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2007年07月21日

 ■ 立教大学アミューズメント・リサーチセンター(RARC)心理プロジェクト第3回公開講演会

 心理学の基礎研究はほとんど一般の人が知るところとはなっていないばかりか、基礎領域以外の心理学専門家、特に応用、臨床に関わる人々にとっても親しみを持たれてはいないのではないでしょうか。
 RARC心理プロジェクトでは「アミューズメント」の基礎にある知覚、認知のメカニズムの解明に取り組むと共に、他の研究領域や産業、医療につながる研究に着手しております。基礎研究には応用や臨床領域に拡がりを持つ研究がいくつもあります。
 今回、ヒヨコ、サル幼児、ヒト赤ちゃん、幼児などの奥行き、空間知覚の発生的研究の最前線で活躍されてきた辻敬一郎氏に、知覚、認知がいかに深く感情、情緒と結びついているかについて、お話しいただきます。基礎研究の専門家の方はもちろん,広く応用や臨床の専門家にも、そうでない人にも興味を持っていただける話題です。
 どうぞお気軽にご参加下さい。

主催:
立教大学アミューズメント・リサーチセンター(RARC)「心理アミューズメントの技法とコンテンツに関する研究」

企画・司会:長田佳久(立教大学現代心理学部教授、RARC心理プロジェクト代表)
講演者 :辻敬一郎氏 (名古屋大学名誉教授、前日本心理学会理事長)
討論者 :臨床心理学者、精神分析医(未定)

講演タイトル :空間性感情をめぐって

要旨:空間性感情とは、落差・閉所・広場・暗闇・新奇などの空間が引き起こす負の感情である。それには、自身の感覚体験に由来する恐怖(一次性感情)と認知的処理の結果として生じる不安(二次性感情)があるが、それらの様態や発生の問題は「知覚-感情-行動」の三項関係を明らかにする上に重要であり、また心理学の基礎研究と臨床実践との接点としても有意義である。講演では、この問題をめぐって演者の見解と成果の一端を述べたい。

日時:7月21日(土)16:30-18:00
会場:立教大学新座キャンパス 7号館3階 アカデミックホール

連絡先:
新座市北野1-2-26
立教大学現代心理学部 長田研究室
RARC心理プロジェクト 048-471-6984(担当、増田、桐生)
メールアドレス:桐生真奈美: kiryu@tvs.rikkyo.ne.jp
増田知尋 : mastomo@tky3.3web.ne.jp
交通機関 :東武東上線志木駅下車 徒歩15分
       JR武蔵野線 新座駅徒歩25分
     ※それぞれの駅より,西武バスが出ています(所要時間5分)
       スクールバス(無料):志木駅発 15:10,15:40,16:10 
新座駅発 15:20,15:50,16:20
※講演会後、簡単な懇親会を行います。気軽にご参加下さい。

投稿者 office : 2007年07月21日 11:59