「基礎心理学研究」 特集号原稿募集締め切り延長のお知らせ

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日本認知心理学会 会員の皆様:

日本基礎心理学会が発行をしております基礎心理学研究第34巻1号(2015年9月
発行予定)では,「時間認知の解明への学際的アプローチ」というテーマで特
集を企画しております。この度,多くの方に原稿をご投稿いただきたく,投稿
締め切りを「2015年1月末」まで延長することとしました。

概要は,以下の内容をご参照下さい。皆様のご投稿をお待ち申し上げております。

特集テーマ:「時間認知の解明への学際的アプローチ」
Interdisciplinary approach to mental time

企画:坂田省吾(広島大学)・友永雅己(京都大学)・村上郁也(東京大学)

1.企画趣旨
すべての生物において,時間は生きていく上で重要な要因です。あらゆる心理
現象が時間と関係しているといっても過言ではないでしょう。日常的に感じる
例としては,物理的に同じ経過時間でも,心理的には長く感じられるときも短
く感じられるときもあります。時間認知は心理学的に重要なテーマです。古く
から時間経過の長短の感覚は時間知覚として研究されてきました。時間知覚は
1秒未満の短い時間と1秒以上の比較的長い時間に分けて考えられることが多
く,狭義の意味で前者を時間知覚,後者を時間認知とよんでいます。最近の研
究ではそれらを一括りにして時間認知とよんでいます。主観的な時間の感覚で
ある時間認知はヒトに特有なものではなく,動物にも同様の感覚があることが
明らかにされてきています。最近では国際的にも時間認知と脳内機構との関連
の研究が増えてきています。
このような背景から,本特集企画では,時間認知に関する特集号を組むことに
なりました。広く原稿を募集します。投稿いただいた原稿は審査を経て2015年
4月末を目安に順次採否を決定いたします。

2.特集企画で扱う論文の範囲
この特集号では時間認知の解明に向けた学際的アプローチの論文を募集しま
す。企画趣旨としては時間認知の解明に向けて各方面からの視点が有機的につ
ながる構造を本特集号で具現化させたいと考えています。つきましては,学際
的アプローチを見据えた動物,行動,学習,発達,認知,知覚,生理などの各
分野あるいは分野横断の研究知見を募集することにいたします。日本の基礎心
理学を担っている「基礎心理学研究」であるからこそ,各分野の英知を結集す
ることが可能であり,今後の研究の発展に寄与できるものであると期待します。

3.募集要項
2015年1月末を締切りとします。基本的にはオリジナルな実験研究の原著論文
を募集しますが,理論やモデルに関する研究も含めます。英語論文,日本語論
文のどちらでも可です。執筆・投稿規定(
http://psychonomic.jp/journal/index.html )にしたがって原稿を作成して
下さい。原稿はウェブ投稿・審査システム(http://jjps.edmgr.com/)から投
稿して下さい。本特集号は2015年秋発行予定です。

4.スケジュール
投稿締切:2015年1月末
採否決定:2015年4月末を目安に順次決定

5.お問い合わせ先
事務局編集担当:kisoshin-edit[at]bunken.co.jp([at]を@に変えて送信してください。)

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このページは、officeが2014年12月 8日 11:11に書いたブログ記事です。

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