締切延長:印東太郎賞推薦のお願い

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 6月19日に行われました、日本認知心理学会第14回総会でもお知らせいたしましたが、すでにお願いをしておりました印東太郎賞の候補者の推薦の締切延長をしたく思いますので、メールにてお知らせいたします。
 特に、印東太郎賞規約の細則1にご注目頂きたく思いますが、本年度の推薦依頼は、日本認知心理学会のみで、他の学会には依頼はありません。すなわち、日本認知心理学会による推薦で、受賞者がほぼ決定されるようです。その点を踏まえて、秀でた若手研究者のご推薦を多数お願いしたく、締め切りを延長いたしました。また、日本認知心理学会の会員資格は問いませんが、考慮はしたいということが理事会で意見としてあげられた点もお伝えしておきます。
 候補者と推薦理由、履歴書、業績リストを、7月10日(日)までにg-office[a]cogpsy.jp([a]を@に変えてください。) までお送りください。件名は「印東太郎賞推薦」としてください。


           日本認知心理学会事務局

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日本認知心理学会会員の皆様

 慶應義塾大学心理学研究室では故印東太郎名誉教授の業績を顕彰し、心理学および関連分野の研究者育成のために印東太郎賞を設置しております。隔年で関連学 会から候補者の推薦を募るものとのことです。
 つきましては当学会会員の皆様に候補者の推薦をお願いいたします。推薦いただいた中から、常務理事会、理事会を経て当学会からの推薦者を決定いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

                   日本認知心理学会理事長
                       箱田裕司


 候補者と推薦理由、履歴書、業績リストを、6月13日(月)(※ここが今回7月10日に変更となりました)までにg-office@cogpsy.jpまでお送りください。件名は「印東太郎賞推薦」としてください。
 印東太郎賞規約と過去の受賞者を以下に記載いたします。

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印東太郎賞規約

 第1条     目的と名称
 本賞は故印東太郎慶應義塾大学名誉教授の慶應義塾大学心理学研究室への寄付金を資金とし(以下資金とよぶ)、同君の心理学への功績を顕彰するとともに、我が国の心理学および関連分野の若手研究者を育成することを目的とする。本賞の名称は「印東太郎賞」とする。
 第2条     授賞対象
 授賞候補者は年齢が当該年4月1日で46才未満である心理学および関連分野の研究者とする。
 第3条     選考委員会
 選考委員会は、慶應義塾大学心理学研究室およびその関係者若干名をもって組織するが、必要に応じて学外から委員を招聘することができる。選考委員長の選出、選考委員の交替などは選考委員会の合議によって、これを決する。
 第4条     選考方法
 授賞は当面隔年とする。
 1)      選考委員会は、心理学の基礎研究に関連する学会等に対象者1名の推薦を依頼する。対象学会等は細則に定める。
 2)選考委員会は推薦を受けて委員会を開催し、合議により受賞者1名を決定する。
 第5条     受賞者の発表と表彰
 選考委員会は受賞者名を発表するとともに、受賞講演会を開催する。受賞者は受 賞講演をしなくてはならない。選考委員長は受賞講演会において賞状と副賞を授 与し、表彰する。
 第6条     所在地
 選考委員会は当面慶應義塾大学文学部心理学研究室に設置する。
 第7条     事業の終了
 本事業は事業資金のつきた時をもって終了する。
 第8条     規約の改廃
 本規程の改廃は、選考委員会の議を経て行われる。

 付則      本規程は、平成21年10月2日から施行する


細則
 1       推薦を依頼する学会等は当面、日本基礎心理学会、日本認知心理学会、日本 色彩学会、日本行動計量学会、および慶應義塾大学文学部心理学研究室とし、隔 年に1団体を選出し、推薦を依頼する。
 2       副賞は当面10万円とする。
 3       受賞講演会の開催などの費用は資金によってまかなう。

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印東太郎賞受賞者一覧
※所属は受賞当時のものです。

 第1回(2010年)
 受賞者:溝上陽子 氏(千葉大学大学院融合科学研究科助教)
 推薦者:日本色彩学会
 主な受賞理由:様々な環境における視覚と視環境の相互関係が研究テーマで、特に環境における色分布の測定と心理実験による視覚特性評価を結びつける研究を行っておられ、日本光学会奨励賞(1999年)、照明学会奨励賞(2000年)も受賞されるなど活躍されているため。

 第2回(2012年)
 受賞者:星野隆宏 氏(名古屋大学経済学研究科准教授)
 推薦者:日本行動計量学会
 主な受賞理由:計量心理学、統計科学とそのマーケティングサイエンス、行動経 済学への応用を行っている気鋭の研究者であり、方法論の研究としては因子分析モデルや項目反応理論、選択バイアス、離散選択モデルの研究を中心に活躍され ているため。

 第3回(2014年)
 受賞者:河原純一郎 氏(中京大学大学院心理学研究科教授)
 推薦者:日本基礎心理学会
 主な受賞理由:基礎心理学,認知行動科学を専門とし,得られた知見の産業場面への展開を行っておられる気鋭の研究者であり、行動や生化学指標にもとづく実 験法を用いて,注意,記憶,顔認知,魅力評価,ストレスの研究を中心に活躍しておられるため。 

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このページは、officeが2016年6月21日 15:08に書いたブログ記事です。

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