学際シンポジウム2016「こころを掘り起こす」のご案内(九州大学大学院人間環境学府)

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■学際シンポジウム2016「こころを掘り起こす」のご案内
九州大学大学院人間環境学府では毎年「学際シンポジウム」を企画開催して
おります。本年度は、新学術領域研究「共感性の進化・神経基盤」との共催
で下記のシンポジウムを企画いたしました。
●学際シンポジウム2016「こころを掘り起こす」
●日時:2016年2月14日(日)13:00-17:30
●会場:九州大学貝塚文系地区大講義室(下記リンク、文系地区11番)
http://www.kyushu-u.ac.jp/access/map/hakozaki/hakozaki.html
●プログラム
司会 藤田雄飛(九州大学・教育哲学)
13:00-13:10 趣旨説明
13:10-13:50 橋彌和秀(九州大学・比較発達心理学)
13:50-14:30 松本直子(岡山大学・認知考古学)
14:50-15:30 堀 賀貴(九州大学・古代ローマ建築・都市史学)
15:30-16:20 ヤマザキマリ & とり・みき
16:40-17:30 総合討論 藤田、橋彌、堀、とり、ヤマザキ、濱本 満(九州
      大学・文化人類学)
●参加無料 事前申込不要
●概要
 このシンポジウムでは,「ヒトのこころの歴史」への多様なアプローチにつ
いて議論したいと思います。こころを巡る様々な研究からは,文化や時代によ
って柔軟に変化する規範や価値観といった側面と,そう簡単には変化せず一貫
した「ヒト特有の」側面との両面があきらかになってきました。こころは化石
に残らない。遺跡に埋まっているわけでもありません。では,考古学や古人類
学が描き出す街並みやヒトの営為の痕跡から,こころやコミュニケーションつ
いて,どんなことを知り,考えることができるでしょう。一方で,こころの起
源に関するヒトに関する自然科学分野の研究からは,どんなことが分かってき
ているでしょう。都市史学・認知考古学・比較心理学と,研究を推進している
研究者に話題提供をいただきます。さらに,こうした研究から得られたものを
含めた多様な情報群を統合し,当時の人々の思考やそこでのドラマを編み上げ
る作業と研究との接続についても考えます。古代ローマの大博物学者プリニウ
スを主人公にした作品「プリニウス」(新潮45に連載中)を合作されているヤ
マザキマリ氏ととり・みき氏(漫画家)をお招きし,文献や資料,現地取材等
々を縦横に駆使しつつ統合して,活き活きとしたひとつの世界をつくり出す創
作の過程や,そこで必要な資料と想像力とのバランス,あるいはそれらを超え
て必要な要素についてお話しいただきます。その上で,哲学,文化人類学の研
究者にも加わっていただき,現代へと連なる視座について,全体で議論します。
事前申し込みは不要です。詳細、お問い合わせにつきましては、下記シンポジ
ウムホームページをご参照ください。時間や空間を超えて他者のこころを紡ぎ
出し共感するとはどういうことか、いかにしてそれが可能になるのか、興味を
お持ちの多くの方のご参加をお待ちしております。
●シンポジウムHP
 http://www.hes.kyushu-u.ac.jp/~coordinator/sympo.html

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このブログ記事について

このページは、officeが2016年1月15日 11:40に書いたブログ記事です。

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