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2005年12月03日

 ■ 第6回「言語・脳・認知」国際学術フォーラム
「東アジア諸言語の認知心理学:認知研究とその第二言語習得への応用」

第6回「言語・脳・認知」国際学術フォーラム
「東アジア諸言語の認知心理学:認知研究とその第二言語習得への応用」

東アジア諸言語を中心とした言語の認知処理と第二言語の習得に関する国際学術フォーラムを開催いたします。東アジア諸語、特に中国語、韓国語、日本語は、文字・語彙体系に漢字の広範囲の影響があり、それが言語認知と習得にどのように影響しているかはきわめて興味深い問題です。これまで文字や音韻の習得と心的辞書構築の視点から認知心理学、認知言語学等で長く研究が行われて来ましたし、最近では、脳機能学的な観測技術の発達によって漢字処理や音韻処理とその神経的な基盤に関する研究が盛んに行われています。今回のフォーラムでは、日本国内、中国および韓国から第一線の研究者を招き、認知心理学、言語学と脳マッピング学の視点から言語表記を含めたアジア諸言語の脳内処理に関する講演および討論を行います。同時に、この分野で活躍してきた本COEの若手研究者の研究成果の発表を行います。

日時:2005年12月3日(土)-4日(日)

場所:斉藤報恩館(ホテル仙台プラザに隣接)(地図/アクセス)

プログラム:


1日目 12月3日(土)
 
研究発表1 9:30-9:55
大塚 結喜 (京都大学21世紀COEプログラム:心の働きの総合的研究教育拠点)
Aging effects on ACC in working memory
 
9:55-10:20
白 晨 (東北大学21世紀COEプログラム(人文科学) 認知心理学研究室)
Phonological codes are involved in Chinese character access to meaning: a study with Stroop paradigm
 
招待講演1 10:20-11:20
Terry Joyce (東京工業大学21世紀COEプログラム 大規模知識資源の体系化と活用基盤構築)
Two-kanji compound words in the Japanese mental lexicon
 
招待講演2 11:30-12:30
大北 葉子 (東京医科歯科大学 留学生センター)
Assessing processes of learning Japanese as a second language with near-infrared topography (NIRS) and magnetoencephalography (MEG)
 
基調講演1 13:50-15:20
舒 ? (北京師範大学)
Growth of orthography-phonology knowledge in Chinese writing system
 
基調講演2 15:30-17:00
斉藤 洋典 (名古屋大学)
Where do Cognition, Action, and the Brain meet in East Asian Languages?
 
2日目 12月4日(日)
 
研究発表2 9:30-9:55
Sungki Min (韓国嶺南大学)
Lexical Access in Processing Korean Noun Eojeols
 
9:55-10:20
宮沢 志保 (尚絅学院大学)
Attentional capture by emotional stimuli
 
招待講演3 10:20-11:20
増田 尚史 (広島修道大学人文学部人間関係学科心理学専攻)
Toward an understanding of the universal word recognition system based on insights from the unique characteristics of Japanese kanji and Kana
 
招待講演4 11:30-12:30
李 光五 (韓国嶺南大学)
The Orthographic and Phonological Syllable in Reading Hangul Words
 
研究発表3 13:50-14:15
馬 力飛 (中国科学院心理学研究所)
A preliminary study on reading disorders in native Chinese speakers
 
14:15-14:40
鄭 嫣婷 (東北大学COEプログラム 脳マッピング学研究室)
Do Type of Script and Type of Task Affect Cortical Representation? The case of Japanese Kanji and Kana
 
招待講演5 14:50-15:50
岩崎 祥一 (東北大学COEプログラム 認知心理学研究室)
Bottom-up and top-down influences on the processing of Kana and Kanji
 
基調講演3 16:00-17:30
翁 旭初 (中国科学院心理学研究所)
The neural network involving reading of Chinese words


主催: 東北大学21世紀COEプログラム 言語・認知総合科学戦略研究教育拠点

詳細: http://www.lbc21.jp/TEMP/forum6j.htmをご覧ください。


投稿者 office : 2005年12月03日 19:49