日本感情心理学会では,このたび,感情研究の広さ・深さ・面白さをより広く社
会に発信していくための第二の機関誌として,『エモーション・スタディーズ
(Emotion Studies,愛称ES)』を創刊いたしました。
創立時より発行してきました『感情心理学研究』はすでにJ-Stageにて公開して
おりますが,ESもJ-Stageで公開し てゆく計画です。現在,暫定的に,以下の学
会HPで早期公開しておりますので,ご高覧いただければ幸いです。
また,印刷版を必要とされる場合は,オンデマンドで対応いたしますので,学会
事務局にご依頼ください。校費購入,定期購入などにつきましても,ぜひご検討
ください。
ES公開サイト:http://jsre.wdc-jp.com/index.html
学会事務局:http://jsre.wdc-jp.com/inquiry.htm
ES創刊号目次:
中村 真 エモーション・スタディーズ(Emotion Studies)創刊に寄せて
【特集:社会的共生と感情】
澤田匡人・石川隆行 巻頭言
遠藤寛子 怒りの維持と他者への共感─言語化による新たな視点の獲得─
縄田健悟 "我々"としての感情とは何か? ─集団間紛争における感情 の役割を中
心に─
金綱知征 日英比較研究からみた日本のいじめの諸特徴─被害者への否定的感情
と友人集団の構造に注目して─
一言英文 いじめと文化的心性との交点
池上知子 何が社会的共生を妨げるのか─平等主義文化における蔑みと排斥─
米山正文 文学に見る人種偏見─ 19 世 紀アメリカを例に─
遠藤由美 グローバル化社会における共生と共感
清水奈名子 武力紛争研究における感情の位置づけ─学際的研究のための試論─
大平英樹 共感を創発する原理
中村 真 学際的,異分野融合的感情研究の可能性と意義─「社会的共生と感
情」を手がかりに─
【セミナー論文:感情と無意識】
北村英哉 巻頭言
下田俊介 Implicit Positive and Negative Affect Test(IPANAT)を用いた感
情測定
川上直秋 単純接触効果と無意識─われわれの好意はどこから来るのか─
渡邊言也 情動反応と学習過程の相互作用
【会報】
Boston Emotion Diary: The Final(有光興記)
2014 年度若手支援企画の記録
なお,『感情心理学研究』のサイトは以下の通りです。引き続き,ご参照のほ
ど,よろしくお願いしま す。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsre/-char/ja/