです。
本学会は1980年代に発足し、心理学にかかわる問題への学際的および超域的な取り組みを促進することを目的としています。新たな理論的発想や概念枠組を議論する場、さまざまな理論的取り組みが批判的に関わり合う場、理論心理学とその他の分野・心理学の歴史・知識の哲学の関係を議論する場となることを目指しています。
二年に一度のペースで大会を開催しており、プリマス(英国)で第一回の創設大会を開いて以来、ISTPの大会は東西南北の各地(たとえば、東は南京(中国)、西はウースター(米国)やヴィエルヴィル(フランス)、南はケープタウン(南アフリカ)やサンティアゴ(チリ)、北はバンフ(カナダ)やベルリン(ドイツ))で開催されており、次回大会は2017年に東京開催となります。ISTPの関心領域は、心理学のさまざまな下位領域に及んでいます。
本学会は、認知心理学、社会心理学、フェミニズム心理学、ポストコロニアル心 理学、発達心理学、臨床心理学、知覚心理学、生物学的心理学、進化心理学、科 学哲学に関わるテーマを主要な研究課題とする会員によって構成されています。
ISTPには、六大陸にわたって、約200人の正規の会員がいます。現在のところ、 ヨーロッパと北米の会員が多数ですが、本学会はより広く世界中から会員を迎え、世界中の会員を代表するようになることを目標の一つに掲げています。
【発表形式】
① シンポジウム
シンポジウムでは、特定のテーマ、問題、論争に関して、複数の発表者が発表
を行います。本大会は、概念的問題や理論的問題について議論および討議するこ
とを目的とするため、以下の二つの形式でシンポジウムの申し込みを募集します
(1)論文発表3本立て形式:論文発表(各20分)、特定質問者によるコメント
(20分)、質疑応答(10分)。合計時間1時間30分。
(2)ラウンドテーブル形式:論文発表(各20分 × 3~4人)、パネルディスカッ
ション(20分)、質疑応答(10分)。合計時間1時間30分(論文発表者3人
の場合)、ないし2時間(4人の場合)。
② ワークショップ
ワークショップでは、哲学的心理学、理論心理学、批判心理学にとって重要な
問題(たとえば、ジャーナル編集者による特定のタイプの出版物の執筆ガイダン
ス、共同研究や出版企画書に関する議論など)を論じる機会を提供します。発表
者の役目は、参加者全員で論じる問いを準備することです。ワークショップの企
画者には、ディスカッションをリードし、討論を促し、十分に考え抜かれたコメ
ントや懸念を提出することが期待されます。各ワークショップには、合計で
1時間30分が割り当てられますが、そのうち1時間はオープンディスカッションに当ててください。
③ 個人発表
個人発表には、発表時間20分と質疑応答の時間が割り当てられます。
④ ポスター発表
ポスター発表では、A0サイズ(高さ120cm・幅90cm以内)のポスターで発表を
行います。
* 大会発表の使用言語:英語
【応募要領】
① シンポジウム
どちらの形式で申し込むにしても、以下のものを英語で提出してください。
・シンポジウム全体の要旨(250words以内、.doc/.docx/.pdf/.rtfのいずれかの形式))
・シンポジウム全体のタイトル
・各発表のタイトル(特定質問者のコメントは除く)
・カバーレター(企画者の名前・所属機関・メールアドレス、シンポジウムの
タイトル、各発表者の名前・所属機関・メールアドレス・発表題目、特定質
問者の名前・所属機関・メールアドレスを明記)
② ワークショップ・個人発表・ポスター発表
以下のものを英語で提出してください。
・要旨(250words以内、.doc/.docx/.pdf/.rtfのいずれかの形式)
・タイトル
・カバーレター(名前・所属機関・メールアドレス・発表形式の希望・発表タ
イトルを明記)
* 現地実行委員:河野哲也, 高木光太郎, 高砂美樹, 田中彰吾, 村上享子, 森直久
* プログラム委員:Tetsuya Kono, Jim Cresswell, Maria Gurevich,
Antonia Larrain, Thomas Teo
提出先および問い合わせ先: istp2017@rikkyo.ac.jp(@を@に変えて下さい) (問い合わせのみ日本語可)
大会ウェブサイト:http://www2.rikkyo.ac.jp/web/istp2017/
学会ウェブサイト:http://psychology.ucalgary.ca/istp/
国際理論心理学会
ISTP 2017 The Ethos of Theorizing
2017年8月21-25日
2017年に国際理論心理学会が東京(立教大学池袋キャンパス)で開催されます。
日本で初めて開催される本大会のテーマは、「理論化のエートス」(The Ethos of Theorizing)に決定しました。そのねらいは、心理学という学問(およびそのメタ的な探求)がもつ倫理的な側面を検討することにあります。理論化をすることは、倫理的・規範的な考え方から切り離せません。たとえば、客観性とは何よりもまず公平であるという美徳です。また、真理は明らかに、誠実であることと結びついています。
それゆえ、心理学における理論化は単なる活動ではなく、理論心理学者が深くコミットし、「よい」理論を発展させる責任が求められる実践なのです。心理学の現状の脱構築と批判を通じて、わたしたち理論心理学者もまた理論を構築し、さまざまな地理上の隔たり、過去と現在、そして多様な理論的コミットメントを架橋することを試みます。「理論化のエートス」というテーマは、わたしたちの文化へ理論が入り込んでくること、そして、わたしたちの理論的実践への反省を促しているのです。
早期応募:2016年10月31日締切(結果通知:2016年12月15日まで)
最終応募:2017年1月31日締切(結果通知:2017年3月1日まで)
ISTP2017運営委員会では、大会テーマ「理論化のエートス」、または、理論心理学を主題とするその他のテーマに関する発表を募集しています。シンポジウムの申し込みも歓迎します。提出内容はブラインドレビュー制で審査します。
【国際理論心理学会とは】
国際理論心理学会(International Society for Theoretical Psychology; ISTP)は、心理学に関する理論的・メタ理論的・哲学的な議論を行うための国際的なフォーラムです。
本学会は1980年代に発足し、心理学にかかわる問題への学際的および超域的な取り組みを促進することを目的としています。新たな理論的発想や概念枠組を議論する場、さまざまな理論的取り組みが批判的に関わり合う場、理論心理学とその他の分野・心理学の歴史・知識の哲学の関係を議論する場となることを目指しています。
二年に一度のペースで大会を開催しており、プリマス(英国)で第一回の創設大会を開いて以来、ISTPの大会は東西南北の各地(たとえば、東は南京(中国)、西はウースター(米国)やヴィエルヴィル(フランス)、南はケープタウン(南アフリカ)やサンティアゴ(チリ)、北はバンフ(カナダ)やベルリン(ドイツ))で開催されており、次回大会は2017年に東京開催となります。ISTPの関心領域は、心理学のさまざまな下位領域に及んでいます。
本学会は、認知心理学、社会心理学、フェミニズム心理学、ポストコロニアル心 理学、発達心理学、臨床心理学、知覚心理学、生物学的心理学、進化心理学、科 学哲学に関わるテーマを主要な研究課題とする会員によって構成されています。
ISTPには、六大陸にわたって、約200人の正規の会員がいます。現在のところ、 ヨーロッパと北米の会員が多数ですが、本学会はより広く世界中から会員を迎え、世界中の会員を代表するようになることを目標の一つに掲げています。
【発表形式】
① シンポジウム
シンポジウムでは、特定のテーマ、問題、論争に関して、複数の発表者が発表
を行います。本大会は、概念的問題や理論的問題について議論および討議するこ
とを目的とするため、以下の二つの形式でシンポジウムの申し込みを募集します
(1)論文発表3本立て形式:論文発表(各20分)、特定質問者によるコメント
(20分)、質疑応答(10分)。合計時間1時間30分。
(2)ラウンドテーブル形式:論文発表(各20分 × 3~4人)、パネルディスカッ
ション(20分)、質疑応答(10分)。合計時間1時間30分(論文発表者3人
の場合)、ないし2時間(4人の場合)。
② ワークショップ
ワークショップでは、哲学的心理学、理論心理学、批判心理学にとって重要な
問題(たとえば、ジャーナル編集者による特定のタイプの出版物の執筆ガイダン
ス、共同研究や出版企画書に関する議論など)を論じる機会を提供します。発表
者の役目は、参加者全員で論じる問いを準備することです。ワークショップの企
画者には、ディスカッションをリードし、討論を促し、十分に考え抜かれたコメ
ントや懸念を提出することが期待されます。各ワークショップには、合計で
1時間30分が割り当てられますが、そのうち1時間はオープンディスカッションに当ててください。
③ 個人発表
個人発表には、発表時間20分と質疑応答の時間が割り当てられます。
④ ポスター発表
ポスター発表では、A0サイズ(高さ120cm・幅90cm以内)のポスターで発表を
行います。
* 大会発表の使用言語:英語
【応募要領】
① シンポジウム
どちらの形式で申し込むにしても、以下のものを英語で提出してください。
・シンポジウム全体の要旨(250words以内、.doc/.docx/.pdf/.rtfのいずれかの形式))
・シンポジウム全体のタイトル
・各発表のタイトル(特定質問者のコメントは除く)
・カバーレター(企画者の名前・所属機関・メールアドレス、シンポジウムの
タイトル、各発表者の名前・所属機関・メールアドレス・発表題目、特定質
問者の名前・所属機関・メールアドレスを明記)
② ワークショップ・個人発表・ポスター発表
以下のものを英語で提出してください。
・要旨(250words以内、.doc/.docx/.pdf/.rtfのいずれかの形式)
・タイトル
・カバーレター(名前・所属機関・メールアドレス・発表形式の希望・発表タ
イトルを明記)
* 現地実行委員:河野哲也, 高木光太郎, 高砂美樹, 田中彰吾, 村上享子, 森直久
* プログラム委員:Tetsuya Kono, Jim Cresswell, Maria Gurevich,
Antonia Larrain, Thomas Teo
提出先および問い合わせ先: istp2017@rikkyo.ac.jp(@を@に変えて下さい) (問い合わせのみ日本語可)
大会ウェブサイト:http://www2.rikkyo.ac.jp/web/istp2017/
学会ウェブサイト:http://psychology.ucalgary.ca/istp/
第17回(2017年)国際理論心理学会 (International Society for Theoretical Psychology)チラシ
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